コミカルヒーローズ
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2017/09/06/22:58
…そこは、我々が住む場所とは少し違う地球。人間と同じ、あるいはそれ以上の知能を持った動物が、複数存在する世界。
これは、そんな世界の平和を守るために戦った人外たちの物語である…。
□参戦作品
■へべれけシリーズ
■忍ペンまん丸
■クラッシュ・バンディクーシリーズ(3まで)
■サイボーグクロちゃん
■風のクロノア door to phantomile
■ケロロ軍曹(アニメ第4シーズン)
■プリニー〜オレが主人公でイイんスか?〜
■ザ・ペンギンズ from マダガスカル
もくじ
プロローグ1
>>2-13
プロローグ2
>>14-34
プロローグ3
>>35-62
プロローグ4
>>63-76
1話
>>77-91
2話
>>92-105
3話
>>106-131
4話
>>132-163
5話A
>>164-189
6話A
>>190-213
5話B
>>214-235
6話B
>>236-251
7話
>>252-272
8話
>>273-294
9話A
>>295-310
9話B
>>311-345
10話
>>346-385
11話
>>386-420
12話
>>421-459
13話
>>460-483
14話
>>484-529
15話
>>530-552
16話
>>553-577
最終話
>>578-598
エピローグ
>>599-606
#以前雑談の方で他サイトでの活動を宣伝するようなことをしてしまったので、件の作品をこっちに転載したいと思います。
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:14
プロローグ2『空飛ぶ親子ロボあらわる!』
シュララ軍団のアジト
シュララ「何? ギルルからの通信が途絶えただと?」
ドクク「…!」ガタッ
カゲゲ「はっ。ペンギンズの始末、および動物園の動物を捕まえるために向かった研究員、ロブスターの混成部隊も壊滅した模様でございます」
ウカウカ「やつだ…、アクアクが動き出したのだ」
シュララ「ウカウカ殿…」
ウカウカ「わしにはわかる。またわしの邪魔をしようというのか、アクアクめ…!」
カゲゲ「シュララ様、いかが致しましょうか?」
シュララ「放っておけ。ギルルならば、まず死ぬことはあるまいて」
ドクク「!」
シュララ「無論、ギョロロに情報収集はさせるが」
ドクク「……」ホッ…
シュララ「それよりも、カゲゲ。おまえとプタタに任務を与えよう」
カゲゲ「ははっ」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:15
北海道、どこかのゴミ捨て場
剛くん「ククク。ついに完成したな、ミーくん」
ミーくん「これでクロのやつをメッタメタにしてやれるね、剛くん」
クスクスクスクスクス
剛くん&ミーくん「「えーーーーこりませんとも!!」」キッ!
ケロロ「な、何でありますかいきなり!?」
クルル「おいおい、同盟を組もうと東京から北海道まで呼び寄せておきながら、いきなり睨みつけるのか〜?」
ミーくん「あっ!? ごめんなさい!」
剛くん「いらっしゃい、ケロロ小隊の皆さん」
剛くん「…あれ? メンバーは六人のはずじゃあ…」
ケロロ「あっ! ドロロ忘れた!」
タママ「仕方ないですよぉ、先輩最近付き合い悪かったし」
モア「てゆーか、疑心暗鬼?」
ギロロ「それよりもまず、そちらの作戦を教えてもらおうか」
剛くん「いいだろう。新兵器のおひろめだ」
ミーくん「ドキドキ」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:16
剛くん「いでよ、ビッグ・サム!」バッ
オーサム「……」ジャーン
ケロロ小隊『おーッ!』
剛くん「世界征服も可能な夢の巨大ロボット。それが、ビッグ・サム!」
剛くん「そしてこっちがスモール・サム」バッ
コサム「……」ジャン
ケロロ小隊『え?』
剛くん「この巨大ロボの手にかかればクロなんか「プチュ!」だ!」
ミーくん「そーだそーだ「プチュ!」だ!」
剛くん「題して『おーさむこさむ大作戦』〜〜〜〜!」
ミーくん「やったー!」
ケロロ「サンライズに謝れぇぇぇぇ!」バキィ!
剛くん「はぐあ!」
ミーくん「剛くん!?」
タママ「あの〜、こっちの小さい方はなんのためにいるですか?」
剛くん「おーさむこさむのギャグを言うためにはどうしても必要だったんだよ、タママ二等兵くん」
タママ「えー…」
クルル「クックックッ、まあまあの趣味だな」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:16
剛くん「ではさっそく乗り込もう。ミーくん、スモール・サムのスイッチを頼む」ウイイイン
ミーくん「オッケー」パチン
ブゴゴブゴゴ
コサム「プピープピー!」バタバタバタ
バビューン ズドドドド
ミーくん「行っちゃったよ、剛くん」
剛くん「うそっ!」
ケロロ「いや、嘘ってあんた…」
剛くん「まあいいや、どうせついでに造ったんだし…。どっこいしょ」
剛くん「安全ベルト装着!」ビシッ
剛くん「発進!!」ガキン
シーン
剛くん「あれ?」
ギロロ「動かないな」
剛くん「おっかしーな。もう一度点検するか」パラパラ
ギギィ
ミーくん「あ! 動き出したよ、剛くん」
剛くん「えっ!? ワシ何もしてないぞ!」
タママ「嫌な予感!」
クルル「クックッ、トラブルの臭いがプンプンするぜェ」
モア「てゆーか、問題発生!?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:17
オーサム「ワタシ ノ ムスコ ハ ドコ…?」
剛くん「!?」
オーサム「ワタシ ノ カワイイ コサム ハ ドコ?」
オーサム「ドコォー!?」バリーン ドシーンドシーン!
剛くん「わーっ!」
ギロロ「どうやら暴走したようだな。どうする!?」
ケロロ「一応同盟を組んだ以上、見捨てるわけにはいかないであります!」
ケロロ「ケロロ小隊、Dr.剛殿救出作戦開始であります!」
隊員たち『了解!』
ミーくん「剛く〜ん! どうすればいいのー!?」
剛くん「ボタンだ! 背中の緊急停止ボタンだ!」
ミーくん「これだな!?」バチン
ビーッ! ビーッ!
アナウンス『時限自爆装置が作動しました。三分以内に避難してください。メガトン級の大爆発です』
剛くん「ンなにーーーッ!!!?」
クルル「いい趣味してるじゃねーの」クックックッ
ギロロ「言うとるばやいかーっ!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:17
ミーくん「剛く〜ん! 本当のボタンはどこー!?」
剛くん「えーと、えーと」
剛くん「しまった〜! そんなボタンつけてなかった〜!!」
ミーくん「え〜っ!?」
ケロロ「何ですとー!?」
アナウンス『爆発まであと二十秒…』
ミーくん「もう時間がないよ剛く〜ん!」
剛くん「そ、そうだ! ここはひとまず、タイマーを引き延ばしてくれ!」
ミーくん「今度は、慎重に…!」プルプル
ズルッ
ミーくん「わー!」ヒュー
剛くん「ミーくーん!」
タママ「キャッチ! かーらーのー!」
アナウンス『3、2、1』
剛くん「もうダメだぁ〜!」
ギロロ「行ってこーい!」ドーン!
ミーくん「うおおおおお!」ガチン!
ミーくん「剛く〜ん! 24時間後にセットしたよ〜!」
剛くん「うぇ〜ん! ありがとうミーくーん!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:20
次の日の朝、フジ井家
クロ「ん〜っ! いい朝だ」
クロ「空は澄み切ってるし」
チュンチュン
クロ「小鳥はさえずってるし」
パギャー ドゴーン ズズーン
クロ「街でロボットは暴れてるし」
ミーくん「クローッ!!」ガバァッ!
クロ「わーっ!? 何なんだおまえら!?」
ケロロ「かくかくしかじかであります!」
ミーくん「頼む! 剛くん救出に力を貸してくれ! 少しでも戦力がほしいんだ!」
クロ「自業自得ってやつじゃねーか。だいたい、オイラをサイボーグに改造したのあいつじゃん。オイラ、あいつ嫌いだしな…」ホジホジ
ミーくん「クソーッ!!」ボゴッ!
クロ「いたっ!」グサッ
ミーくん「おまえにはわかってるはずだ! 雄猫にとって、飼い主を死なせることがどういうことか!」ボコボコ!
クロ「刺さった刺さった指が鼻に刺さった!」
ジーさん「クロー、ちょっくらバーさんと一緒に釣りに行ってくるわー」
クロ(あーハイハイ、行ってらっしゃい)ニャーゴ
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:21
ミーくん「剛くんが死んだら俺は金玉もいで雌猫になる…」グスッ
クロ「ちっ! この借りはでかいぜ? 必ず返してもらうぞ、いいな!?」
ミーくん「急ぐぞクロ!」ピューッ
クロ「あ! コラ!! 返事は!?」
◆
市街地
オーサム「パギャー!」ドスーンドスーン
ケロロ「ケロロ小隊、全員出撃! 我々の底力を見せてやるであります!」
タママ「んだるぞぬしゃー! “タママ・インパ(ry」
ポコーン
ケロロ小隊『わー!』
ケロロ「ま、まだまだぁ! 我々の底力を(ry」
ポコーン
ケロロ小隊『あへー!』
ミーくん「なんつー浅い底力だ…」
クロ「それにしてもはた迷惑なもの造ったな、あのハゲ」
オーサム「」ベッ
ミーくん「危ない! 何でも溶かす液だ!」ドカッ
クロ「ぐえっ!」
オーサム「」ベッ
クロ「危ない! 何でも溶かす液だ!」バキャ
ミーくん「はぐっ!」
オーサム「」ベッ
タママ「危ない! 何でも溶かしそうな液ですぅ!」
ケロロ「総員退避ー!」
ギロロ「ギャアアアアア!!」ジュウウウ
ケロロ「ギロロ伍長ー!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:21
ギロロ「って、あれ?」
クルル「隊長、この液体、生物には効かないみてーだぜェ」
モア「てゆーか、ご都合主義?」
ケロロ「
>>1
、珍しく残酷描写を自重したでありますな」
タママ「普段はギャグでもハードでえげつないことするくせに」
オーサム「」ダラダラ ジュウウウ…
クロ「おいっ。なんかあいつ口溶けてるぞ。ほっときゃ消えて無くなるんじゃねーか?」
ミーくん「そ、そーなのか?」
オーサム「パギャー!」ドゴーン!
クロ「わっ! 暴れ出した!」
クロ「やっぱ止めるしかねーな! コックピットはどこだ!?」
ミーくん「頭のてっぺんだ!」
ケロロ「ケロロ小隊、ミー殿とクロ殿に続くであります!」
隊員たち『了解!』
タッタッタッタッタッ…
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:22
オーサムの頭上
クロ「おー、ここか」
剛くん「クロ!? 何故ここに(ry」
クロ「オラァ!! 止めろっ! 止めろっ!」ドゴボゴガス!
剛くん「ギャアアアアア!!」
ミーくん「いや。だからさ、それができりゃあんた…」
クロ「さてと、冗談はこのくらいにして……と」パンパン
ミーくん「冗談かい!」ワタタ
剛くん「」ピクピク
ギロロ「どうするケロロ? 一応アンチバリアでオーサムの姿はペコポンの人間たちには見えないようにしているが、それも何時まで持つかわからんぞ」
ケロロ「やむ終えないでありますな……モア殿!」
モア「はい!」
タママ「軍曹さん、まさか…!」
ケロロ「ハルマゲドンでいくであります」
ミーくん「ハルマゲドン?」
モア「私、1999年7の月にやってきた恐怖の大王なんです。てゆーか、世界の破壊者?」ニッコリ
クロ&ミーくん「「えーーーっ!!!?」」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:22
モア「アンゴル族究極奥義“黙示録撃(ハルマゲドン)・10000000分の(ry」
クロ「努力しろよ、もう少し」シパーン!
ケロロ「回し蹴りー!?」
モア「おじさま!?」
ミーくん「そんなことしたら剛くんが死んじゃうだろう!! 調理してやろうかこの黒ギャルがァァァァ!!」つ 包丁ジャキン!
モア「お、おじさまに差し出してくれるのなら…」
ミーくん「いいんかい!?」ズコーッ!
タママ「ムキー! 嫉ィーッ妬!!」
クルル「おーい、てめぇらちょっとパソコンを見ろ。やっこさんの息子、テレビに出てるぜ」
ギロロ「何!?」
アナウンサー『ヘリからの中継です。今朝発見された謎の飛行物体は、現在石狩湾上空を移動中です』
クロ「なんだ? ありゃ」
ミーくん「「コサム」だよ。あの巨大ロボの息子。「コサム」を探して「オーサム」は暴れてるのさ」
クロ「おまえら、何がしたくてそんなもん造ったんだ?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:23
クロ「とにかく、このままじゃ街がもたないし、ハルマゲドンなんざもってのほかだ。「オーサム」に「コサム」がここにいないことを伝えよう」
ミーくん「伝えるってどうやって?」
クロ「おまえがなんとかしろ」
ミーくん「えっ!?」
ナレーション「あ、どうも。ひろしことケロロ軍曹のナレーションです。どうしても説明が必要な時は私が喋りますので、よろしくお願いします」
ナレーション「というわけで、オーサムの口の上に立つミーくん」
クロ「ほれ、早く」
ミーくん「待て! せかすな」
ミーくん「ハ、ハァ〜イ(はぁと)」
クロ「なにがハァ〜イ(はぁと)だよ」
ナレーション「ミーくんジェスチャー中」
クロ「えーと? 「あなた」「の」」
ケロロ「「息子」「は」」
タママ「「い」「い」「インドの」――インド!?」
ギロロ「おい! インドとはなんだ!」
モア「え? 「違う違う」「インドじゃない」?」
クルル「「おいとい」「て」――」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:26
ドドドドドドドド!
『『わーっ!?』』
クロ「何だー!?」
ミーくん「ま、まさか!」
シャキーン! ドシーン!
タママ「両腕が飛行機みたいな翼になったですぅ!」
ケロロ「飛ぶ気か!?(ムスカ風に)」
ドドドドドド…!
クルル「海に向かったぜェ」
ミーくん「やったぜ! 俺のジェスチャーが伝わったんだ!」
クロ「ははは、インド洋に向かわなきゃいいがな」
ミーくん「大丈夫ですよーだってちょっと待てーーー!! 剛くんを助けるんだろォ!?」
ミーくん「あーどうしよう空飛んじまったよーーー!!」
ケロロ「ミー殿、クロ殿!」
ミーくん「軍曹!?」
ケロロ「何をしているでありますか! 早く小隊船に乗るであります!」
モア「てゆーか、緊急発進?」
ミーくん「え、おまえらそれで来たの!?」
クルル「泳いで来るわけねーだろ」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:27
スゥ…
カゲゲ「標的を確認…」
プタタ「プタタ…、シュララ様のケロメットの力でオーサム・コサム親子に自我を与えて暴走させる作戦、大成功だぜ♪」
カゲゲ「これより計画の第二段階に移る。プタタ」
プタタ「OK!」つ でっかい筆
プタタ「プタプタプタァ、イェイイェイイェイイェイイェ〜イ♪」カキカキ
◆
海上
オーサム「コサムー! コサム ハ ドコォー!?」ドドドドド
キィーン
タママ「追いついたですぅ!」
クロ「おーい、剛。生きてるかー?」ワハハハ
ミーくん「剛く〜ん!」
ドガッ!
ケロロ「わぁっ! ちょっとギロロ、撃つの早いって!」
ギロロ「お、俺じゃないぞ!?」
モア「報告します! センサーに影! 所属不明の戦闘機が1、2…7機来ました! てゆーか、第三勢力!?」
ナレーション「彼らはドッグファイト研究員。例によってコルテックスの部下である!」
ケロロ「な、何ですとー!?」
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2017/09/09/08:28
ドッグファイト研究員A「アンチバリア反応確認! 全機攻撃開始!」
ドドドドドド!
グボボボボボ!
クロ「ひええっ!」
ミーくん「剛くーーーん!!!!」
ギロロ「いかん! オーサムの高度が落ちている!」
クロ「う〜ん…、さすがの剛もこれでお陀仏だな…」
ミーくん「剛くーーーん!!!!」
ズズン!
ケロロ「おととっ!? 何事でありますか!?」
モア「おじさま、私たちも攻撃を受けてます! てゆーか、撃墜必至!?」
ケロロ「撃墜などされてたまるものか! ギロロ伍長、タママ二等、ただちに迎撃(ry」
ミーくん「よっ…、よっ…、」
ミーくん「よくも剛くんをぉぉおぉおおおぉぉアアアアアア!!!!!!」シュルルッ!
ケロロ「ミー殿から大量の触手がー!?」
クロ「ヤバい! ミーくんはあらゆる機械を自分の部品として取り込めるんだ!!」
クルル「ゲッターロボかデビルガンダムの親戚か?」
ギロロ「冷静に聞くなー!!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:29
ナレーション「あっという間にケロロ小隊船を取り込み、巨大戦闘機と化したミーくん」
ミーくん「やったるでー!!」ドドドドド!!
ギロロ「う、動けん…!」
クロ「お、落ち着けミーくん! せめてオイラたちが動けるスペースを…!」
ミーくん「“全弾発射”!!」シパァン!
ドッグファイト研究員's『ギャアアアアアア!!』ボボボボボボガーン!
クロ「あわわ…」
モア「敵、全滅しました…」←何故か無事な人
ケロロ「ポカーン…」
タママ「何で世界征服できないんですかね?」
クロ「おいっ! ミーくん、あれを見ろ!」
ミーくん「えっ? コサム!!」
コサム「プピィ?」パタパタ
ミーくん「おーよしよし、こっちおいで。お母さんのところに帰ろうなー」
ミーくん「ほ〜れ、高い高〜い♪」
コサム「プピプピ♪」
クロ「もう十分高いだろ」
コサム「♪」ブリッ
ジュー
ミーくん「ひっ!!」
ケロロ「あ、何でも溶かす液」
ミーくん「何しやがるこのガキ!!」ゴイン!
ヒュルルルル ダパーン
ナレーション「ああ、殴り落としちゃった」
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2017/09/09/08:30
オーサム「コサムゥ〜!」メラメラ
『『わぁああああああ!!!?』』
オーサム「コサム〜!」メラメラ フラフラ
クロ「かわいそうに。探し回ってるじゃねーかよ」
ミーくん「ううっ、とっさに手が出ちまった」
アナウンス『爆発まであと三分…』
クロ「なんかアナウンスが流れてるぞ」
ミーくん「忘れてた! 自爆装置だ!」
クロ「ならほっとこうぜ? 剛は死んじまったし海の上だから被害もないし…」
ミーくん「…クロ、それからケロロ小隊のみんな、こんなとこまでつきあわせて悪かったな」ガシャ
ケロロ「何でありますか、急に!?」
ミーくん「俺さあ、剛くん救えなかったから、せめてもの罪滅ぼしにあの親子だけは救ってやろうと思う」
タママ「救うって、どうやってですぅ!?」
ミーくん「さっき思いついたんだけど、自爆装置だけを俺の中に取り込むのさ」
ギロロ「それではおまえが…!」
モア「てゆーか、木っ端微塵!?」
ピョンッ
クロ「あっ、ミーくん!」
クルル「つまんね」ケッ
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2017/09/09/08:33
アナウンス『爆発まであと二十秒…』
ゴボッ ゴボッ ザパァァン
ミーくん「よーし、爆弾取り外し成功! あとはできるだけ遠くに…」ザバザバ
アナウンス『9、8、7、6、5』
オーサム「コレ オマチ ボーヤ」ガシッ ザッパァ
ミーくん「わーっ!? ごめんなさいごめんなさい!」ジタバタ
オーサム「イケナイ ボーヤ ダ」ズボッ
ミーくん「へ?」
オーサム「イノチ ヲ ソマツ ニ シテ!」ビュン!
爆弾 < ボッカァン!!
ミーくん「あ…」
オーサム「ワタシ ハ コサム ト イッショニ ウミ ノ ソコ デ クラシテ イキマス」
オーサム「サヨナラ ヤサシイ ネコ ノ ボーヤ」ノシ
コサム「プピー」ノシ
ザザァァァ…
クロ「よかったじゃねーか。おまえの望み通りになってよ」
ミーくん「クロ!? ああっ、剛くんも! 生きてたんだね!」
剛くん「ごめんよミーくん、心配かけちゃって!」ヒシッ
ミーくん「いいんだよ剛くーん!」ギュウ
ケロロ「感動の再会であります」グスッ
モア「てゆーか、一件落着?」ウルウル
クロ「さーてと、殴るか」ボゴッ
剛くん「げふぅ!」
ミーくん「がはっ!」
『『えー!?』』
クルル「やるじゃねーの」クックックッ
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2017/09/09/08:33
カゲゲ「期は熟した!」バッ
ギロロ「何者だ!?」
プタタ「プタタ…! Yo! Yo! 久しぶりだYo!」
ケロロ「おまえは、シュララ軍団“ストリートアートのプタタ”!」
プタタ「覚えててくれてありがとう! これは挨拶、アンゴルストーン!」
モア「きゃああああああああ!?」ギュウン!
ケロロ「モア殿ー!!」
クロ「何だ!? 嬢ちゃんがでっかい石ころに取り込まれた!」
クルル「あれはアンゴルストーンっていって、アンゴル族を封印する力があるのさ」
カゲゲ「次は貴殿だ、ドクター剛。シュララ殿の命により、貴殿を連れて行く」
剛くん「わ、わし!?」
ミーくん「そんなことさせるか! “ガトリング(ry」
プタタ「あーらよっトロイの木馬!」グパァ!
ケロロ「キィ〜ヤァ〜! ニョロロでできた筆ーっ!!」
ミーくん「もがー!?」バクンッ
クロ「今度はミーくんが食われたー!?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/09/08:34
クロ「あれに食われたらどうなるんだ!?」
ケロロ「ニョロロは、水分を吸収する植物であります。つまり…!」
ペッ
ミーくん「ぺらーり…」
クロ「干からびたー!!」
ギロロ「おいィィィィ! サイボーグだろおまえー!?」
クルル「先輩、そうこうしてる間に、嬢ちゃんもドクター剛もさらわれちまったぜェ」
ケロロ「なな、何ですとー!?」
カゲゲ「さらばだ」
プタタ「おい、ケロロ軍曹にお仕置きしなくていいのかYo?」
カゲゲ「指示以上のことはしてはならん」
ミーくん「剛くん! 剛くんを返せ! 剛くん、剛くーーーん!!」
ケロロ「モア殿ー!!」
クロ「ど、どーすんだよ! このまま帰ったら後味わりぃぞ!」
ケロロ「シュララ軍団は我輩たちを標的としている! 遅かれ早かれ全面対決は必至!」
ケロロ「クロ殿、ミー殿、一旦我輩たちの基地に来るであります!」
クロ「お、おう!」
ミーくん「待ってて剛くん、必ず助けるからーっ!!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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2017/09/09/08:35
シュララ軍団のアジト
剛くん「ここはいったい…?」
コルテックス「いやぁ〜、久しぶりだね剛くん! ワルワルハイスクール以来かな?」
剛くん「おまえは、ネオ・コルテックス!?」
コルテックス「覚えててくれたんだ…」ニヤニヤ
剛くん「私に何の用だ!?」
コルテックス「決まってるじゃない。同じ“動物を改造して自分の手下にして世界征服を企む”者同士、仲良くしよう!」
剛くん「断る! 私はおまえが嫌いだ!」
コルテックス「あそう? じゃあここに閉じこめちゃうけど、気が変わったら何時でも言ってね〜」
ガチャン…
剛くん「…! はぁ、ミーくん…」
◆
その日の夕方、フジ井家では
ジーさん「クロはどこ行ったんだ? せっかく異国の魚が吊れたっちゅーのに」
コサム「プピー」
< コサム ドコー!? ズシーン ズシーン
バーさん「おや、地震かねぇ?」
プロローグ2『空飛ぶ親子ロボあらわる!』完
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