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俺も中学の話を ガキの頃って常にアホな事で騒いで遊んだろ?、その日も教室でしょうもない事話してた放課後、ingeみたいにカードも集めてなかったし、片っ端からやってみてたまに赤っ恥、現実そんなもんで、その日は帰ろうとしたらふいに聴こえたピアノの旋律と歌声、一人フラフラと音の鳴る方へ引き寄せられて、音楽室で夕陽を浴びながら歌う君と出会えて、どんな曲よりも響いたドリカムの「好き」、とにかくドツき回されたような衝撃を受け、OK OK、落ち着け俺と言い聞かせ、行っちまえ、扉を開けお疲れささ!と噛みまくる、最悪、でも返ってきたのは「お疲れさささ!」、ごく稀なパターン、そりゃ笑うって、笑顔がヒマワリみたいに明るくて、くったくない、どうやらソロで歌うらしい文化祭、応援すると固く約束 翌週、そのコのクラスに行くと休みだった 次の日も次の日もその次の日も 白血病、治るまでずっと待ってるよ、と伝えたかったけど伝えられなかった約20年前、その想いを胸にしまい歩き続けるだけ
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