コピー
▼本文
「無理もないわ。一度や二度で習得できる程簡単じゃないもの……」 あかねはうまるの肩にそっと手を置いた。 「はは、これはものにするのに時間が掛かりそうだ」 うまるは苦笑する。ふとここで疑問な点があった……もう一人セーフティを解除した少女から何の悲鳴も聞こえてこないのだ。 「あれ、そういえばあかりちゃんは……?」 「……声が聞こえていないけど」 心配になってうまる。結衣。そして他の者も反対側へ視線を集めると……。 「うおおっ!?」 京子が驚愕の声を上げる。その理由はセーフティを解除したあかりのダブルオーライザーが体勢を崩さず綺麗な姿勢を保ったまま空中に浮遊していた。 「え、え! あ、あかりちゃん出来ちゃってますよね!」 「う、うん……」 「あかりすげぇ!」 「あはは、やっぱり面白い子だよ君は」
スレッドへ
日間
週間
月間