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「そりゃそうだよ。あおいちゃんの方がセーフティー解除後の操作を長くやってるんだから、習得したばかりのあかりちゃんより上手いのは当然だよ」 京子。結衣。うまるが心配そうにあかりの戦いを見つめている。 「でも、あの子なら何かしてくれそうよね」 背後から聞こえてきた声に三人が振り向く。 「あかねさん。あおばさん……それに元御大将」 京子はジーっとギムを睨むと逃れるようにギムは顔を背けた。 「三人もこっちへ来てたんですね」 「ええ、ギムさんが謝りたいって言うからね」 「お、おう……」 あおばがギムの脇腹をグリグリと小突く。ギムはひきつった笑いを見せた。 「謝るのはいいけど、今はファイトの方が気になるから後にして」 「ええ……」 京子の心無い一言にギムが傷つく。周りの仲間達はそのやり取りを見て苦笑いを浮かべる。 「あかねさんは、あかりが何かしてくれるって思ってるんですか?」 先程のあかねの言葉に結衣が質問するとあかりは微笑んで頷くと口を開いた。 「いままでもあの子は、私達の想像を越えた事をやって来たでしょ。きっと今回もやってくれるわよ」 そう信じてあかねは視線をバトルフィールドへと向けた。 「や、やっぱり強いな……あおいちゃん。でも、楽しい」
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