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ほむら「…ねえ、鹿目まどか。私が以前、言ったことを覚えているかしら」 まどか「え…?」 ほむら「あなたをさらいに夜が来る」 まどか「あ……病院での魔女の時に…」 さやか「あたしも聞いた!」 ほむら「あれは、ワルプルギスの夜のことなの。私は、やつを倒すためにここへ来た」 まどか「え。それってつまり――」 マミ「ワルプルギスの夜が、見滝原に現れるってこと!?」 ほむら「ええ」ファサッ ほむら「『夜の恐怖から子供を守る』というキュゥべえの推測が正しいのなら、よまわりさんはそのことを伝えたかったと考えるのが妥当だと思うわ」 ハル「でも、どうしてそれを私に伝えたの?」 杏子「そりゃあ、この中じゃおまえが一番夜側だからだろ。神様に左腕ぶった斬られる程の恐ろしい夜を乗り越えて、こうして生き延びてるんだからさ」 ハル「……」 さやか「ちょっとあんた! はっきり言い過ぎでしょ!」 杏子「おまえに言われたくねえ」 杏子「で? ほむら、おまえの予測だと、ワルプルギスの夜はいつ見滝原に現れるんだ?」 ほむら「2週間後」 杏子「そうか……こりゃ、ますます沙々のやつを放っておくわけにはいかないな」 まどか「沙々?」 杏子「優木沙々。風見野の魔法少女なんだけど、見滝原に向かったらしい」 杏子「劣等感の強いやつでな、今まで何度かトラブルを起こしてるんだ」 マミ「どんな魔法を使うの?」 杏子「洗脳。魔女を操ったりできる」 ほむら(初めて聞く名前ね。覚えておきましょう)
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