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アイズガンダムが右手でビームサーベルを引き抜き、レッドジムがガーベラストレートを右手に納める。 『先程と同じ状態で次の一撃が決まれば勝負は決まります。お二方準備は出来てますか?』 MCからの説明。二人は無言で頷く。 泣いても笑っても次の一撃で勝負が決まる……皆固唾を飲んで見守っていた。 『それでは……ファイト再開ですっ!』 合図と共に二機が同時に動いた。スラスターの最大推進力を放って突き進む。 「京子ちゃんの思いと一緒に勝つ!」 「これで決める!」 二機が間合いに入って同時に振り下ろす。装甲が裂ける音がした。 二機はすれ違い。少し行ったところで停止する。 「どっちが勝ったんだ……」 京子が二人のガンプラを交互に見る。攻撃のタイミングはどちらも同じだったがどちらの攻撃が命中したのだろうか……。 「あ、見て!」 綾乃が声を上げた。すると……片方のガンプラが地面に倒れ伏す。 倒れたのは、あおいのアイズガンダムだった。 「……私の負け、か」
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