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さやか「ちょっと待ったー!」 ハル「さやかお姉ちゃん?」 杏子「どうしたんだおまえ?」 さやか「は、ハルちゃん……コトワリさまのハサミ出して…」ゼェゼェ ハル「え、うん」ゴソゴソ ハル「はい」スッ さやか「すー、はー」 さやか「コトワリさま、絶対に許さないなんて言って申し訳ありませんでした! そして、恭介の腕を治してくれてありがとうございました!」 ほむら「なっ…!?」 ハル「恭介お兄ちゃんの腕、治ったの!?」 さやか「完全に治ったわけじゃないけど、希望は出てきた。コトワリさまが切ったのは『腕が治らない』っていう悪縁だったんだよ!」 ハル「そうなんだ。よかった…」 さやか「これで『ありがとう』って言わなきゃ、あたしはコトワリさまをおかしくした身勝手で都合のいいやつらと同じになっちゃう。だから、お礼を言いに来たの」 杏子「どっちにしろ手のひら返しだぞ」 さやか「皮肉言わない」 さやか「――ハルちゃんたちは、これから夜廻?」 ハル「うん」 さやか「そっか…」 さやか(魔法少女になれなくなって、恭介の腕も治ろうとしている) さやか(あたしにできることは、みんなが無事に夜明けを迎えることができるように祈るぐらい、かな…) さやか「――いってらっしゃい。じゃあね!」ニコッ 杏子「って、おいさやか! 後ろ!」 さやか「へ?」 道ふさぎ「……………」カサカサカサ さやか「わー!?」
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