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「ふふ、毎日チノちゃんを愛でたかいがあったねぇ……」 顎に指を触れ、ドヤ顔を浮かべるココア。 そんな彼女を見てリゼは苦笑しながら肩を竦める。 彼女達が会話を弾ませてる最中。店の扉が開いて二人組の少女が来店してきた。 「いらっしゃいませー。空いてる席へどうぞ」 お客が来ると即座に会話を止め、ココアは笑顔でお客二人に近づいて席へと案内する。 (見たことない人達だな……) リゼは来客した二人が初めて来店してきた事に気づく。 (この二人……まさか?) 店内の隅で自分の壺を磨いていたぽのかはこの二人を知っているようだ。 二人の注文を聞いてチノの元まで移動し伝えると、ココアは窓の側まで歩いていって窓から射す太陽の光を背中に浴びる。 この場所はココアがひなたぼっこをして居眠りする場所。ベストポジションなのだ。 今日は珍しく居眠りはせず。考え事を始める。 (どうやったらお店にもっとお客さんが来るんだろう……)
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