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警部「そうか。では、武器は君に返そう」 警部「それで、その後はどうするつもりかね? 島に居続けるにしろ、島から出るにしろ、住民票に登録してもらうことになるが」 VAVA「レプリ……ロボットの俺を、人間と同等に扱うというのか」 警部「今のご時世、人と機械の境界なんてあって無いようなものさ。君が危険で無いのなら、我々は君を歓迎するよ」 そう言って、警部は笑った。 VAVA「…わかった。住民登録しよう」 少し気にくわないが、言うとおりにすることにした。さすがに、右も左もわからない状態でお尋ね者になるのは危険すぎる。 ◆ 警部に案内されて市庁舎エリアにある市庁舎で手続きをすませ(出された数枚の書類に名前を書くだけだった。いいのか、それで)、市民カードをもらった俺は、この世界の情報を集めるために、セントラルタウンにある図書館へと向かう。 …この世界が本当に異世界なのか、はたまた俺が作られた時代の過去か未来なのか、それ自体には興味は無い。 ここがどこであろうと、俺は俺だ。 VAVAだ。
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