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青いMSに乗る少女は笑いながら敵陣に突っ込み、蹴散らしていく。その姿はまさに無双。 「くっ……このままではまずい」 仲間が逃げ惑い。混乱している中で隊長格の男は自分だけが助かろうとした。 混乱に乗じて逃走を図る。 「はいはい、どこに行くの?」 「うっ……」 目の前にオレンジのMSが立ちふさがりジムは進行を止めた。 「まさか仲間置いて逃げるなんて、そんなカッコ悪い事しませんよね?」 「う、うるさいっ!」 図星を突かれて男は逆上。操縦レバーを前に傾けてジムが重い足音を響かせて走る。 近距離兵器ビームサーベルの柄を握り、引き抜くと粒子の刃が形成されて輝く。 「そこを通せっ!」 ジムが接近し縦方向にサーベルを振り下ろす。 だが、オレンジのMSは巨大な剣を水平に構えると勢い良く振るった。 「なっ! 馬鹿なっ!」 男が驚愕する。ジムの腹部に刀身が炸裂。その威力は凄まじく。MSの硬い装甲が紙切れ同然に容易く上半身と下半身が分断された。
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