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「ターンX。デビルガンダム。ネオジオング……うへぇ、ラスボス級の機体がごちゃ混ぜになってる」 あまりにも無理矢理繋げた見た目をしている。ネオジオングの胴体にターンXが搭載され、下半身はデビルガンダムのパーツが使われている。突然変異を起こしたギムのガンプラを呆然と見つめる京子。 変異したガンプラは四機を自分のカメラアイの中に収めた。 『この男の意識とガンプラは、私が支配した』 「その声は……」 先程の声と同じ。ただ先程の不気味なものより女性のような透き通る声になっていた。 あかりは、声の主に向けて叫ぶ。 「あなたは誰なんですか!」 『私はこの男が作りし物。DG粒子だ』 「え、DG粒子って……」 「ちょいちょいちょい! おかしくない。何で粒子がいきなり喋りだしてんの!!」 正体を聞かされてあかりは目を見開く。京子は相手の言葉を信じられなかった。うまるとあおいも疑いの眼差しを向けている。 『彼が研究を重ねていく内に少しずつだが、私にも人格というものが生まれたのだよ……彼は気づいていなかったがね』 「……本当にあなたがDG粒子なら、何故彼の意識を奪うような真似を……」 『私は復讐の為だけに生み出された……が、この男はお前達の言葉で心変わりをしようとした。そうなれば私は不要になる。そんな事をされては困る。今のガンプラファイトを壊すまで私は消える訳にはいかない』
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