コピー
▼本文
永琳「でも変ねぇ。どうして海矢みたいな化けもゲフンゲフン頑丈な人間がポーレン風邪を発症したのかしら?」 鈴仙「誰か顔面にウイルスでもぶちまけたんですかね?」 さとり「…海矢さん、何か心当たりは?」 工藤「」 …モワンモワン 安井「こんばんは、工藤。 夜遅くまでお仕事ご苦労様」 工藤「」 安井「これ、菅巻ちゃんから貰ったんだけど、山童が開発中の健康ドリンクなんだって。 この試験管の中身、ぐいっと飲み干しちゃってよ」 工藤「」 安井「頼むよ。飲まなかったらまた蓮間先輩に迷惑がかかっちゃうかもしれないからさぁ〜」 モワンモワン… さとり「……………は?」ビキッ 永琳&鈴仙(あッ、キレた) ◆ 飯綱丸の家 龍「典よ」 典「はい?」 龍「昨日廃棄を命じたポーレン風邪のウイルス……本当に厳重に行ったのだろうな?」 典「もちろんです。試験管に封じ込めて、この幻想郷で一番どうでもいいやつに渡しておきましたので♪」 龍「ふむ……本来であれば八意医師に渡すのが正しいのだろうが、妖怪の山でウイルスが発見されたと明らかになれば、天狗社会に影響を及ぼすだろうからな。内密にしなければ」 さとり「なるほど、そういうことでしたか」 推奨BGM「STAND A CHANCE」 https://youtu.be/zXpNqHFxzt8?si=sGVjOs7nND_QxYAU 工藤「」ドゴーン! 典「( ゚д゚)」 龍「何だぁ!?」 さとり「どうも、そこの管狐(下賤な二枚舌)のせいで大事な人を失うところだった者です」 工藤「」 龍「地霊殿のさとり妖怪……典が何をしたという?」 さとり「彼女が安井やすおに渡したウイルス、海矢さんの手に渡ったんですよ…」 典「えっ」 さとり「海矢さんとやすおさんは先輩後輩という間柄。そんなやすおさんから渡されたものを、海矢さんは疑わず摂取した」 さとり「運良くポーレン草が手に入ったからよかったものの、海矢さんはさっきまで死にかけていたんですよ! この責任、取ってもらいますからね!」 龍「ま、まあ待て、さとりよ。確かに安井やすおの動向をよく確かめなかったこちらの落ち度だ。だが、責任を取るといってもこちらも相応の準備が必要なので後日改めて…」アセアセ 萃香「後日改めて?」 勇儀「そんな悠長なこと、許されると思ってるのか?」 龍&典『ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!』 さとり「ご存知なかったんですか? 海矢さんを慕う地底妖怪は多いんですよ。鬼を含めてね…」 龍「わ、わかっ……わかりました! 今すぐこの場で謝罪します! その他ご要望があればお答えしますから、どうか山を壊すのは…!」 萃香「…だってさ、どうする?」 勇儀「被害を受けたのは海矢だ。海矢はどうしたい?」 工藤「」スッ 典「ひっ! わ、私ですか!?」 工藤「」 さとり「…そうですか。典さん、後ろを向いてください」 典「は、はい…」クルッ 工藤「」 つ バリカン < ヴィィィィン 典「ちょ、おま!?」 いやああああああああ!! 萃香「おぉ、そうきたか」 勇儀「ごぼうになるって本当だったんだな」 さとり(ざまぁ) ブラックねこ「にゃー」 第700ねこ「幻想郷とブラックねこ14」完
スレッドへ
日間
週間
月間