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八牧「…!」バッ ラハール「八牧!?」 八牧「ふん!」岩ボコォン 赤茶色のプリニー「…っ!」 ラハール「赤茶色のプリニー! おまえが高橋か!」 高橋「白髪犬の仲間の化け物! なぜおまえがここにいる!」 八牧「おまえと同じだ。死んだんだ」 高橋「じゃあ何で元の姿のままなんだっ! 僕はこんなペンギンみたいな姿になったのに!」 ラハール「プリニーは罪を犯した人間がそれを償うための姿。おまえは八牧と違って半分人間だから、殺人の罪を償わなければならなくなったというわけだ」 ラハール(そしてそのルールは俺様にも適応される……嫌な話だ) 高橋「…ふざけるなぁぁぁぁあああ!!!」バッ 八牧「……」頭ガシッ 高橋「あいつらが僕を認めないから殺した! 僕を化け物扱いしたから殺した! それの何が悪い!!」ジタバタ ラハール「魔界では悪くはない。だが人間界では悪いことなのだろう?」 八牧「人間が勝手に決めたルールだ。俺にとってはどうでもいい」 八牧「だが……アヤカシは殺しに責任を持つ。相手が人間なら死体を食うなり埋めるなりする」 八牧「おまえはそれをしなかった。おまえはアヤカシのルールも、人間のルールも守れないダメなヤツだ」 高橋「うるさい! 化け物が僕に説教するな! 僕を化け物扱いするなあああああ!」 ラハール「なぜ化け物扱いされることを嫌がる? 俺様は悪魔と人間のハーフで、人間扱いされたことなど一度も無いが、不満に感じたことは無いぞ」 高橋「な…に…!?」ピタッ 八牧「こいつは自分の生まれに自信と誇りが持てないんだ。人間として生きたいなら胸を張ってそうすればいい。それができなかったからこうなったんだ」 ラハール「全ての異種族とのハーフが、俺様のように生きられるわけではないということか…」
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