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「チノちゃん一緒に入ろっ、久々のココア風呂だよ」 「久々って……おとといも入りましたよね」 「だって昨日は麻衣ちゃん達との一件で入れなかったんだもん! 一日外しただけでも辛いのに今日も一緒に入れなかったらお姉ちゃん悲しくて死んじゃうよ!」 涙を貯めて訴えるいつも通りのココア反応にチノは肩を竦めた。 「わかりました。一緒に入りましょう……でも、妹じゃないです」 「本当に! やったー!」 両手を上げて大喜びするココア。チノの否定は全く耳に届いていない様子。 おおはしゃぎしてるココアを見てるとどっちが歳上なんだかわからなくなるチノであった。 「それじゃあ、お邪魔しまーす」 身体を洗い終わったココアが湯船に浸かる。 一人追加されたので水かさが増し、浴槽からお湯が溢れ出ていった。 「えへへ、いいお湯だね」 「そうですね」 ぴったりと背中を合わせて会話を始める二人。 いつもの何気ない会話をするのかと思ったがココアが次に発した言葉は……。 「チノちゃん……ごめんね」
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