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フェンリッヒ「受け取ったな。では、俺は帰らせてもらう」 シュンッ 太一郎「……」ピラッ 太一郎「……」 赤川「どうだ、山崎」 太一郎「…わかりません。俺、あの人の文字をよく見たこと無いので…」 太一郎「ただ…」 赤川「ただ、何だ?」 太一郎「大田に伝えてください。『山崎太一郎という生き物が、喜んでいた』と」 赤川「…ああ、わかった」 ◆ ラハール魔界、魔王城 八牧「出来たぞ。クザクザ・ロ・グマだ」 優樹「ただのマグロの丸焼きにしか見えないんですけど」 八牧「包丁を刺したマグロをそのまま丸焼きにし、包丁で豪快に切り刻んで食べる料理だそうだ」 優樹「はぁ…」 夏純「ヤマさん、もっとドーンと焼こうよ! 生の部分あるじゃん」 八牧「それを楽しむのも、この料理の醍醐味だ」 虎司「俺は生でも焼き魚でも大歓迎だぜ!」 夏純「虎くんはそーだけどさー」 優樹「…晃、みっちゃん、取り分けてあげようか」 晃「自分でできますよ」 未知と呼ばれていた幼女「わたしはおねがいする」 優樹「ん。ちょっと待っててね」 エトナ「何かいいにおいがする――って、あー! なにあたし差し置いてうまそうなもの食べようとしてるのよ!」 優樹「あ、エトナちゃん。ハナコちゃんとの修行から帰ってきたんだ」 八牧「食いたいなら食え。まだまだある」 エトナ「おっしゃー!」 晃「…フロンさんに声かけてきます」 優樹「そうだね。仲間外れにしたら可愛そうだし」
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