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なぜ湖底があんなことになっているのか……潜水艦らしきもののドクロマークからして、おそらくこの島を救ったロックというディグアウターが、空族と交戦して沈めたのだろう。 ったく、余計な手間かけさせやがって…。 VAVA(まあいい。ボートを借りる分だけの金は用意した) 後はサブゲートに行って、ディグアウトをするだけだ。 「あの、すみません」 VAVA「ん?」 声をかけられた。見ると、紫色の肩までかかる髪の毛に、ところどころ赤い線の入った白いアーマーを着用した男(ゼロよりも女みたいな顔立ちだが、声からして男だろう)が、そこに立っていた。 VAVA「何の用だ」 「私、旅行者なのですが、美術館はどこにあるか教えてもらえないでしょうか?」 ニコニコと笑いながら聞いてくる男。 なぜか俺は、その笑顔が無性に気に食わないと感じた。
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