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「メイスが軽くなった分。振りが速い!」 ダブルオーライザーを後退させて引き金を引く。放たれたビームがバルバトスに直撃するが、追加された装甲によってたいしたダメージは与えられない。 「そんなみみっちぃ攻撃効かないよっ!」 バルバトスが肩から突進してきた。直撃を受けたバルバトスが弾かれて地面に落とされた。 「……やっぱりうまるちゃんは強い」 ダブルオーライザーの上体を起こしてあかりが言った。 ダブルオーライザーの前にバルバトスがゆっくりと降りてくる。 「あかりちゃん。まさかこんなものじゃないよね?」 うまるが挑発するように言ってくる。 「全然ドキドキしないんだけど……本気出してないのかな?」 「そういううまるちゃんも本気出してないよね……」 「ん? 何でそんなことが言えるのかな?」 「だってあかりの特訓に一番長く付き合ってくれたのは、うまるちゃんだから……手を抜いてるのなんてわかっちゃうよ」 「あはは、あかりちゃんには隠せないな……」 うまるは苦笑しながら肩を竦めた。 「あかりの改良したダブルオーライザーがどんなものか、様子見してたんでしょ?」 「そうだよ。あかりちゃんもでしょ」
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