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「何か凄いな……」 もはや何でもありだなと、結衣は苦笑した。 「しかし、生徒会まで大会出ようとするなんて思ってなかったなぁ……」 「まあ、ちょっと気になったから……ね」 「綾乃ちゃんも中学生活最後の思い出を皆と作りたかったんよ」 「っ!?」 またも千歳から心境を暴露されてしまう。だが、怒る気になれなかった……注意してもどうせ言ってしまうのだろうと諦める。 「……中学は今年で最後だもの。せめて皆と一緒にやれる思い出を残そうと思って、あなたもそうでしょ」 京子はうなずく。 「やっぱり最後はごらく部でデカイことしたいし。綾乃達とも一緒にやれて嬉しいよ」 「な、何を言うのよいきなり……」 「何って、言ってきたのは綾乃だろ?」 「くっ……」 確かに聞いてきたのは自分だからあの返答はおかしいと綾乃は黙る。 それでも何か話を繋げようかと別の話を考えると一つ思い至った。 「ねえ、卒業したらごらく部はどうなるの?」
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