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あれは、あたしがまだ小学生だった頃のこと。 杏子『ただいまー!』 シーン… 杏子『…あれ?』 杏子『親父? 母さん? モモ?』キョロキョロ 杏子『出掛けてるのかな…?』 だけど、真夜中になっても誰も帰ってこない。それで、電話をかけようとしたら。 『■■■■■■■■■■ッ!!』 杏子『ッ!?』 声とも呼吸音ともつかない音が聞こえてきた。 前にも言った通り、あたしには霊感がある。これが普通じゃないってすぐにわかった。何かが起きたんだって。 杏子『探さなきゃ…!』 そこから先はもうさんざんだったよ。懐中電灯を点けた途端になんかでかい毛むくじゃらにおいかけられたと思ったら、街中おばけだらけになってたんだ。 あたしにはまだ、親父みたいに祓う力は無かった。だから逃げるしか無かった。 逃げて、逃げて逃げて逃げて―― よまわりさん『……』ガバッ 杏子『わ…!?』 よまわりさんに捕まった。 そして、廃工場から脱出しようとしてる時に、マミとキュゥべえに出会ったんだ。 QB『僕と契約して、魔法少女になってよ!』 魔法少女について手短に説明してもらって、ソウルジェムが魔法少女の魂だってことにひと悶着あったけど。 こうしてる間にも、あたしの家族は怖い思いをしている。だがら、 杏子『家族を助ける力が欲しい!』 あたしは、魔法少女になることを選んだんだ。
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