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島民たちの奇異の視線を軽く煩わしく思いながら、俺は図書館にたどり着いた。 まず最初に手に取ったのが地図帳。世界地図のページを開く。 VAVA(……) 俺のメモリーの中にある世界地図と比べると、土地の面積がだいぶ少なくなっているな。だが、面影は残っているから、ここは地球で間違いないようだ。 次に、ディグアウトについて調べてみる。警部の説明はあくまで端的なものだったからな。 VAVA(…リーバードには、モノアイが多いのか) ちなみに、よく間違われるが、俺はツインアイだ。 それを知って、エックスやマンドリラーはおろか、クワンガーやゼロやシグマですら驚愕の反応を示したのを今でも覚えている。何故だ。 VAVA(…ん?) ふと、ある記述に俺の目が止まった。 “大いなる遺産” 手に入れれば、エネルギー不足という問題を完全に解決できるという、ディグアウターたちの間で囁かれている伝説。
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