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「ふぅ……やっぱりあかりちゃん相手だと気が抜けないねぇ〜」 「ううん、それはあかりの台詞だよ。さっきからうまるちゃんの動きに対応するのに手一杯だから……」 「あはは、だろうね。わざと対応難しい攻撃を仕掛けてるからね」 「むう……やっぱりそうだったんだ。いじわる……」 あかりは眉根を歪めた。うまるも普段と変わらないように見えるが、実はあかりと同じく余裕がなかった。 (確かにわざと防ぎにくい攻撃を混ぜてるけど……少しずつ対応されてきてる。相変わらず対応の速さは凄いな) うまるは口の端をニッと上げた。 「面白いよ。やっぱり君……」 「え? 何か言った?」 周りの声援でよく聞き取れなかった。あかりは首を傾げる。 うまるは肩を竦めると数秒後にバルバトスを前進させた。 「なんでもない。さあ、続きを楽しもうかっ!?」
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