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「別にお礼なんていいわよ。戦う相手が、そんな暗い顔をしてたらこっちまでやる気が下がっちゃうから言ったまでよ」 口ではそう言ったが、さやかが元気を取り戻して嬉しいアーシェ。その証拠に彼女の口元が緩んでいる。 「そうですか、んじゃ……気にしないでおきます」 「ええ、そうしておきなさい」 「じゃあ……再戦といきましょうかっ!」 「ええ!」 2人の戦いが再び開始された。Rギャギャ・Sカスタムのシールドが開き、内部のビーム砲から粒子の奔流を撃ち出し辺り一面を焼き払った。 「はあっ!」 アーシェは跳躍して回避。空中でアーシェクアンタを前進させ、すれ違い様にシールドを繋ぐアームをGNソードで両断する。ドスン、と音を鳴らして地面にめり込んだ。 「くっ! このっ!」 Rギャギャ・Sカスタムはバスターソードを振り回して反撃。しかしその一撃は空を切る。 アーシェクアンタが、その一撃を紙一重で回避し、その反動を利用して剣を振るい。Rギャギャ・Sカスタムの右腕を斬り裂く。 「うわっ!」 さやかは目を見開く。 バスターソードを握った右腕が落ちた。これで戦力が大きく落ちたが彼女は諦めなかった。 「ぬおおおおおおっ!」 叫びを上げ。Rギャギャ・Sカスタムが左拳を握ってアーシェクアンタの顔を殴る。 「きゃっ!」 アーシェが小さな悲鳴を上げる。衝撃を受けてアーシェクアンタの頭部が損傷。Rギャギャ・Sカスタムが地面に落ちてるバスターソードの柄を握った。 「おらぁっ!」 「っ!?」 Rギャギャ・Sカスタムがバスターソードを振り上げる。ナックルのダメージを負ったアーシェクアンタは、空中で姿勢制御して後退する。 刃が胸部分を掠め、薄い傷跡を残す。 「オラオラオラオラオラっ!」 Rギャギャ・Sカスタムがバスターソードを振り回しながら迫る。 アーシェは眉間に皺を寄せて攻撃1つ1つを対処していった。
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