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「着いたら最初誰と誰でやるんすか?」 「どうせならバトルロイヤル形式でやらない。大人数で楽しめるし」 「ユウキちゃんの意見に賛成。真っ先にちなつちゃん撃ち落としてあげるよ」 「ふん。そう簡単にやられると思わないことね」 いつもの帰り道。賑やかな声が響いている。 ここにいる者は全員ガンプラファイトを通して友情を築き上げた関係だ。 「……あかり」 前を歩くちなつ達の会話を聞いていたあかりにあおいが声をかける。 あかりは彼女に視線を向けた。 「……ありがとう」 「え? 急にどうしたの?」 「改めて言いたかった。私と友達になってくれたこと……それに……」 一呼吸開けてあおいは微笑んで口を開いた。 「私にガンプラファイトが楽しいって教えてくれてありがとうって言いたかった。今後とも……ユウキ共々。相手をしてくれると嬉しい」 「もちろんだよ。これからもよろしくね」 あかりは笑顔で返す。桜が舞う道を二人は手を繋ぎ合わせて歩いていく。 ガンプラファイトで繋がる絆はこれからもどんどん広がっていくだろう。 彼女達がガンプラファイトを楽しいと思う気持ちがあるかぎり……。 これは少女達がガンプラファイトを通して絆を深める物語。彼女達の話はまだまだ続いていく。 END
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