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「いったぁ! 何でそれで殴ったの!」 「弾切れしたから」 「ああ、そっか……弾が無くなったら殴るしか使い道ないよね」 あかりは納得した。 「ま、君もミサイル撃ち尽くしたしおあいこだよね」 「もしかしてだけど、わざとミサイルを撃ち尽くすのを誘って森の中を移動してたの……」 「そゆこと。厄介な武器は早めに無くした方がいいからね。というわけでもう一度くらえっ!」 バルバトスは対物ライフルを振り回す。あかりもそう何度も同じ攻撃に当たるつもりはない。GNソードで対物ライフルを斬り裂く。 「同じ攻撃はくらわないよっ!」 「ああ、やっぱりそうだよね……なら、次はこれでいくか」 対物ライフルを放り投げる。地面に突き刺さり土埃が舞った。バルバトスが背中につけられていた二つの小型のメイスをその両手に握る。 「え、それってルプスの!」 「そうだよ。君みたいなスピードタイプの相手はこっちの方が戦いやすいからねっ!」 片方のメイスを振り下ろした。あかりは少ない動きで背後に回って攻撃しようとしたが、バルバトスは即座に反応してもう片方のメイスで横に振るう。
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