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「え?」 あかりは突然驚愕の声を発した。 それはあおいも、試合を見ていた仲間達も同じだ。 二人の決着はつかなかった……二人のガンプラが最後の一撃を繰り出そうとした瞬間。二機はバラバラに破損してしまったのだ。 二体が行動不能と見なされ、シュミレーターが稼働を停止させる。 「え、何が……」 「きっと俺との戦いで限界が来ていたのだろう」 茫然としているあかりに声をかけたのはギムだった。 「DG粒子のリアルダメージが蓄積されていたのだろう。それでセーフティーを解放したことによって機体に負荷がかかってしまった結果。自壊したのだ」 「そんな……こんな形でこの試合終わっちゃうんですか!?」 「……すまん」 ギムはちなつから目を逸らした。二人の決着がつけられなかったのは、自分に責任がある。何を言われてもしょうがないとも彼は思っている。 「終わりじゃないよ、ちなつちゃん」
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