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「ありがとう……ごめんね。情けないお姉ちゃんで……」 「そんな事ないよ。お姉ちゃんはあかりの自慢のお姉ちゃんだから、お姉ちゃんが苦しんでるのは嫌だもん。あおばお姉ちゃんと仲直り出来るならいくらだって力を貸すよ」 「うふふ、あかりは私の自慢の妹ね」 「えへへ」 愛しき妹の頭を撫でる。 あかりは心地良さそうに喉を鳴らした。 「あ、でも……」 と、あかりが何かを言いたそうだ。 あかねは少し顔を離して彼女を見る。 「あ、あかり一人で勝てるかわからないから……京子ちゃん達の力も借りていいよね……」 あかりは苦笑いを浮かべている。 あかねはそんな彼女を見てくすりと笑った。 「あらあら、急に頼りなくなっちゃったわね」 「だ、だって青山さん強かったんだもん。今のあかりじゃ太刀打ち出来ないよ……」 「そうならない為に、私とギムさんが鍛えてあげるんだから。厳しくいくから覚悟してね」
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