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地中を抜けた先の世界 その境界線を無視して勇み足で踏み込んで来たみたいだね ようこそ俺の言語が織りなす空間へ 不自然なまでに自然な雨音にて 微かだが判別できる風の声 終末に繋がる前兆か 数多くの叫びが木霊するようにやたら増える危険な言葉数 どんな映画よりも冷酷なノンフィクション 既に手元から伸びて巻かれた透明な糸 バイオレンス自慢の貴方も俺にかかればマリオネット 俺がここから先描く劇場の題材も貴方と気づくでしょう 皮肉の裏側のシュルレアリスム 弱き者はすぐ奮って噛み付く そうして虚勢に固執し狼の皮を被った仔羊の顛末 よく似合うよ その視野と一緒で狭いお櫃 寂しい情景に挟む会話 せめてもの気持ちで添えるカサブランカ 己の業の目盛りを小節にmelt in 美しい日本語と綺麗な文学を汚す詩人 韻を踏む為だけに二人称すら不一致 基礎すら成ってない割にただモンじゃないと自称『能ある鷹』 ホンモノを知らずこれまでのうのうと歩いたか 赤紙よりも真っ赤な顔の貴方に悍ましい現実のみを突きつける せいぜい僅かに残された時間で主人公を演じるといい 既に近づいてくるclimax 抜け出せないspiral 最期に羞恥による苦痛を知って… だからこそ切なく砕けてゆけ儚げな傀儡として
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