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…視点変更→『VAVA』 ◇ ヤスの草原にいくつかある小屋。そのうちの一つを俺は家として使っている。 VAVA(……) そこに戻ってきた俺は、床に座り込むと、アイラのことを思い返した。 正直なところ、あいつがもう二度と俺の前に姿を現さなくなったとしても、俺は気にしない。あれで音をあげるのなら、所詮あいつはそれまでの小娘だった、それだけのことだ。 VAVA「小娘、か…」 そう言えば、ハンターの元同僚たちにも、何人か女性型レプリロイドがいたことを思い出す。どいつもこいつも似たような顔で、ろくに名前を覚えなかったが。 …いや、名前は忘れたが、一人だけ顔を覚えているやつがいた。イーグリードの恋人だ。俺はイーグリードのしたり顔が気に入らなかったから、何となくだが覚えている。 俺たちレプリロイドは人間に近い思考ができる。恋愛感情とやらを抱いても、おかしい話ではない。 もっとも、俺としては邪魔にしか思えんが。
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