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リボーンズガンダムと酷似したガンダム。このガンプラはあおいにとって思い出深い物だった。 これはあおいが初めて作ったガンプラで完成させて、あおばにプレゼントしたものだ。 「持ってきてたんだ」 「うん。あなたが初めて作って私にプレゼントしてくれた物だから……いつも持ち歩いているのよ」 「……そ、そうなの」 それを聞いてあおいの顔が少し赤くなった。 「あおい。これを今あなたに返すわ。このガンプラであかりちゃんとの決着をつけなさい」 あおばが手を重ねてくる。 あおいとあおばの思い出の詰まったこのガンプラで最高の戦いが出来るなら、この上ない喜びだ。 あおいは無言のまま首肯してシュミレーターにアイズガンダムをセットする。 「あおいちゃんは代わりのガンプラがあったんだ……あかりは……」 「ここにあるよ」 そう言ったのは京子だった。彼女は何もイラストが書かれていない長方形の箱を持っていた。 「京子ちゃんそれは?」 「へへ、ずっと渡そうと思ってたけどタイミング悪くていままで渡せなかったんだ。わたしの一件で迷惑かけちゃったし。その詫びってことで受け取ってよ」 「あかりは気にしてないのに……」 「まあまあ、そう言わずに受け取ってよ」
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