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あおいはダブルオーライザーに向けてビームライフルを連射しながらリボーンズガンダムを進ませた。 「こんのおおおおおおおっ!!!!!!」 「……え?」 制御の効きづらい状態だが、あかりは落ち着いてコントローラーを動かした。それに応えるかのようにダブルオーライザーが動く。 一瞬の内にリボーンズガンダムの背後へと移動した。 「くっ!」 「はああああああっ!!!!!!」 「ぐうっ!」 リボーンズガンダムはライフルで反撃しようとしたが対応が遅かった。 右手を蹴られてライフルを手放してしまう。ダブルオーライザーは懐に飛び込んで胸装甲を叩き斬る。 「……」 「……」 あかねとあおばは口を開けたまま、あかりの戦いを見つめていた。 「あ、あの……どうなされたんですか? もしかして赤座さんのあれって凄いんですか」 「……凄いわよ」 綾乃の問いにあおばは生唾を飲み下してから言った。 「セーフティーを使いこなすのも至難の技なのに……しかもそこからトランザムを発動して操縦するなんて、普通出来ないわよ」 「でも、出来てますよね……」 「え、ええ……」 ちなつとあおばは頬に汗を垂らす。 あかねもまた。唖然としながら目の前の光景を見ている。 「確かに何かしてくれるって言ったけど……これは想像以上ね」 「もしかしたら、ここだったのかもね……」 「何が?」 あかねは小首を傾げる。すると、にっと京子は笑った。 「あかりが『主人公』として輝ける舞台……!」
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