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「お見事。あなたの決意……しかと受け止めました。ならばわたくしは全力でそれに応えるまでですわ!」 ガンダムローズがレイピアを構えた。 「お行きなさい、ローゼスビット!」 次に肩に取り付けられていたマント状のバインダーが展開し、中から薔薇の蕾のような形をした兵器が飛び出してくる。 名前は『ローゼスビット』他のガンダム作品におけるファンネルと同じ遠隔操作の武器だ。 発射されたローゼスビットの蕾の中にある銃口から粒子が排出され、見滝原チームに襲いかかってくる。 「おわっ! 撃ってきた!」 「落ち着け、この攻撃も映像で何度も見ただろ!」 「落ち着いて見れば避けきれない攻撃ではないわ」 ローゼスビットの攻撃を回避に専念する一同。確実、その場から散開する。 しかし、ガンダムレオパルド・フィナーレが、マミだけがその場から動こうとしない。 「巴さん何を!」 「……いいから見ていなさい」 動かないマミを心配するほむら。マミは静かに返すと行動を開始した。 ガンダムレオパルド・フィナーレが少ない動きで攻撃を避け、ビームライフルによる射撃でローゼスビットを次々と撃ち落としていく。 「すげえ……」 その鮮やかな一連の動きにさやかは目を奪われていた。 とうとうマミは、全てのビットを撃ち落としてみせた。 「さすがうちの部で射撃が一番うまいだけの事はあるな」「私もあれくらいはできるわよ」 「いや、あんたの場合は乱射してるだけでしょ」 マミの射撃の腕を見て、杏子は改めて感心し、ほむらは対抗心を燃やす。そんな彼女を見て、さやかは苦笑した。 「やりますわね。ですが……ローズの武器はこれだけではありませんわよ!」 ビットを破壊されても闘争を失わずに麗香は果敢に立ち向かっていった。 「よし、接近戦ならあたしが……」 「みんな、手を出さないで」 「ええ、なんで!?」 接近戦を挑もうとしたさやかを止める。その言葉にさやかは驚き、そうこうしているうちにガンダムレオパルド・フィナーレとガンダムローズが交戦を始めた。 「私が一対一で勝負をしたいからよ。いいでしょ?」 「マミさんがあんな事を言ってるけど……」 さやかは2人に確認をとった。 「部長命令なら仕方ない、好きにさせてやれ」 「右に同じく」
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