コピー
▼本文
ジェスタコマンドを蹴飛ばし、ホムラ2号に対抗する。ビーム砲とガトリング砲の同時攻撃が襲ってきた。 「はあっ!」 ビームサーベルを投擲する。刃はホムラ2号に突き刺さり爆発を起こす。 「狙い通りですよ!」 「っ!」 蹴飛ばしていたジェスタコマンドが接近していた。今のホムラ2号は囮だったのだ。 反応に遅れて左腕を斬り落とされる。そして、間髪入れずに両足までも斬られてしまった。 「きゃあっ!」 支えを失ってスナイプサイトジンクスが転倒する。 「これで終わりですよ」 ジェスタコマンドがゆっくりとビームサーベルを握る手を空へ掲げた。 「そう判断するのは早いよ!」 かおるこは追い詰められていても諦めてはいなかった。もう1本のビームサーベルを引き抜く。予備がまだあったのだ。 最後に残った1本をサーベルを握るジェスタコマンドの手に投げ付ける。刃がマニピュレーターを破壊し、握っていたビームサーベルが地面に突き刺さる。 「なっ!」 思いがけない反撃にほむらは驚愕する。だが、彼女の驚愕はここで終わらなかった。 「じゃあ、これでチェックメイトだね」 「ハンド……ガン」 報告になかったハンドガンがスナイプサイトジンクスの手に握られていた。 「そんなのあったんですね……」 「相手に悟られないように、普段はあまり使わないようにしてるんだよ」 「隠し玉……ですか、意外と食えない人ですね。あなた……」 ほむらは肩を竦め、苦笑する。 「ふふ、誉め言葉として取っておくよ……じゃあね」 かおるこは笑い。引き金を引いた。バトルフィールドに三度の銃声が響き渡った。 ◇ 「あぁ……めんどくさいなぁ……」
スレッドへ
日間
週間
月間