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そういえば、 すっかりフジノンが復活して驚いています。 往年のレンズを覚えている私は凄くうれしいです。 今や、カメラの売り上げでは、 キャノン、ソニーに続いて第三位を確保してますから驚きます。 100万円もするセミ版のセンサーの機種は大人気で生産が追い付かないとか。 ただ、あれほど値段が高いと、 一般の人たちには縁が無いでしょうね。 僕にもありません。 フジのレンズって面白くて、拡大してみるとたいして解像力が高い訳ではないし、 収差が少ない訳ではないんですよね。 でもプリントすると妙な立体感と濃い発色がさすがフィルムメーカーだと感心します。 銀塩の頃は、カメラ雑誌が偏った評価をしていたので、不遇でした。 同じく不遇をかこっていたのが、ミランダ。 あそこのレンズもとんでもなく高性能だったのですが、カメラの故障が多く残念でした。 ヤシカのレンズは、当時国内というか世界的に最も高性能だったのですが、 これもやはりカメラ雑誌の偏った評価で、不遇でした。 銀塩時代の日本のレンズで何を残すとしたら、ヤシカとフジノンでしたね。 本当に残していたのですが、 デジタルになって20年くらい経ったら、 突然キャノンが心を入れ替えて良いレンズを出したので、 それに入れ替えてしまいました。 特に、キャノンの新チルトシフトレンズのシリーズは絶品で、 往年の高性能レンズにそん色ないです。 でも高価なので、1本しか買えませんでした。 もうレンズを購入する予定は無いです。 カメラも。(笑 そういえば、 月刊のカメラ雑誌は1社をのこして全滅してしまいましたね。 本当に、良かったと思います。 あの訳知り顔のカメラマンと称する人たちの講評がたまらなく嫌でした。 もうあのような雑音を聞くこともなくなってせいせいしました。 もっとも、買って読むことはなかったですが。 今は、海外のサイトで客観的な計測などの実測データを公開する時代ですから、 情報はそれて十分以上に伝わりますし、偏見が無いのが良いです。 写真の世界は、いま岐路に立っていて、 インスタグラムなどがあのようにドリーミーな写真を濫造する時代となりましたから、 シリアスな写真を目に留めることはできなくなりましたね。 あまりにも膨大な「上手い」写真がそこかしこにありますから。
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