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心做しか滑稽で、文字の過信を全く自重せず 一時の豪勢に託けて、面白可笑しい私小説。 思い上がれば的確と遠のく論理、若気の至り。 精々自家撞着との苦悩に足掻けノータリン。 下卑た印象操作を目論んで名乗ったキャラ、 否。“どうありたいか”だ、“欲望故”なのだから。 屁理屈を捻ろうと凡そ小手先でしかないが 何と哀れか、自らの齟齬で裂いていった内観。 無闇矢鱈、拙な解釈を着込んでは好んだ糾弾。 その“未踏”にしろ、技術の根底は個の探求だ。 同じく無二を見据えた自信。文学、愛やhip hop… だが君は過度に持論を信じる分、考えは貧乏。 こうもがっかりな頑迷固陋を眼下に眺める頃、 腐った了見を不甲斐なく遺す、快楽の獄囚。 独善的な哲学の下、年中遊んでいるより 遥かに有益な敗走をバネにするアポステリオリ。 俺が相応しいんだと共感を据えさせたがり、 二枚舌で己が刃を己が乞うカオスへ刺す語り。 碌な主張の展開すらまず出来ず潰す章句。 君の言い分に肖るなら、まるで技術不足。 最早ここまで来れたのが蓋しミラクル。 よくある醜文、正当性の欠けたシミュラークル。 君の持つそれは運とも渾然一体らしい。 無理に差異を生もうと事を急いた乱心。 腕の無いトルソーにも張れる胸はあるが、 電脳内のストーリー上、相容れぬ驕りと誇り。 概して迂愚かつ貪婪な小細工へ耄碌せず轟く、 粗忽に動かず踊らない巧者、幾重もの苦節と努力。
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