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ラハール「だが、俺様がこうして復活した以上、やつの天下は終わったも同然!」 ラハール「待っていろエトナ! 今度という今度はぎゃふんと言わせてやるからな!」 優樹「ちょっといいかな?」 ラハール「ん? 何だ」 優樹「三途の川がどこにあるか、知らない?」 ラハール「三途の川だと? 場所を聞いて、どうするつもりだ」 優樹「いや、あたし寿命で死んじゃったんだよね。だから渡るべきなのかなぁって思って」 ラハール「おまえ、死人だったのか!」 優樹「うん」 ラハール「…俺様は魔王、悪魔だぞ? 嘘を吐くと思わないのか?」 優樹「どこもかしこも悪魔だらけなんでしょ? だったら誰に聞いても同じ」 優樹「君はあたしが魔界で最初に会った人……いや、悪魔だから、聞いてみてもいいかなって」 ラハール「……」 ラハール「ふっふっふっ……ハーッハッハッハッ!」 優樹(気の抜ける高笑いだなぁ) ラハール「面白い死人だな、気に入った!」 ラハール「正直に言おう! 俺様は三途の川など知らん!」 ラハール「だが、さっきも言った通り、俺様は魔王。情報を集めることならできる」 ラハール「そのためには、俺様が玉座に戻る必要があるわけだが…」 優樹「…協力しろってことかい?」 ラハール「その通りだ。どうする?」 優樹「……………」 優樹「…わかった。君が玉座に戻れるよう、協力するよ」 ラハール「よし! では早速――」
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