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ほむら(上条恭介は病室に帰してきたわ) ハル「ええっ!? コトワリさまに、魔法少女になれなくされた!?」 さやか「うん…」グスッ ほむら「その割には、ハルと違って五体満足のようだけれど」 さやか「あいつ、あたしじゃなくてキュゥべえを切ったんだよ…」 ハル「キュゥべえを!?」 ほむら「ハル、驚かないで。あいつ、残機無限で不死身だから」 ハル「ええっ!?」 ほむら「でも、どうしてコトワリさまはキュゥべえを切ったのかしら?」 ハル「コトワリさまは、本当なら縁を切る時に、手と足と頭のあるものを願い事をした人の代わりに切るの」 ほむら「つまり、コトワリさまはキュゥべえを対価と判断したわけね」 さやか「あたしはコトワリさまに願ってなんかいないのに…」 ハル「…さやかお姉ちゃん、もしかして、『もういやだ』って言った?」 さやか「え?」 さやか『あんな恭介を見るのはもう嫌だ!』 さやか「言った……うん」 ハル「やっぱり…」 ほむら「やっぱり?」 ハル「『もういやだ』は、コトワリさまにとって『助けて』っていう意味なんだよ」 ハル「わたしが住んでいた町でなら、どこで『もういやだ』と言ってもコトワリさまは来たけど……たぶん、今はこのハサミが光ってる時に『もういやだ』って言うと、コトワリさまが来るんだと思う」 ハル「そして、コトワリさまは、さやかお姉ちゃんが魔法少女になることが、一番切らなくちゃいけない悪い縁だと思ったんだ」 ほむら(だとしたら大正解ね) さやか「そんなことあるわけない! せっかく恭介の手を治せるチャンスだったのに、コトワリさまはそれを台無しにした!」 さやか「あたしは、コトワリさまを絶対に許さない…!」 ハル「さやかお姉ちゃん…」
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