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俯く朝七時 彼は僕を引っ叩いた でも、敵わないから黙るしかないんだ 睨みを効かせるのが唯一の逆らい方 蹴られる度に服の下の体に痣 そして痛みと一緒に腫れた赤い頬 許してもらう理由が僕の探し物 ずっと見て見ぬ振り 関係無いって自分中心 机の上の落書き なんてもう怖くない でもそれは、心の貧しさとは何か違う それは、強さに決してなれない失敗作 変わらず今日も弱虫代表 嫌だとしても強がるしかないよ 死なずに独りになったら日向ぼっこ 帰ったら話すんだ、無いはずの"楽しかった事"を 母や父に 学校にいる時間をずっと心待ち 席を囲んでご飯食べる昼休み バカなことを話せるたくさんの友達 クラスのあの子のことを実は好き 悠々と語る息子のことを誇りだって 言ってくれるけどただ気が重いだけ ここから飛べば安楽浄土行き もう疲れたんだよ、僕が僕を騙すことに
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