ひたすらカオスですけど、一応勧善懲悪物語です。
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2022/05/01/22:49
ボーボボのナレーション「前回のあらすじ! 大地震によって出現した時空の歪みに飲み込まれ、原始時代にタイムスリップしてしまったケンとリカは、そこで宇宙人と出会い――!」
ケロロのナレーション「ちょっと待てー! これこのスレが始まりだから、前回とか無いよ!」
ボーボボのナレーション「えっ!? お、おい、なんか違うみたいだぞ。どうなってんだよ…何?こっちが本物!?」
参戦作品
○ボボボーボ・ボーボボ
○トラウマイスタ
○魔法陣グルグル
○ファントム・キングダム(小説版)
○ケロロ軍曹
グルグルのメッセージウィンドウ【ろくなコラボじゃなかった!】
#毎週日曜更新予定。
#もくじ
>>2-9
プロローグ
>>10-20
第1話
>>21-36
第2話
>>37-65
第3話
>>66-86
第4話A
>>109-128
第4話B
>>87-97
第5話A
>>129-184
第5話B
>>98-108
第6話A
>>185-205
第6話B
>>206-227
第7話
>>228-252
第8話
>>253-291
第9話
>>292-317
第10話
>>318-336
第11話A
>>337-379
第11話B
>>380-415
第12話
>>416-456
第13話
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/02/12/22:04
第8話『大波乱の予兆』
チャンドラカンパニー系列の化粧品店「sasinm sasinm」
客A「最後の1個よ!」
客B「あたしの!」
客C「あたしのよ!」
キャッキャッ
店員「カミーユ主任、在庫なくなりましたー!」
カミーユ「ウフ♪ 順調ね」ニッコリ
電話 < ピピピピピ…
ピッ
カミーユ「はい、社長」
二千恵『どうかね?』
カミーユ「大反響です。数字的には昨日のバイト、およそ四千本が捌けました」
二千恵『頼もしい限りだな。君の働きは計画に大きく貢献することになる』
二千恵『我らが創造するべきは永久平和国家「シャングリラ」。文化、宗教、倫理観、言語、通貨、政治体制……そこは全ての価値観を統一した理想郷。この計画はそのための礎となるのだからな』
カミーユ「はい、では引き続き進めます」ピッ
ザッ…
カミーユ「あらぁ? あなたは確か昨日の…」
ちひろ「ご、ごめんなさい…。あ、安曇ちひろ、といいます。い、頂いたアロマ「シャシー」、とてもっ、良かったです」
ちひろ「な、なんだか、自信が……湧いてくるような感覚で、あの……あの、アレ、購入したい……ですけど、おいくらでしょうか…?」
カミーユ「…ちひろちゃん、あなたとーっても可愛いから……タダでいいわよ。ウフ♪」ニヤリ
ナレーション(ケロロ)「うわぁ、悪い笑顔…」
ナレーション(ボーボボ)「絶対ヤバイって、その「シャシー」っていうアロマ」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/02/12/22:05
同時刻、裏マルハーゲ帝国拠点「ヤミキング」
ハイドレート「いいぞいいぞ、もっと真拳使い共のエネルギーを集めろ! そして私をこの闇の世界から解き放つのだ!」
白狂「俺たち三人を解放できるかどうかは貴様らにかかっている。失敗は許されんぞ」
ベーベベ(クク……感動の再会になりそうじゃん…)
クリムゾン「はっ、お任せを」
LOVE「残りの生け贄も、必ずや集めてご覧にいれましょう」
コンコン
ハイドレート「何だ? 入れ」
シャンメリ「失礼致します!」
ベーベベ「シャンメリ、どうした?」
シャンメリ「それが、闇皇帝様に謁見したいという方が…」
ハイドレート「私に謁見だと? どこの誰だ」
シャンメリ「……………魔王、ギリです」ゴクリ
クリムゾン「何だと!?」
LOVE「魔王ギリですって!?」
白狂「闇皇帝様、いかがなさいますか?」
ハイドレート「通せ。まずは話し合ってからでも遅くはあるまい」
白狂「かしこまりました。シャンメリ」
シャンメリ「はっ! 闇皇帝様からお許しを得た、入れ!」
コツコツ
デマ「……」
レイド「……」
カヤ「……」
ギリ「まずは初めましてと言おう。闇皇帝ハイドレート」
ハイドレート「私の名前を知っているのか?」
ギリ「我が軍には優秀な情報収集家がいてな。可愛らしい見た目に反して、なかなか仕事のできる悪魔だ」
カヤ(その代わり口が軽すぎますがな…)
ハイドレート「何をしにここへ来た?」
ギリ「二つ程質問がしたい。いいだろうか」
ハイドレート「言ってみろ。答えるとは限らんがな」
ギリ「ではまず一つ、生け贄を集めてどうするつもりだ?」
ハイドレート「私とベーベベ、そして白狂は強大な闇力を持っている。このままでは地上に出られんのだ。だから12人の生け贄がいる」
ギリ「ふむ。では二つ目だ。おまえの最終目的は何だ?」
ハイドレート「私が、この地上の新たな王となる」ニヤリ
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/02/12/22:06
ギリ「そうか」
ギリ「デマ、早速働いてもらうぞ」
デマ「ははっ!」
クリムゾン「待て、何をするつもりだ!」
ギリ「おまえたちが地上に出られるよう手伝ってやる。後は好きにするがいい」
ハイドレート「何…?」
デマ「それでギリ様、私は何をすれば…」
ギリ「……」スッ
デマ「ぎ、ギリ様!?」フワァ…
ギリ「おまえを触媒に、私の魔力をあの生け贄の時計盤に流す。少しの間、痛みを感じるが我慢してくれ」
ギリ「私は決して部下の命は奪わない。だが、甘やかしてばかりでは他の者に示しがつかん」
ギリ「…ドンカマーが生きていれば、このようなことはせずにすんだのだ。許せ」ピカッ
デマ「アーーーーーッ!!!」バリバリバリバリ!
レイド「ひっ…!」ビクッ
カヤ「…っ!」
デマ「」ドサッ
ゴゴゴゴゴ…!
ベーベベ「時計盤が…!」
クリムゾン「バカな、一人で残りの……四人分の生け贄を賄ったというのか!?」
ハイドレート「魔王ギリ、何が目的だ?」
ギリ「おまえが地上の王になるというのであれば、私の敵はおまえの敵にもなるだろう」
ギリ「同じ立場の者として、少しばかり手伝ってやろうと思った。それだけだ」
ハイドレート「……」
ギリ「では我々は帰らせてもらう。レイド、デマを回復させろ」
レイド「はっ! 闇魔法"ダークサンシャインアタック"!」ピシャーン!
クリムゾン「アタックって言ってんじゃねーか!」
デマ「はっ、わしは一体!?」ガバッ
LOVE「本当に回復してる!?」
ギリ「デマ、立てるか?」
デマ「も、もちろんでございます!」
ギリ「では、ザン大陸へ帰ろう。さらばだ、裏マルハーゲの諸君」
コツコツコツ…
白狂「…闇皇帝様、地上へ出られますか?」
ハイドレート「いや、今はまだその時ではない。もっと最高のタイミングが存在する」
ハイドレート「だが、いつでも動ける準備はしておけ」
白狂「はっ」
ハイドレート(魔王ギリ、いったい何を考えている…)
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/02/19/23:01
翌日、吉祥梵天学園、高等部、ピカソたちの教室
OVER「えー、つーことで、俺の出身地であるバルカン半島は、この頃「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれていたわけだ」
キーンコーンカーンコーン
OVER「よし! 今日の授業は終わりだ、じゃーな」
スタスタ…
ピカソ「…まさか、魚雷先生の代理をやるなんて……いや、正確には本人なんだけど」
ヘッポコ丸「OVERって狂暴だけど、変なところで真面目だからな」
ピカソ「マルハーゲ帝国って本当に悪の組織か?」
ヘッポコ丸「…少なくとも、俺は故郷を滅ぼされた」
ピカソ「えっ!? ごめん…!」
ヘッポコ丸「いいよ。仇はボーボボさんが取ってくれたし、マルハーゲ帝国にもいいやつはいるっていうのも事実だから」
ピカソ「ヘッポコ丸…」
ヘッポコ丸「ところで今日の放課後、みんなでカラオケに行くことになってるけど……何歌えばいいかな?」
ピカソ「今の流れでそれ聞く!?」
◆
そんなこんなでカラオケ店
スジャータ「イエー、めーっちゃ、ホーリデイ♪」
【92点】
スジャータ「キャー! 見て見てピカソ君、92点だって! すごい!?」
ゲルニカ「ヴォオオオオピカピカズンズン!」
ピカソ「明日風の王に会いに行くっていうのに何でカラオケなんぞに…」
スジャータ「楽しいわねー、一度来てみたかったの。はい、ピカソ君も歌って。私のために♪」
ピカソ「俺にマイクロフォンを渡しましたね……大変なことになりますよスジャータさん…!」ゴゴゴゴ…
【ざんねん 26点】
スジャータ「ご、ごめんなさい。こんなに大変なことになるなんて…」フルフル
ビュティ「痛ましいほどに音痴…」
ピカソ「機械なんぞに俺の歌の素晴らしさはわからんのです!」
ズンチャカ ズンチャカ
ゲルニカ「ヴォッ」つ マイク
ピカソ「おまえ、歌えるのかよ」
ゲルニカ「ヴォオオオオオオオ、ヴォー、ヴォー」
ゲルニカ「ヴォッヴォッヴォッー、ヴォーヴォウ!」
【天才 100点】
ピカソ「WHY!?」ガビーン!
ピカソ「うううゲルニカに負けた…」ズーン
ゲルニカ「ヴォオオ。主殿、ごめんなさい」
スジャータ「ごめんなさいピカソ君…」
ピカソ「そんなに謝られても逆に惨めなんでやめてください」
ヘッポコ丸(ゲルニカが100点取ったから下手な歌選べねぇ……マジで何歌えばいいんだ?)
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/02/26/22:06
ファーブル「……」ポヘー
夏美「瑠々花さんも何か歌いましょうよ!」
小雪「そうですよ、先輩の全快祝いでもあるんですから!」
ファーブル「え? うん…」
ビュティ「ほら、へっ君、早く選んで! 後がつかえてるんだから!」
ヘッポコ丸「う、うん。じゃあ…」
推奨BGM『ププッとムフッとかいけつダンス』
ヘッポコ丸「失礼こかせて……いただきます」キリッ
ビュティ「まさかのおしり探偵!? いやぴったりだけども!」
【35点】
ヘッポコ丸「微妙だー!」ガビーン!
ピカソ「9点も差をつけられた…」
ビュティ「まあまあ…」アハハ…
夏美「ところでビュティちゃん、あのアフロたちは一緒じゃないの? こういう騒ぎ、好きそうに見えたけど」
ビュティ「ああ、ボーボボたちはその……ダンスの練習」
◆
キタキタおやじ「それではみなさんご一緒に! ワン・ツー・さんはい!」
キタキタおやじ「ひーらりひらひらひひらりらーひら」クニックニッ
ボーボボ組『ひーらりひらひらひひらりらーひら』クニックニッ
キタキタおやじ「張り切っていきますぞー!」
ボーボボ組『おー!』
チャップリン「張り切らんでいいー! 何で俺まで(ry」
キタキタおやじ「腰の動きがなっとらーん!!」ドゴーン!
チャップリン「ギャあアアアアこのおやじ強ぇえええ!?」
ライムライト(最近こんなんばっかだからチャップリンが弱く見えてきたライ…)
◆
ビュティ(ソフトンさんや破天荒さんまで参加するなんて…)ドヨーン…
夏美「びゅ、ビュティちゃん? どうしたの?」パチクリ
ニケ「ちわー、梅干し大名でーす」バターン
ピカソ「何だそのコスプレ!?」
ククリ「勇者様、たぶんノリが違う!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/05/22:22
ニケ「何だ、仮装大会じゃなかったのか」
ピカソ「カラオケに来たこと無かったのか?」
ククリ「さっぱりです」
サッパリ妖精「はぁ〜サッパリサッパリ!」
ニケ「ついでに灰色ねこも行ったことがありません」
ピカソ「ちょくちょくこのSSの作者のプライベート暴露するのなんなの?」
トマ「ギャグの一環かと…」
ジュジュ「…あら」
小雪「」ドキッ
夏美「小雪ちゃん?」
ジュジュ「あなた、忍庁の下忍よね? 前に私が日本に来た時に、歳が近いからって護衛に配属されてた」
小雪「は、はい……お久しぶりです、ルナー…」ヨソヨソ
夏美「えっ、ルナーって…」
ククリ「ジュジュちゃーん、何歌うー?」
夏美「ジュジュって…」
夏美「ジュジュ・クー・シュナムル!? プラトー教の偉い人が何でこんなところに!? っていうか小雪ちゃんジュジュ様の護衛やったことあるの!?」
小雪「な、夏美さん落ち着いて…」
ジュジュ「あ、ごめん。もしかしてプライベートな方の友達だった?」
小雪「はい…」
ジュジュ「あちゃあ……てっきり同じ忍庁の仲間だと思ってたわ」
ジュジュ「じゃあ、あなたたちは今回の戦いには参加していないのね」
小雪「まあ、場合によりけりでしょうね。ドロロは私を巻き込みたくないみたいですけど」
夏美「戦いって…」
ジュジュ「魔王ギリを倒す」
夏美「ええーっ!?」
ジュジュ「一回体乗っ取られたからねぇ。やっぱり一発ぶん殴ってやらないと気がすまないわ」
夏美「無表情ですごく過激なこと言ってる!」
小雪「そういう人なんですよぅ…」
ククリ「ねえジュジュちゃん、この『近道したい』なんてどうかな?」
『近道したい』
ジュジュ「いいんじゃない? じゃあファーブルが歌い終わったら一緒に歌いましょう」
ククリ「うん!」ニッコリ
ファーブル「僕が好きかい? 蝶々♪」
推奨BGM『チョー(E)』
ピカソ「むしまるQゴールド!?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/05/22:23
その日の夜、ファーブルの家
ファーブル「あーん! スジャ姉様がお泊まりに来てくれるなんてー!」
ファーブル「ねーねー、一緒に寝ていーい? ねーねーねー」ハァハァ
スジャータ「はいはい」フフフ
スジャータ「…ねえファーブル。もしかして、あの裏四天王が言ったこと、気にしてる?」
ファーブル「む…」
3ぶくろ2『いいか! 強いのはアートマン、貴様じゃない! 貴様はただの小娘! いや、他人の力で強くなったつもりのバカだ!!』
ファーブル「――そんなわけないじゃん! あたしがあんなんでへこたれるわけないでしょ!」
スジャータ「そう、ならいいわ」
スジャータ「ピカソ君たちと仲良くできそう?」
ファーブル「他のみんなはともかく、あんな駄男と……無理無理。あいつ無理。タイプじゃないっ!」
スジャータ「あらら」
スジャータ「じゃあ、どういう人がタイプ?」
ファーブル「あたしより大食いの人!」
スジャータ「うーん、あんまりいなそーね」
ファーブル「あとはねー…」
ファーブル「あたしが本当にどうしようもなくて、辛くて苦しくて泪が止まらないとき、蝶々みたいに空を飛んで笑顔で助けに来てくれる人……かな」
スジャータ「――」
ファーブル「ま、そんな人ありえないけどねー! だいたいあたし、泣かないし!」アハハ
◆
ボーボボ「も、もう指1本動かせん…!」ピクピク
首領パッチ「あの親父、なんであんなに元気なんだ…?」ピクピク
天の助「」ドロリ…
キタキタおやじ「何ですかみなさん、だらしないですぞ!」ピンピン
ビュティ「まだ踊ってたの!?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/05/22:23
深夜、新ゼタ魔界
ゼタ本「ぐおーすかー」
キングダーク「くくくっ、よく眠っておるようだな」ヌッ
キングダーク「我ながら己の智謀が恐ろしい! よもや、このような手段があるとは誰も気づきはするまいて」クククッ
ペラッ
キングダーク「えー、『魔界を我輩のものに』っと」カキカキ
ブブー!
キングダーク「ぬおっ! 何だ!? 文字が消えおった!」
キングダーク「くそっ! もう一度…!」カキカキ
ブブー! ブブー! ブブー!
ゼタ本「くすぐったいから、そのあたりにしてくれないか?」
キングダーク「ゼタ! 起きていたのか!?」
ゼタ本「ああ、最初からな。こいつの予言は正しかったようだ」
キングダーク「予言? プラムか…」
トコトコ
トレニア「残念だったわね。《全知全能の書》はね、あなたたちが考えているほど万能で都合がいいものじゃないのよ」クスクス
キングダーク「な、何!?」
トレニア「《全知全能の書》には人格が存在していて、その人格が受け入れられないような願い事は、打ち消されてしまうの」
トレニア「つまりね、《全知全能の書》に宿っているゼタが認めない限り、願いは叶わないわ」
キングダーク「何と卑怯な! そのようなルールは、聞いておらんぞ!」ガーン!
トレニア「うん、だって言ってないもん」
プラム「詳しいのね、《全知全能の書》のこと」
プラム(まさかこの子も《全知全能の書》を?)
キングダーク「おお、プラム! よいところに来た! この小娘が我輩の邪魔を(ry」
プラム「あなたは黙ってなさい、この恥知らず!」キッ
キングダーク「ななっ…!?」
プラム「こんなセコい方法で魔界を手に入れようなんて、あなたには魔王としてのプライドはないの!?」
キングダーク「お、おまえと言うやつは、誰に向かって! もとはと言えばすべておまえのせいではないか!」
キングダーク「おまえと言うやつは……おまえと言うやつは…!」ワナワナ
ダッ!
ナレーション(ケロロ)「あっ、逃げた!」
キングダーク「びえ〜ん! ママァ〜ン!」
ナレーション(ボーボボ)「うわぁ……情けな…」
サロメ「キングダークが泣いていたみたいだけど、何かあったのかい?」
ゼタ本「いや、何でもない」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/05/22:24
翌日、ケロロ小隊基地、司令室
ゼタ本「全員揃ったな?」
ケロロ「はっ! 間違いなく!」ビシッ
ゼタ本「よし。では、本日我が軍は、風の王に会う。目的は風の剣の入手だ」
ゼタ本「魔王ギリと戦う前に、勇者は自然界の四人の王に認められ、それぞれ対応した剣を手に入れねばならない……だったな?」
ニケ「ああ」コクッ
ゼタ本「というわけだ。ギップル、風の王の居場所を教えろ。時空間ゲートに登録する」
ギップル「はいはい。えーと、ピグナピナ大陸の……あ、この山の頂上です!」
ニケ「高っ!? 歩きじゃなくて良かったぜ…」
ゼタ本「む。山の頂上か……急激な環境の変化で体調を崩すと不味い。麓に転移して、そこからは徒歩とする!」
ニケ「」バッ
バサバサバサ!
ククリ「勇者様ーっ!」
トマ「勇者さんがショックのあまり設定を無視して飛んだーっ!」
ククリ「ククリだって!」バッ
キタキタおやじ「わしだって」バッ
ジュジュ「やめなさいって」汗
ピカソ「ニケー! 降りてこーい!」
ボーボボ「仕方ないな……鼻毛真拳奥義「鼻毛蛇拳」!」ヒュッ ガシッ!
ニケ「う!?」
ボーボボ「下へ参りまーす!」グイッ
ニケ「のおおおお!?」ビターン!
ビュティ「設定を無視してまで楽がしたいだなんて…」
ボーボボ「ああ、なかなかのハジケっぷりだな」
猗窩座パッチ「おまえもハジケリストにならないか?」
ニケ「なるかっ!! …地道に行くしかないか」
ギップル「ハイキングだと思えば楽しいですよ」ハハハ…
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/12/22:07
ジュジュ「ケロロ小隊船は使ったらダメなの?」
ケロロ「ちょうど6ヶ月点検であります」
ニケ「宇宙にもあるのかよ!」
ジュジュ「残念ね」
ククリ「あ、そうだ」
ククリ「ボーボボさん、毛の王国にバドっていう名前の男の人はいませんでしたか?」
リスボーボボ「バド? ああ、勇者マニアのバドさんか。せっかく珍しいヒューマンタイプなのに、何の真拳も学ばずに国を出てったそうだぞ」
破天荒「俺たち以外に毛の王国のヒューマンタイプの生き残りがいるのか!?」
スイカボーボボ「バドさんが出てったのは、破天荒が生まれる前だったからな。知らないのも無理は無い」
カニボーボボ「だが、どうしてククリがバドさんのことを?」
ククリ「勇者様のお父さんなの」
ニケ「ちょっ、ククリ…!」
ボーボボ「何だってー!? ということは、おまえのハジケっぷりは毛の王国由来か!」
猗窩座パッチ「やはりおまえは、ハジケリストになるべきだ! ニケ寿郎!」
ボーボボ「そしてゆくゆくは俺の後を継ぎ鼻毛真拳の伝承者に!」
ニケ「嫌だあああああ!!」
ゼタ本「おい、出発するぞ! 早く時空間ゲートに入れ!」
◆
【そんなこんなで勇者たちは歩き続けたが――】
ビュウウウウ…
ニケ「なんちゅうか、風が強くなってきたな!」
ギップル「私たちの村が近い証拠ですよ!」
ギップル「この山の上では風の王さまと我ら風の精霊が、世界中に新鮮な風を送り出しているのです!」
ククリ「ククリ、風って好き。風の匂いって……急に懐かしいことを思い出したりするよね…」
ギップル「さすが、わかってらっしゃる」
ミロード「でもククリちゃん、私たちスカート組は気を抜くと風で――」
ぼばあー
ククリ「」
ニケ「( ゚д゚)」
トマ「( ゚д゚)」
ククリ「」バッ
ミロード「あらぁ、遅かったですぅ〜」
ククリ「み、見た?」
ニケ「んー? なんのことかなぁ」
キタキタおやじ「わしのミノチラのことです!」
ニケ「見るか、そんなもん!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/12/22:08
ギップル「見てください!」
ニケ「見ないって言ってんだろ!」
ギップル「違いますよ、私たちの村が見えてきたんですよ!」
ニケ「おおっ、やっと着いたか!」
ゼタ本「軍曹、目視できるか?」
ケロロ「ええ、はい。ですが…」つ 双眼鏡
ゼタ本「どうした? 何か異変が?」
ケロロ「いやその……洗濯物が、すべてふんどしであります」
ゼタ本「ふんどし?」
ギップル「私たちはキレイ好きですからね!」
ニケ「私たち…?」
風の精霊たち『『ギップリャ〜〜〜ッ!!』』
ニケ「わ〜っ! ギップルだらけ!」
ゼタ本「これが……この世界の風の製造風景…!?」
ギップル「どうです、神秘的でしょう!」
ニケ「世の中全部ギップルの気合いの入った屁かよ!」
ギップル「屁ではありませんよ失礼な!」
ヘッポコ丸「ニケ、その発言は俺に効く…」
ニケ「え、いや、あの…」
ククリ「……………」
ククリ、風って好き。風の匂いって…。
風の匂い。それはギップルちゃんのふんどし。
ギップリャアの気合いもろとも噴出される謎のガス。
ほら、地響きを上げて押し寄せるでしょ、あなたの街にも♪
ククリ「」ドサッ
ニケ「ククリ!」
トマ「大変だ、ふんどしにあてられたんだ!」
ボーボボ「衛生兵、衛生兵!」
ナースパッチ「とりあえず天の助で頭冷やそう!」
ビュティ「かえって気持ち悪いよ!」
天の助「がーん!?」
メルサ「ここは私にお任せください」
ギロロ「別な意味で、長居は危険だな…」
ゼタ本「うむ…」
ニケ「とっとと風の王に会わせろよ」
ギップル「はぁ、いいですけど。風の王様はそうとう変わってますよ」
ニケ「いいよ、そういうのは慣れてるから」
ルミネ「火の王と地の王はどんなだったの?」
ニケ「料理大臣とミノムシみたいなおっさん」
アルタ「なんと面妖な…」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/19/22:12
風の王の家
ギップル「王様に気に入られなければ剣はもらえません。頑張って力を発揮してくださいね!」
ニケ「よっしゃ、行くぞ!」
ククリ「勇者様、頑張って!」
メルサ「まだ起きてはいけませんよ」
扉 < ギィ…
扇風機のような杖をもった威厳ある老人「……」
ニケ(あれが、風の王!?)
ニケ「あ、あの…」
金だらい < グワーン!
ニケ「いでっ!」
老人「……」
金だらい < こっちにもガン!
ニケ「――」
スタスタ…
ククリ「勇者様!」
トマ「どうなったんですか!?」
ニケ「わからん……なんにもできんかった…」
ククリ「勇者様があんなに悩むなんて…」
ギップル「第一ラウンドは「負け」ということですか…」
ニケ「勝負なのか!?」
首領パッチ「落ちてきたたらいが木製だったら、俺たちは全滅してた…」フゥ…
天の助「ああ……それをしないってことは、こっちを試してるんだろうな…」フゥ…
ビュティ「そーなの!?」
ニケ「とにかく、もう一度トライしてくる!」ガチャ
ククリ「勇者様、頑張って!」
犬と書かれた旗を持った平八ヘアーのおっさん「……」
ニケ(さっきと違う……まず人が違う…)
ニケ(落ち着くんだ。とりあえず話を…)クルッ
口元が猫になってる王様「……」
ニケ「もういやだ、こんな王様」スタスタ
トマ「勇者さん!」
ギップル「「風」の王さまですから、常識にとらわれないおかたなのです。変化・流動こそ風の力!」
ケロロ「どこの風祝でありますか!」
ニケ「どれがどれやらさっぱりわからん!」
トマ「こちらも常識はずれの笑いを取ればいいんじゃないですか? そういうのは勇者さん得意では?」
ニケ「そうか! ボーボボたちも手伝ってくれ!」
ボーボボ「任せろ、同志!」
ニケ「だからハジケリストにはならないって!」
猗窩座パッチ「ハジケリストになると言え、ニケ寿郎!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/19/22:14
サンバなニケ「よーし、行くぞ!」ギンギン
トマ(こんなことが喜ばれるのかなぁ…)
破天荒(くっ……悔しいが間違いなく俺よりハジケてやがるぜ…!)
三馬鹿『う〜〜〜サンマ!!』
三馬鹿『サンマ♪ サンマ♪ サンバでサンマ♪ 夕飯サンマ♪ サンマのリズムに乗っちゃってー♪』
三馬鹿『おいでよ♪ 夢のサンマ帝国へーーー♪』
サンバなニケ「サンバ〜っ!!」バターン
サンバな老人「サンバ〜っ!!」ドンドコドンドコ
サンバなニケ「しまった、ネタが被った! しかもいっそうゴージャス!」
サンバなニケ(なんとか本体を捕まえるんだ! 姿かたちは変わっても伝わるもの…)
サンバなニケ(そうか、言葉だ! 言葉は人と交流するため造られたもの! 言ってみりゃ空気を伝わる「風」!)
サンバなニケ「風の王よ!」
サンバな老人「――」ピタ
サンバなニケ「俺は勇者です」
サンバな老人「何だ、君は勇者か!」
【風の王と通じた!】
味方一同『だぁあ!?』ドンガラガッシャーン!
サンバな老人「ならば本当の姿をお見せしよう」ビュウウウウ!
サンバなニケ「うわっ!」
風の王「ようこそ、風の山へ。私が風の王だ!」スタッ
ニケ「ちょっと待ってくれ。俺も今、本当の姿を!」イソイソ
風の王「見てねぇのかよ、おい!」
ククリ「風の王さま」
ジュジュ「意外にも」
トマ「まとも!」
ファーブル「へー、ロン毛のイケメンじゃん」
風の王「何だおまえたちは」
トマ「勇者パーティーのものです。ずいぶん若いんですね」
風の王「風は歳を取らないからな」
ニケ「お待たせしました。私が勇者です」
風の王「パクるなよ」
風の王「で、今日はなんの用かな?」ヒュー
ふんどし < やぁ。
味方一同『だぁあ!?』ドンガラガッシャーン!
風の王「どうした?」
ククリ「いえ…」
ニケ「やっぱり、ふんどしですか…」
風の王「もちろんだ。風通しよくないとな!」
風の精霊たち『ギップリャー!!』
ニケ(やはり自然界の王にまともな王無し!)
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/19/22:15
風の王「なるほど、すでに3本の剣を手に入れたのだな。確かにおまえは勇者なのだろうが…」
風の王「……」ソワソワ
ニケ「?」
風の王「はァ〜ッ!」バッ
ギップル「王さま!」
風の王「飽きた! 服を! 別な服を持ってこい!」
ギップル「はい〜っ!」
ニケ「「常に変化」か……すごいな、この王は…」
ゼタ本「今まで色んな魔王に会ってきたが、ここまでの変人はいなかった…」
オーバーオール姿の風の王「失礼した……それでは勇者たるおまえに…」
オーバーオール姿の風の王「……」ジー
ニケ「? ? ?」ゴクリ
オーバーオール姿の風の王「おまえの顔はもう飽きた! 別な勇者を呼んでこい!」ゴォォォ!
ニケ「そんな無茶な!」
ニケ「みんな、代わりをやってくれないか? 声は俺が出すからさ」
ジュジュ「しょうがない王さまね」
勇者ピカソ「うひ〜、緊張する〜!」カチカチ
ゲルニカ「ファイトだぞ、主殿!」
オーバーオール姿の風の王「剣を与える前に、おまえたちにやってもらいたいことがある」
ニケ「ど、どんなことですか?」
勇者ボーボボ「おお勇者よ、死んでしまうとは情けない」
ビュティ「あんたがそれ言うの?」
オーバーオール姿の風の王「裏マルハーゲ帝国の皇帝、ハイドレートを倒してもらいたい」
ニケ「裏マルハーゲ帝国の皇帝? どうして?」
勇者ケロロ「えっ、我輩でもいいの?」
タママ「軍曹さん、頑張ってくださーい!」
オーバーオール姿の風の王「あの男は恐ろしい。放置すれば、この世界に清浄な風が吹くことは無くなるだろう」
ニケ「それは、いったいどうして?」
オーバーオール姿の風の王「説明に飽きた! おしまいだ、行くがよい!」
キタキタおやじ「!?」ガーン!
【おやじの出番は無かった!】
ナレーション(ケロロ)「っていうか、肝心なところが聞けなかったんですけど!?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/26/22:07
ニケ「裏マルハーゲ帝国の皇帝を倒せだってさ〜」
ゼタ本「意外なやつから意外な名前が出てきたな……ハイドレートというのか」
ケロロ「どうするでありますか? もうここにいる必要は無いであります」
ギップル「そんなこと言わずに、新鮮な風を満喫していってくださいよ」
ジュジュ「引っ込めふんどし魔人」
ゼタ本「仕方無いな。これからは裏マルハーゲ帝国を優先的に叩く方向で行こう。本日は帰還する」
ケロロ「了解でありま――」
ゴロゴロゴロ…ピッシャーン!
ケロロ「ゲーロー!?」ビリビリ
タママ「軍曹さーん!?」
ゼタ本「むっ、魔神ライデン! それにアレク!」
ライデン「……」
アレク「よう、ゼタ。顔色が冴えねえな。そんななりになっただけじゃなく、ギリの弟子に石にされちまったんだって? よほど気苦労が多いんだろうなぁ。同情するぜ!」
ゼタ本「ふん。そう思うのなら、我の視界から消えてくれ」
アレク「そいつはできねえ相談だな。てめえの息の根を止めるまではな!」
ギロロ「来るぞ! 戦闘開始!」
ギップル「待ってください、私たちの村はどうなるんですか!?」
ゼタ本「手の空いている者は村の防衛に当たれ。風の王の機嫌を損ねて、風の剣が手に入らなくなったら困るからな」
ニケ「確かに」
◆
新ゼタ魔界
ナレーション(ケロロ)「相変わらず、ゼタの動向をテレビ中継感覚で見ている魔王のみなさん」
サロメ「ふーん……アレクがでばってきてるのか。あの二人、相変わらず仲がいいんだねぇ」クスッ
シードル「くっくっくっ……妬いているのか?」
サロメ「あんたこそ、うかうかしてると、お気に入りをハジケリストとかいうわけのわからないものにされてしまうかもよ」
シードル「ふん…」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/26/22:09
プラム「なぜなの? どうして、アレクサンダーはゼタの行き先がわかるの!? 最初の時は偶然かと思ったけど……違うわ、これは偶然なんかじゃない」
ミッキー「ホントにね、何でわかるんだろ? あ、もちろんプラムが手引きしたなんて思ってないからね!」
プラム「《全知全能の書》の内容は消滅した魔界と一緒にすべて失われたはずなのに……なのに、未来を見通しているような彼の動きは、いったい――」
トレニア「あ。それ私の仕業」ノ
魔王たち『Σ(゚д゚ )』
ナレーション(ボーボボ)「爆弾発言!」
バビロン「…えーと、どういう意味かのう?」
トレニア「彼を手引きしたの、私よ。彼の手下の子に教えてあげたの」ニッコニコ
シードル「小娘、自分の置かれた状況を理解しているか? 冗談などとぬかしたら、その首はねとばすぞ?」チャキッ
トレニア「うん、いいよ。冗談じゃなくて、ホントだから」
ミッキー「あのね、ホントのことなら、もっと不味い状況になるんだよ? わかってる?」
サロメ「面白い子だね。この子、どこから来たの?」
プラム「わからない。いつの間にかここにいたのよ……ゼタが構うなと言うから」
サロメ「そいつは怪しいねぇ」
サロメ「あんた、アレクを手引きしたっていうのは嘘じゃないだろうね?」
トレニア「ホントのことよ。どうして疑うの?」
プラム「じゃあ、答えなさいよ! どうやって彼を手引きしたの!? どうして、ゼタの行き先を知って教えることができたの!?」
トレニア「どうしてって聞かれても……知ってるから教えられたんだけど」
プラム「だから、どうして知っているのよ!?」
トレニア「うーん……予言者だから、かな」
プラム「!!?」ガガーン!!
【プラムは心に1億のダメージを受けた!】
サロメ「やっぱり、面白い子だねぇ」ウフフ
ミッキー「予言者トレニアか。ライバル登場だね、プラム」
オルフェリア「プラムちゃんの予知能力よりもよく当たるんじゃないの? ほほほほっ」
プラム「こんな屈辱……生まれてはじめてだわ…」ピクピク
ナレーション(ケロロ)「聞こえてませんね、これは」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/26/22:11
風の精霊の村
ボーボボ「うおおおお! 鼻毛真拳奥義"鼻毛激烈拳"!」
ピカソ「"嘔吐カノン"!」
ゲルニカ「ヴォオオオオ!」バシュウッ!
チャップリン「"サブリザード"!」
ライムライト「ラーイ!」ビョオオオオ!
デスサーベル軍団『ふぎー!』
ソードマスター(♂)軍団『斬って斬って斬りまくれー!』
ギロロ「正気かあいつら!? リーチの差を気合いで乗り越えるつもりだぞ!」
アルタ「主人に似たのであろう。それに、背後に魔王だけでなく魔神ライデンも控えておるしな」
ルミネ「精神的な安定ってやつ?」
ライデン「……」
ドロロ「まだ、動くつもりは無いようでござるな…」
ケロロ「あれっ、ドロロいたの?」
ドロロ「ガーン!」
ナレーション(ケロロ)「トラウマスイッチ、ON!」
ドロロ「ひ、ひどいよケロロく〜ん! これだけ人数がいたら、出番が少なくなる人が出るのは当然じゃないか〜!」ドロドロ
ギロロ「戦力を削ぐようなことするな!」
ケロロ「ああっ、我輩ったらまたやっちゃったー!」
ビュティ「ルブバさん、メンタルケアお願いします!」
ルブバ「おう!」
スジャータ「彼ってコミュ力お化けよね…」
ファーブル「本当に歴史の授業で習ったツルリーナ3世世代の人なの…?」ピクピク
タママ「今回こそより多く敵を倒した方がこのSSのマスコットですぅ!」ドカッバキッ!
田楽マン「望むところじゃー!」ボカボカ!
ヘッポコ丸「おまえらまだやってたのか!」
キタキタおやじ「みなさん頑張ってくだされ〜!」ピーヒャララー
破天荒「テメーも戦え!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/03/26/22:13
アレク「――おい、ライデン」クイッ
ライデン「はっ」
ゴロゴロ…ビシャーン!
ソフトン「副将が来るぞ!」
首領パッチ「っしゃー! ここは俺に任せなー!」
ライデン「……」ムンズッ
バリバリバリバリ!!
首領パッチ「シビレバビデブー!」
破天荒「おやびーん!」
ボーボボ&天の助『知ってた』
首領パッチ「よく、焼けました…」プスプス…
ライデン「他愛ない。次は――」
ボーボボ「どうぞ」スッ
天の助「何ぃー!?」ガビーン!
ライデン「よかろう」スッ
天の助「あらやだノリがいい!」
バリバリバリバリ!
天の助「いやァァーー!! 焼きところてんになっちゃうーー!!」
ニケ「いや、させない!」ガシッ
ニケ「"水の剣"!」シャキン
ライデン「ぬっ!?」
水の剣(天の助)「助かった〜……でも、どーせなら"ぬの剣"がよかったなぁ」
ニケ「文句言うな。行くぞぉ!」ダッ
ライデン「来い、小僧!」
ニケ「たぁー!」
水の剣(天の助)「ぷるん」クネッ
ライデン「むん!」ドゴッ!
ニケ「ごふっ!」
ニケ「っ! まだまだー!」
水の剣(天の助)「ぷるん」クネッ
ライデン「とあっ!」バキッ!
ニケ「ぎゃあ!」
ククリ「勇者様ーっ!」
ニケ「避けるな! 水の剣!」
水の剣(天の助)「ワタシケンニホンゴワカラナイ」
ライデン「茶番は終わりだ」バチッ!
ニケ「うわ〜っ!?」
トマ「勇者さーん!」
ジュジュ「なんとか避けてるって感じね。仕方ない…」ゴソゴソ
アルタ「相手はニケだけではないぞ!」
ルミネ「まとめて相手してもらおうか!」
ライデン「よかろ――う!?」ゾワッ!
ジュジュ「アブーラヤワー……水は主の恵みによりて、聖水となりまする…」ブツブツ
ジュジュ「かの者に、神の裁きを与えよ! はぁ!」ビリッ バッ
ライデン(何だ? 本のページを破り取ってこちらに投げた?)
ページ < ボッ!
ライデン「何っ!?」
ピシャアアアアアン!!
ライデン「ぐわあああああ!!」
ジュジュ「( ̄ー ̄)」にやー
ライデン「バカな……雷神である我が、雷で倒れるだと…!?」ドサッ
【魔神ライデン:撃破】
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/04/02/22:06
アレク「人間がライデンを一撃で!? あの女、なんて力を持ってやがるんだ!」
ジュジュ「あははは! もっと祈れ! もっと!」ケタケタ
アレク「そして怖ぇー!?(;゚д゚)」ガーン!
ゼタ本「おい、どうしたんだこいつ!?」
ククリ「ジュジュちゃんはお祈りで半分眠ってトランス状態になっちゃうの!」
ビュティ「バーサーカーなの!? 巫女なのに!」
ジュジュ「聖水は主の力により剣となった!」キュポン
ジュジュ「いえーい! "聖水剣"!」ドスッ!
ソードマスター(♂)「ギャー!!」
ジュジュ「あははは! あははははは!」
ピカソ「べ、別人になってる!」
ファーブル「こんなのが巫女でいいの!? プラトー教!」
ソフトン「おお、これが神を降ろす器となったルナーのお姿…」ウットリ
ビュティ「ソフトンさん目を覚ましてー!」(泣)
ジュジュ「"かみさまのことば"!」バッ
ケロロ「キィ〜ヤァ〜! 何処からともなく岩雪崩がぁ〜!」
ギロロ「ぐわあああああこっちにも来たー!?」
ジュジュ「ごちそうさまと言いなさい! ごちそうさまと!」グリグリ
タママ「この人ヤバいですぅ!」ゾーッ
田楽マン「アッパー系ってやつ?」ゾーッ
ヘッポコ丸「止めた方がいいんじゃないのか!?」
トマ「勇者さん、こんなこともあろうかと、アラハビカから静寂のガラガラを持ってきてました!」
ニケ「でかした!」
ニケ「眠ーれよ、眠れー!」ガランガラン
ジュジュ「くー」コテン
スジャータ「ね、寝た!?」
ククリ「静寂のガラガラはジュジュちゃんを半分眠らせるアイテムだから、トランス中に使えば熟睡させることができるの」
ビュティ「一応、コントロールはできるんだ…」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/04/02/22:08
新ゼタ魔界
ミッキー「お、おさまった? あの女の子こわい…」
キングダーク「ふ、ふん! あのような小娘、恐れるにたらぬわ!」ガクガクブルブル
シードル「ずいぶんと過激な神官だな。くくっ、あいつは仲間も面白い…」
サロメ「あんた、本当にあのお子さま勇者が気に入ってるんだねぇ…」
ゴゴゴゴゴ…!
プラム「何!? 地震!?」
バビロン「こ、この感覚は…!」ハッ
……………。
キングダーク「お、おさまったか……何だったのだ、今の大いなる揺れは?」
サロメ「さぁ? ただの地震だろ?」
バビロン「違う! 断じてただの地震などではない!」
バビロン「あの時と同じじゃ! ワシにはわかるぞ…!」
バビロン「調停者が来るぞーっ!!」クワッ
プラム「調停者…!?」
ミッキー「調停者って、あの調停者のこと!?」
シードル「冗談だろう」
トレニア「……」
デスサーベル「……」トコトコ
ナレーション(ケロロ)「あっ、トレニアちゃんと仲良くなったデスサーベルがどこかへ…」
◆
風の精霊の村
アルタ「"絶影"!」ザンッ!
ルミネ「"円陣乱舞"!」ズバババッ!
ミロード「"エアロハリケーン"!」ブワァッ!
アレクの手下たち『うわあああ!』チュドーン
メルサ「ゼタ様、今ので破壊神アレクサンダーの手下は全滅いたしました」
ゼタ本「このような雑魚ばかりでは、我の敵ではないわ!」
アレク「おめえは何もしてねーだろうが!」
ビュティ(確かに…)
ゼタ本「下僕の力も主である我の一部だ!」
ピカソ(開き直った…)
アレク「ふん、まあやるじゃねえか、ゼタ。腐っても魔王は魔王ってとこか」
ゼタ本「失敬な! 我は腐ってなどおらん!」
アレク「そうか? なら遠慮なくいくぜ? 今度は俺様が直々に相手してやる!」ピカッ!
バリバリバリバリ!!
アルタ「これは凄まじいな」チャキッ
ルミネ「さすが魔王だね」
ミロード「ゼタ様ぁ、こんなのと戦うのは無理ですよぅ」ウルウル
ゼタ本「くっ…! こいつ、以前より強くなっている!?」
アレク「ははははっ! 当然だ! てめえと違って俺様は今、育ち盛りだからな!」
ゼタ本「くそっ! なんということだ…!」
アレク「さあ、覚悟しやがれ!」バチィッ!
ゼタ本「…っ!」
ボーボボ「俺に任せろ! 鼻毛真拳新奥義――」
"キタキタガード"!!
キタキタおやじ「おわ〜〜〜っ!!?」ビリビリビリ
ニケ「おやじ〜っ!!」
【勇者は、本当はどうでもよかったが、一応叫んだ】
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/04/02/22:09
キタキタおやじ「ゲホッゲホッ…! ボーボボ殿、びっくりしましたぞ!」プスプス
ビュティ「ピンピンしてるー!?」
首領パッチ「BINBIN MACHOで♪」
天の助「オーエーオーエー♪」
首領パッチ「GANGANいっとけ♪」
天の助「オエオエオ♪」
アレク「へぇ……面白ぇ下僕飼ってんじゃねーか。じゃあ今度は、もっと強烈なやつを――」
デスサーベル「……」ヒョコッ
アレク「ん?」
デスサーベル「……」ヒソヒソ
アレク「何だと!?」
デスサーベル「……」
アレク「――ちっ、やめだやめだ!」
ゼタ本「どういうことだ?」
アレク「すぐにわかるさ、てめえにもな」クルリ
アレク「じゃあな。てめえの命、一旦戻していてやるぜ!」シュンッ
ゼタ本「お、おい、アレク!」
ゼタ本「アレクのやつが途中で戦いをやめるとは、どういうことだ…?」
キィィィン…
ドロロ「むっ。あれは拙者たちの船…」
ニケ「点検終わったのか」
クルル「おーい、おまえら、早く船に乗れ! 急いで基地に帰るぞ!」
モア「てゆーか、緊急会議!?」
ギロロ「何? どういうことだ?」
クルル「説明は帰ってからするっつーの! いいから乗れ!」
ゼタ本「さっきのアレクといい、何が起こっている…?」
[SHV41]
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/04/09/22:10
新ゼタ魔界
ゼタ本「我が魔王城の足場が崩れている!? 何があったのだ!?」
プラム「地震よ。だけど、城にたいした被害は無いわ」
ゼタ本「そうか…」ホッ…
―グラッ
ゼタ本「余震か!?」
サロメ「さっきから何度か同じような地震があったんだけど、それでね――」
バビロン「調停者が来るぞーっ!」
ゼタ本「調停者だとぉ!?」
ケロロ「調停者ですとぉ!?」
ピカソ「何だ? 調停者って」
モア「私が説明します。てゆーか、一語一句?」
モア「調停者。それは巨大な存在同士の衝突を仲裁する宇宙秩序の番人です」
ギロロ「つまり、星の断罪者であるおまえたちアンゴル族の同業者みたいなものか?」
モア「はい。過去数百億年にわたり繰り返されてきた魔王同士の争いも、調停者の力により最悪の結果を免れてきました」
モア「私たちはあくまで惑星を断罪する立場なので、宇宙の秩序は宇宙警察と調停者に守られていると言っても過言ではありません。てゆーか、全知全能?」
モア「ですが、調停者と戦った者は一人としていません。調停者は逃れることのできない恐ろしい呪いの力で秩序を乱した者を闇から闇へと葬り去ると、まことしやかに噂されています」
モア「調停者は決して表舞台には現れず、その姿を見た者は私たちの長老などほんの一握りしかいません。私も、会ったことはないんです。てゆーか、音信不通?」
首領パッチ「はいはい、しつもーん!」
モア「はい、首領パッチさん」
首領パッチ「おまえ、時々四字熟語の使い方間違ってるけど、意味わかってるのか?」
モア「えっ」
ビュティ「そっち!?」
ボーボボ「今それどころじゃねーだろ!」ガッ
首領パッチ「ぶひゃ!」グシャッ
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/04/09/22:12
サロメ「もうろくするにしても、よりによって調停者とはね……ただの地震を勘違いしてるだけだろ?」
ミッキー「でも、こんなにたくさんの魔王が集結しているんだから、調停者が現れてもおかしくないかも…」
オルフェリア「確かにそんなことがあるかもしれないわねぇ」
ククリ「ゼタさんに、プラムちゃん、ミッキーちゃんにオルフェリアさんにドライゼンさん、バビロンさんに、シードルさん、サロメさん、アレクさん」
ニケ「そしてギリ…… 10人か」
ミッキー(あれ……プラムはともかく、何で僕もちゃん付け?)
クルル「調停者が現れた心当たり、もう一つあるぜぇ」
ケロロ「クルル曹長?」
ギロロ「さっき急いでいたことと、何か関係あるのか?」
クルル「大有りだ」
クルル「マルハーゲ帝国が、壊滅した…!」
ボーボボ組『な、何ィィーーーっ!!?』
ボーボボ「どういうことだ、魂の兄弟(ソウルブラザー)!」
クルル「マルハーゲ帝国が50年に一度、新しい帝王を決めるための大会を開くのは知ってっか?」
ソフトン「ああ。そう言えば、そろそろそんな時期だったな」←元Cブロック隊員
ルブバ「ああ」←3世世代Zブロック隊長
天の助「初耳なんですけど!?」←元Aブロック隊長
田楽マン「俺も!」←元Zブロック隊長
クルル「その機に乗じて、例の裏マルハーゲ帝国が、大会の会場であるエジプトに殴り込みを仕掛けやがったんだよ」
クルル「皇帝ツル・ツルリーナ4世は、王妃マコちゃんと側近オクトパスカルを連れて逃走。王座を放棄しやがった」
ボーボボ組『何だってー!!』
クルル「裏マルハーゲ帝国が現れたのは大会が開かれた直後。やつらの親玉であるハイドレートは、自らがツル・ツルリーナ5世だと名乗ったぜ」
ギロロ「確かに一大事だが、それと調停者と、何の関わりがあるというんだ?」
クルル「俺がこの情報を握ったのは、地球に帰ってきた時に、実際に現場をこの目で見てきたからだ。その時に、逃亡する4世の音声を拾うことに成功した」
ボーボボ組『驚きすぎてもうお腹いっぱいです!』
ケロロ「クルル曹長は黄色いドラえもんでありますから…」
ピカソ「いや、ドラえもんも元は黄色だぞ?」
チャップリン「何!? そーなのか!?」
ファーブル「黙って!」
クルル「それがこいつだ、ポチっとー」ポチッ
4世『間違いない……あの強大なオーラはハイドレートだった』
4世『やつは全人類を一瞬で死に追いやる"あの真拳"を手に入れたがため、10年前に闇に封印された男。なぜ今地上に…?』
4世『おのれー! 大会は中止だー!』
オクトパスカル『てかマコちゃん足速ぇー!』
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2023/04/09/22:14
ゼタ本「全人類を一瞬で死に追いやる……つまり、ハイドレートもまた、魔王クラスの力を持っているということか」
トマ「風の王が警戒したのも納得ですね」
ジュジュ(うーん、本当にそれだけなのかな…?)
バビロン「調停者が来るぞー! 調停者じゃー!」
バビロン「ワシゃ、身をもって知っとるんじゃ! 調停者の恐ろしい能力をな!」
ゼタ本「何だって!?」
シードル「そんな話、はじめて聞いたぞ」
バビロン「あれは、ワシがまだ若りし頃……おまえさんたちが束になっても勝てぬほどの魔力に満ち溢れていた時代の話じゃ…」
バビロン「無敵を誇り、幾多の魔界を蹂躙しておったワシの前に調停者が現れ、恐ろしい呪いをかけおったんじゃ!」
バビロン「調停者は呪いにかかった者は、3日で死に至る…!」
ゼタ本「3日!? あんた、なぜ生きている!?」
バビロン「ワシは、魔力のほとんどを使い果たして、調停者の呪いを死にものぐるいで防いだのじゃ。じゃが、そのせいで二度とあの無敵の力を取り戻せぬ体になってしもうた…」
バビロン「おまえさんたちも、せいぜい気をつけるんじゃな。宇宙の秩序を乱す者は、調停者の恐ろしい裁きを受けることになるぞ…!」
モア「バビロンさん、大丈夫ですか?」
バビロン「モアちゃん、すまんがマッサージを頼めるかのう……威力は惑星3個分で」
モア「わかりました! てゆーか、一撃粉砕?」スチャ
ニケ「わ、惑星3個分?」
ケロロ「一撃で惑星3個を破壊する威力で叩いてくれ、という意味であります」
地球人一同『ゑ゛ゑ゛!?』
ゼタ本「星の断罪者アンゴル族の主な仕事は、惑星の破壊だ。まだまだ若い個体のようだが、それくらい余裕だろう」
ナレーション(ケロロ)「ちなみに、現時点で判明している最高威力はアニメでの黙示録撃(ハルマゲドン)1分の100です」
ナレーション(ボーボボ)「惑星100個分の威力!?」
シードル「ふん……調停者の呪いの噂は本当だったというわけか」
サロメ「……」
キングダーク「わ、わは、わははははっ! 調停者の呪いごとき、恐れるに足らんわ! 我輩は常に清く正しく生きておるゆえ、な、な、
何も心配する必要はないのだ!」
一同『……………』
【あまりの情けなさに、緊張感が少しだけ緩んだ】
プラム「調停者は、誰を裁くつもりなのかしら?」
シードル「珍しいな、予言者プラムが怯えているとは。未来が見えるのではなかったのか? くっくっくっ…」
プラム「ど、どうして私が怯えなくちゃならないのよ!」
ククリ「プラムちゃん落ち着いて。シードルさんも煽らないでください! こんな時に!」
シードル「ふん…」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2023/04/09/22:16
ゼタ本「調停者か…」
ゼタ本「アレクのやつが突然戦いをやめた理由がこれでわかった。やつとて調停者の呪いは恐ろしいと見える。当分は大人しく――」
アレク「ははははっ! そいつはどうかな?」
ピシャーン!
三馬鹿『またですかー!?』ビリビリ
ビュティ「そろそろ避けなよ」
ゼタ本「アレク! おまえ…!」
アレク「おっと、勘違いするなよ。俺様は喧嘩しに来たんじゃねえ」
ゼタ本「何だと…?」
アレク「しばらくの間は、てめえに協力してやるよ。調停者が消えていなくなるまでな」
ゼタ本「それを信じろと言うのか? さっきまで喧嘩を売っておきながら」
アレク「細かいことを言うなよ。みみっちいやつだな!」ケラケラ
メルサ「確かに戦意はなさそうですよ」
アレク「おまえ、わかってるじゃねーか。ま、そういうこった。しばらくよろしく頼むぜ。ははははっ!」
ニケ「調子の良いやつ…」
トマ「まあまあ、当面の敵勢力が一つ減ったわけですし…」
ジュジュ「一つじゃないわ。マルハーゲ帝国が壊滅したから二つよ」
ジュジュ「でも面倒なことになったわね。マルハーゲ帝国は腐っても世界を掌握していたに等しい組織。それが無くなったとあれば、ギリも黙っていないわよ?」
ククリ「う、うん…」
スジャータ「……」
スジャータ(調停者の影、破壊神アレクサンダーとの一時休戦、マルハーゲ帝国の壊滅、裏マルハーゲ帝国の台頭……私たちと敵対していた勢力・組織が次々と大きく動いている)
スジャータ(まさか、チャンドラカンパニーにも何か動きが…?)
◆
【スジャータの嫌な予感は的中していた】
プルルルル…ガチャ
ちひろ「あっ……カミーユさん、私です。あ、ちひろ……です!」
ちひろ「『シャシー』……あれ、もう……もう切れちゃって…ハッ、ハァ」
ちひろ「あっ、どうしよう……い……い、い、いま……今すぐ欲しいっ! 欲しいんです……ハァー、ハァッ、ハァー…!」
ちひろ「私、ハァー……今すぐ、ううゥ…」ドサッ…
カミーユ『大丈夫、安心して。ウフ♪ 今からあなたの家に行くわ』クスクス
第8話『大波乱の予兆』完
[SHV41]
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