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彼女ならやりかねないと、うまるは苦笑した。 「ところで先輩。今日はこの後どうするっす。やっぱり行くっすか?」 「うん。もちろん行くよ。そろそろ生徒会の仕事も終わりそうだから向日葵ちゃん達にも聞いてみようか。後は……」 「……あかり」 襖が大きく開かれる。現れたのは他校の生徒である筈のあおいとユウキだった。 「え。あおいちゃん。ユウキちゃん……! ど、どうしてここにっ!?」 「……遊びに来た」 「あ、遊びにって……どこから入ってきたの。普段は他校の生徒入れないんだよ」 「……正面から突破した」 あおいは平然と言って除けた。 「何してんのさ君は……正面って先生達に見つかるじゃん」 「うん。最初から見つかってたよ……だから全力でここまで逃げてきたんだ」 「……マジか」 「何か会う度にアグレッシブになってくっすね……」 あおいの行動力にうまると真依は呆気にとられる。ユウキは申し訳なさそうに肩を落とす。 「ごめんね。ボクは止めたんだけど……」
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