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うまるに手を引かれ、京子に背中を押されながらあかりは外へ出た。 数時間ぶりに出たせいか、会場の証明が眩しかった。視界が回復していくと外にはあかりを待っていた仲間達の姿が……。 「あかりちゃん!」 「先輩っ!」 まず櫻子と真依が飛び付いてきた。ちなみにうまると京子は飛び付こうとしてきたタイミングでその場から離れていた。 「わわっ! 二人ともちょっと!」 「凄い! 凄いよあかりちゃん! 本当に優勝しちゃうなんて、ご褒美に頭撫でてあげる〜」 「さすが先輩っす! 自分は必ず勝つって信じてたっす! 自分は精一杯の頬擦りさせてもらうっす!」 「や、やめて〜!!!!」 撫で撫で攻撃と頬擦りのダブルパンチにあかりが混乱してきた。二人を振りほどこうにも両サイドをガッチリと固められて抜け出せない。 「「やめいっ!」」 ここであかりに救いが、ちなつと向日葵が二人を引き剥がしたのだ。 あかりは解放されてホッとする。櫻子と真依はうまると京子に取り押さえられていた。 「ありがとう。助かったよぉ……」 「いいのいいの。気にしないで」 「そんなことより、赤座さん優勝おめでとうございますわ」 「まさか赤座さんがここまで行くなんて思ってなかったわ。頑張ったなぁ」 「ええ、お疲れ様」
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