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「魂の在り処は言葉の中に」その論は正しい が、問うたのは「あんたらしいの在り方」 証の有り様だ 書き上がった詩に論や韻があるのはスタートライン 踏んだそのライムの上 語った意思を柱に形を成したものこそがその証だ ゴオウイン「なんにでもなれる」の前に「どうありたい?」 存在を論外と評価し、貶めたそのライムすら 膨大な言葉たちから選りすぐったこの才を肯定するパズルのワンピース 俺は俺なりのものさしでこの詩の土台を踏み固めてる それでも粗いとその価値を否定するなら あんたの「最低限」と「大前提」に迸る想いすら届かない 巧みな言葉が生み出したその粗 一瞬のサブリミナル効果 急に崩れた言い様は「いいけど」殺気が踊ったそのバースから一転 間違いではない、れの一縷を省いた事は 「けれど」世界観もろとも崩れ出す 自慢の凝ったメトリック 俺ら表現者にとって描く詩は己が創る世界だ だからこそ一分の妥協も許されない しれっと書いた否定の刃 一振りで折れた刃先は自らの心臓に 折れ曲がった車軸の四輪駆動は走らない 腰の曲がったボディブローは当たらない その芯を通して初めて伝わるものがある 「貫き通すその理念」 もがいた軌跡から見出した真性の才覚 砂上の楼閣?いや違う。 多少の謀略じゃ開門の兆しはなし こちとら難攻と不落の2文字が売り文句 発想と創作意欲は未だに枯れず 灯した篝火は己が心を奮わす鬨の声だ 確かな柱と土台の上に築いたこの詩は未だ無傷 この白紙の上、あんたは否定の先になにを描き出すのか? 「その程度の衝動」以上のものを見せてくれよ
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