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優樹「…ん?」ピクッ 八牧「狼の臭い…」 ラハール「何? フェンリッヒか」 フェンリッヒ「嗅ぎ覚えのある臭いがすると思って来てみたが……おまえだったか、魔王ラハール」 フェンリッヒ「まわりにいるのは、新しい家来か?」 ラハール「そうだ……と言いたいところだが、違う」 晃「ラハールさん、彼は…」 ラハール「フェンリッヒ。ヴァルバトーゼの忠臣である人狼だ」 ラハール「ヴァルバトーゼはどこだ? おまえがやつの側から離れることは無いはずだ」 フェンリッヒ「閣下なら今、休憩を取られている。要件があるなら、俺が聞こう」 ラハール「フーカから聞いた。逃げたプリニーを探しているのだろう? 手伝ってやるから、俺様に協力しろ」 フェンリッヒ「何?」 ◆ ヴァルバトーゼ「…なるほど、話はわかった」 ヴァルバトーゼ「いいだろう。逃げたプリニー――いや、高橋幸児をおまえたちが見つけることができたら、ラハールが玉座に戻れるよう協力すると約束しよう」 ラハール「よっしゃあ!」 フェンリッヒ「閣下! わかってましたけど二つ返事でOKしないでください!」 ヴァルバトーゼ「よいではないか、フェンリッヒ。予期せずしてあのプリニーの生前の情報が手に入った上に、探すのも手伝ってもらうのだ」 ヴァルバトーゼ「ラハールの頼みに応じるのは、当然のことだろう?」
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