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「これはどうかな?」 「それならこれで!」 「やったなぁ、今度はこうだよ」 「ふふ、そんな攻撃してくるなんて、あなただけだよ」 台詞だけ聞いてると仲のいい友人が、海辺で楽しそうに水をかけあっているように聞こえる。 ガンプラファイトは戦争じゃない。遊びだ。だからこうして二人は二人だけの空間で楽しみながら戦っているのだ。 「あはは、面白いね」 「……うん、でも。そろそろ」 「名残惜しいけど……決着をつけないとね」 試合時間は残り一分を切っていた。楽しい時間はもうすぐ終わる。 その前にどちらが勝つか……決着をつけなければならない。 「次で勝負を決めるみたいですね……」 「うん、これで優勝者が決まるんだ」 「あぁ、あかりにも勝ってほしいけどあおいちゃんにも負けて欲しくないんだよなぁ〜」 「京子ちゃん……仕方ないよそれは、勝者は一人しかなれないんだから」 緊張感が漂う中。仲間達が見守る。 数瞬の時間が流れた後。フィールドに動きが見られた。 「「はあああああっ!」」 二機が同時に動いた。最後の一撃を加える為に……勝者はーーー。
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