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イエイヌ「え……え…? 太陽が、1、2、3…」 ジララ「何回昇ったか数えるならやめておけ。億を超えるぞ」 イエイヌ「はい…」 イエイヌ「どうして、ジャパリパークにやって来たんです?」 ジララ「移住だ。残りの人生を、この地で静かに過ごそうと思ってな」 イエイヌ「そうだったんですか」 イエイヌ「ジャパリパークに来たのは正解だと思いますよ。ここは、基本的に縄張り争いしか起きませんから」ニコニコ ジララ「そうか。期待するとしよう」 ジララ「それで、イエイヌ」 イエイヌ「何ですか?」 ジララ「ここに住んでたヒトたち、と言ったな。もうここに、ヒトは住んでいないのか?」 イエイヌ「…はい。ある日、みんな出ていっちゃったんです」シュン… ジララ(耳と尻尾が垂れた) ジララ「おまえ一人残して、いったいどこに?」 イエイヌ「わかりません。何も教えてくれなかったんです」 ジララ「そうか。すまないな、悪いことを聞いてしまった」 イエイヌ「そんな、気遣いしないでください」 ジララ「そうか…」 ジララ(さすがの俺でも、相手の考えを読んだり、気持ちを察することぐらいならできる) ジララ(だが、ここはどうするべきだ? 下手な言葉で無理にでも慰めるか。空気を変えるためにも、新たな情報を得るためにも、話題を変えるか)
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