コミカルヒーローズ
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2017/09/06/22:58
…そこは、我々が住む場所とは少し違う地球。人間と同じ、あるいはそれ以上の知能を持った動物が、複数存在する世界。
これは、そんな世界の平和を守るために戦った人外たちの物語である…。
□参戦作品
■へべれけシリーズ
■忍ペンまん丸
■クラッシュ・バンディクーシリーズ(3まで)
■サイボーグクロちゃん
■風のクロノア door to phantomile
■ケロロ軍曹(アニメ第4シーズン)
■プリニー〜オレが主人公でイイんスか?〜
■ザ・ペンギンズ from マダガスカル
もくじ
プロローグ1
>>2-13
プロローグ2
>>14-34
プロローグ3
>>35-62
プロローグ4
>>63-76
1話
>>77-91
2話
>>92-105
3話
>>106-131
4話
>>132-163
5話A
>>164-189
6話A
>>190-213
5話B
>>214-235
6話B
>>236-251
7話
>>252-272
8話
>>273-294
9話A
>>295-310
9話B
>>311-345
10話
>>346-385
11話
>>386-420
12話
>>421-459
13話
>>460-483
14話
>>484-529
15話
>>530-552
16話
>>553-577
最終話
>>578-598
エピローグ
>>599-606
#以前雑談の方で他サイトでの活動を宣伝するようなことをしてしまったので、件の作品をこっちに転載したいと思います。
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:29
第15話『もう冗談は終わり』
念雅山、新基地内病室
プルル「ケロン星から戻ってきたら、みんな怪我してるんだもん。びっくりしちゃった」
ケロロ「いや〜、思いの外ギオが強すぎて…」
タママ「ネンガさんが本気出さなかったら、僕たち負けてましたね。間違い無く」
ケロロ「しかぁし! プルル看護長の迅速かつ適切な治療により、我々は完全回復!」
ケロロ「更に、科学者カルテットの尽力により、宇宙麻酔の効果を打ち消す装置も完成!」
ケロロ「行くであります! 最終決戦の地、太陽の神殿コロニアへ!」
隊長「うむ。ちなみに、非戦闘員は置いていくぞ」
ナナ「え〜!? 何で〜!?」
隊長「
>>1
の頭で処理しきれないからだ!」キッパリ
ナナ「メタいよ!」
クロ「…必ず帰ってくるから、安心して待ってろって」ポリポリ
ナナ「クロちゃ〜ん!」ガバァ
クロ「だぁ! 暑苦しい!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:30
ケロロ小隊船、ブリッジ
隊長「全員乗ったか? 念のため、名前を読み上げるぞ」
隊長「私、コワルスキー、リコ、新人」
隊長「ケロロ軍曹、クルル曹長、ギロロ伍長、ドロロ兵長、タママ二等兵、プルル看護長」
隊長「クラッシュ・バンディクー、ココ・バンディクー、アクアク」
隊長「クロ、ミー、マタタビ」
隊長「へべ、おーちゃん、助左衛門、ぢぇにふぁー」
隊長「ネンガ殿、まん丸、タヌ太郎、ツネ次郎」
隊長「クロノアとヒューポー」
隊長「そしてプリニー。誰か、忘れられている者はいないか?」
ドロロ「よかった…、ちゃんと名前呼ばれた…!」ジーン…
クロ「おいマタタビ、本当について来る気か?」
マタタビ「貴様との決着をつけるためには、まず世界を平和にしないといけないと気づいたからな。そのガディウスとかいうやつを倒すのを手伝ってやる」
タヌ太郎「あれ? ガン吉は?」
ツネ次郎「白老の怪我が治るまで一緒にいるってさ」
隊長「よし! それでは軍曹、出発だ! 目的地、太陽の神殿コロニア!」
ケロロ「了解であります!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:30
太陽の神殿コロニア、神殿内部
クロノア「これが太陽の神殿…」
ヒューポー「なんかスゴそうなトコだね」
「クロノアさんと…」
クロノア「え?」
「ヒューポーさんと…」
ヒューポー「は?」
「そのお仲間のみなさんですね?」
ギロロ「誰だ!?」
クロ「早速敵か!? 相手になってやるぜ!」
「お待ちしておりました」
「待ってたぞ」
ケロロ「ゲロ?」
アクアク「待ってた、じゃと?」
クロノア「き、君たちは?」
ソ・ラール「太陽の神殿、コロニアの神官ソ・ラール」
ソ・レール「同じく、ソ・レール」
ソ・ラール「よくぞいらっしゃいました」
ソ・レール「よくきやがった」
クロノア「は、はぁ…」
クロノア「ボクたちがくるコト知ってたみたい…」
ヒューポー「なんでだろ…」
ヒューポー「ねぇ、ところできみたち、ここに妙な連中こなかったかな?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:31
ソ・ラール「それなんです!」
ソ・レール「それそれ!」
ソ・ラール「そちらをごらん下さい」
ソ・レール「見やがれ!」
ぢぇにふぁー「神官のくせに口悪いな、おまえ」
ソ・ラール「あそこにある四つの聖台…。そのひとつひとつに宝球をおさめねば 、祭壇への扉は開かぬのですが…」
ソ・レール「ひらかねぇんだ」
ソ・ラール「ところがガディウスの手下どもに、すべて持っていかれてしまいまして…」
ソ・レール「かってに持っていくなってーの」
ソ・ラール「情けないことに私どもは、戦いが苦手でありまして…」
ソ・レール「弱ぇーんだ、早い話」
ソ・ラール「お願いします…。どうか四つの宝球をとりもどしてはくれませんか?」
ソ・レール「出来るモンならやってみろ!」
おーちゃん「それが人にものを頼む態度ですの?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:32
ソ・ラール「お願いしましたよー」パタパタ
ソ・レール「失敗したらただじゃおかねぇ!」パタパタ
クロノア「ちょ、ちょっと、ちょっとーっ!!」
まん丸「飛んでっちゃった…」
クロノア「…どうする?」
ヒューポー「どうするって……やるしかないね!」
隊長「うむ。総員、4つの宝珠を探すぞ!」
クロ「面倒くせーなぁ。ちょうど赤・青・緑・黄なんだから、ケロロたちで代用できねーのか?」
マタタビ「よし、試してみよう」スチャ
ギロロ「ちょつと待てー! なぜ“すてるすブーメラン”を取り出す!」
ケロロ「血なまぐさいのは禁止でありますよ!」
ミーくん「…なあ、みんな」
クロ「あ? どうした?」
ミーくん「あそこに赤・青・緑・黄の丸が書かれた看板があるんだが……もしかして、この看板の先に宝珠があるんじゃないのか?」
隊長「…前から思っていたが、もしかしてガディウスは部下に恵まれてないんじゃないのか?」
クロノア「だってムゥって基本脳みそ豆腐だし」
ヒューポー「うん」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:33
ケロロ「とりあえず、時間的効率を考えて、部隊を四つにわけるであります」
隊長「そうだな。人数のバランスも考えて、ケロロ小隊にプリニー、ペンギンズにクロノアとヒューポー、念雅流にバンディクー兄妹とアクアク、へべれけチームにクロ、ミー、マタタビの組み合わせで行くぞ」
『『了解!』』
◆
ケロロ小隊+プリニー
ケロロ「それでは、我輩たちは、青の宝珠を探すであります!」
クルル「隊長、青の宝珠なら入ってすぐそこにあるみたいだぜ」
タママ「ここから目視できるですぅ」
ケロロ「ゲロ…、何か出鼻くじかれたでありますな」
プルル「でもケロロくん、あそこにある青の宝珠を取るには、あの二機のゴンドラを乗り継がなきゃダメみたいよ」
ギロロ「失敗したら、溶岩に転落して死ぬことになるな」
ケロロ「十分危険地帯であります!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:37
プリニー「とりあえず、ゴンドラを陣取ってるムゥを退治しておくッスね。“プリニー連射”!」シュババババッ!
ムゥ「ムゥ〜!」ボガーン
プリニー「さて、誰がゴンドラを乗り継ぐッスか?」
ドロロ「無論、ここは忍びである拙者に任せてもらうでござる」
ケロロ「あれ? ドロロ、いたの?」
ドロロ「ガーン!」
ナレーション「トラウマスイッチ、ON!」
ドロロ「ひどいよケロロくん、せっかく頑張ろうと思ったのに〜!」ドロドロ
ギロロ「一番確実な方法をダメにしてどうするー!」
ケロロ「またやっちゃったい」
クルル「お馬鹿」
タママ「じゃあ、兵長さんの次に身体能力の高い伍長さんの出番ですね」
ギロロ「お、俺か!? よ、よしわかった、行ってみよう」オソルオソル
クルル「あぁ、熱にやられて立ちくらみが(棒読み)」ドンッ
ギロロ「んなぁ〜〜〜ッ!?」ヒュー
ボッチャン
ギロロ「あっち〜!!」ボォォォ!
ケロロ「ギロロ伍長ー!」
プルル「大変! すぐに治療しないと!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:37
ドロロ「……」ドロドロ
ギロロ「」コンガリ
ケロロ「えー…。じゃあ次、タママ二等ね」
タママ「はいですぅ!」
タママ(ここでかっこよく見事に宝珠を手に入れて、軍曹さんのハートもゲット!!)
クルル「あ。悪ぃ、隊長。俺クルルロボ持ってきてたわ」
ケロロ「ちょっとちょっとー! そういうことは最初に言っといてほしいであります!」
タママ「ズコー!」
プリニー「間が悪いッスねぇ…」
ケロロ「それではクルル曹長、青の宝珠を手に入れるであります」
クルル「了解。ポチっとぉー」ウィーン ガシッ
クルル「ほらよ隊長、受け取りな」
ケロロ「青の宝珠、ゲット! 宝珠を設置する台座のもとへ戻るであります!」
ナレーション「ところで伍長、あなたもデンドロ・ギロロで飛べばよかったんじゃないですか?」
ギロロ「今言うな今…!」ピクピク
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:38
ペンギンズ+クロノア&ヒューポー
隊長「では、我々は赤の宝珠を手に入れるぞ」
新人「隊長、大変ッス! あそこの床から、定期的に火が吹き出してるッス!」
隊長「だがこの道は一方通行だ。火が出てないうちに通り抜けるぞ!」
ボォォ…
隊長「今だ〜!」ダッ
タッタッタッタッ…
隊長「よし、全員通ったか!?」
コワルスキー「はい!」
リコ「オケイ!」
隊長「さて、次は……ゴンドラに乗るのか」
コワルスキー「隊長、途中に○と×を組み合わせたマークが描かれた柱が見えます」
隊長「罠かも知れん。無視しろ」
クロノア「え?」ポイッ
柱 < バタッ
ヒューポー「もう倒しちゃったよ?」
隊長「何てことを! 各自、警戒態勢を取れ!」
『了解!』
し〜ん…
コワルスキー「…隊長、何も起こりませんよ?」
隊長「そうか。ならば先へ進むぞ」
クロノア「えぇ…」
ヒューポー「隊長って…」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:38
ドラム < ゴロゴロ
隊長「最後は、あれに乗って通路に戻るのか」
新人「隊長、奥に赤の宝珠が見えるッス!」
隊長「焦るな、新人。足を滑らせれば溶岩に真っ逆様だ」
隊長「私が手本を見せよう。はいやぁー!」バッ!
クルッ スタッ
隊長「どうだ!」
『『おおー!』』パチパチ
隊長「さぁ、私に続け」
ヒューポー「ねえ、クロノア。あそこにもマークのついた柱があるよ」
クロノア「そうだね、倒しておこう」
新人「おーい、クロノアくーん!」
コワルスキー「早くこっちにくるんだー!」
リコ「アイアーイ!」
クロノア「うん、わかった!」ピョン
クロノア「“風玉”!」プクッ
クロノア「やっ!」ポイッ
柱 < バタッ
隊長「何をやってるんだ! 早く来い!」
クロノア「うん!」
ツルッ
クロノア「わ…」
新人「クロノアくーん!」
クロノア「よっと」パタパタ スタッ
新人「えー!?」
コワルスキー「どうなってるんだ、その耳は!」
クロノア「風の子だから」
ヒューポー「ねぇ」
隊長「とにかく、無事でよかった。赤の宝珠を入手して、台座の所に戻るぞ」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:39
念雅流+バンディクー兄妹&アクアク
ネンガ「さあ、緑の宝珠を探すぞ」ウキウキ
ツネ次郎「ネンガ様、なんか楽しそうだな」
タヌ太郎「うん」
ココ「この辺、かなり入り組んでるみたいね」
クラッシュ「こういう場所は何度行っても馴れないな…」
アクアク「迷わないようにしないといかんのう」
コツゼン
『……』
ツネ次郎「まん丸はどこへ行ったー!?」
ネンガ「落ち着け、まん丸の持つ雲球を追ってみよう」
タヌ太郎「ったく、一刻も早く宝珠を手に入れて、先に進まなきゃいけないっていうのによ!」
クラッシュ「まあまあ。見捨てるわけにもいかないだろ?」
ココ「そうね」
ネンガ「まん丸はこっちにいるようだ。ついてきてくれ」スタスタ
アクアク「うむ」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:40
タヌ太郎「うへー、木の足場と石の足場で飛び石になってるー!」ゲンナリ
ナレーション「ちなみに、木の足場はさっきクロノアが倒したやつです」
ココ「落ちたら溶岩で丸焼きね」
ツネ次郎「ネンガ様、まん丸は…」
ネンガ「この先じゃ。おそらく、サトルさんに乗って転落を回避したのだろう」
タヌ太郎「じゃあおいらたちもここを通らなきゃならないわけ!? 勘弁してくれよ〜…」
クラッシュ「はっ。こんな足場、今まで何度も渡ってきたぜ。“竜巻スピンアタック”!!」ギュルギュルギュル!
アクアク「自信ありげに言いながら、滞空できる技を使うんじゃないわい!」
ネンガ「ふむ、では…」
ネンガ「橋に」クオン
タヌ太郎「どへー! 雲球が橋になったー!」
ツネ次郎「さすがネンガ様…!」ポカーン
ネンガ「ほれ、行くぞ……む?」
まん丸「みんな〜!」
ココ「まん丸くん!」
タヌ太郎「どこ行ってたんだおまえ!」
まん丸「緑の宝珠を見つけたから、こっちに来て!」
クラッシュ「いや、おまえが持って来いよ!」
まん丸「あ、そっか!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:43
へべれけチーム+化け猫トリオ
クロ「さーて、黄の宝珠は目の前なんだが…」
よろいムゥの大群『……』ムゥムゥ
助左衛門「ふぅむ…、守りが堅いな」
クロ「おいマタタビ、“すてるすブーメラン”でまとめてぶった斬れないのかよ」
マタタビ「拙者のブーメランは、あのようなかわいらしい生物をグロ死させるためにあるわけじゃない」
ミーくん「まあ、電撃でまとめて感電させるのが妥当かな」
おーちゃん「ですわね。ぢぇにふぁーさん」
ぢぇにふぁー「あいよ。“びりびりあたーく”!」
よろいムゥ's『ムゥ〜!?』ビリビリ
へべ「これで黄の宝珠が手に入るぴょー」
ナレーション「こうして、NPKαは無事に四つの宝珠を入手し、台座のもとに集まったのでした」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:43
タママ「それでは、このタママが四つの宝珠を設置するですぅ。タマだけに」
クラッシュ「つまんねーシャレ言うなよ」
カチッ
ピカッ!
クロノア「うわっ!」
ソ・ラール「お見事です」パタパタ
ソ・レール「とりあえず、ほめてやる」パタパタ
クロ「おらぁ!」ボガッ!
ソ・ラール「げふぅ!」
ソ・レール「ぐはぁ!」
マタタビ「キッド、気持ちはわかるが…」
ソ・ラール「ごふっ……祭壇への道はひらかれました。大神官様もお喜びのことでしょう」
ソ・レール「おまえたちも喜べ。許す」
クロノア「は、はぁ…」
クロ「もっぺん殴ったろか!」
ミーくん「クロ、落ち着け!」
ピロリン
ソ・ラール「ん? なになに…」
隊長「なんだ、通信か?」
コワルスキー「おそらくそうかと」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:44
ソ・ラール「日食がはじまったぁ!?」
ソ・レール「ジョーダンじゃねェ!!」
ソ・ラール「ガディウスめ……月のペンダントを持っていたのか!」
ソ・レール「そーじゃないかと思ってたぜ…」
ケロロ「あ、あのー、話が見えないんでありますが…」
クロノア「ガディウスって…」
ソ・ラール「闇なる王ガディウスは悪夢に魅入られし者、 三千年の眠りから目覚めし復讐者」
ソ・レール「つまり、悪の親玉ってコトだ」
ソ・ラール「今ならまだ間にあいます。封印が解かれる前に一刻も早く祭壇へ!」
ソ・レール「とっとと行け! すぐに行け!!」
まん丸「封印って何の!?」
クロノア「キミたちは?」
ソ・ラール「我々は賢視者」
ソ・レール「だから弱ぇんだって」
ペカー
ソ・ラール「さ、その光の中に!」
ソ・レール「痛くしねぇから」
クルル「ソーラービームみたいなものらしいな」
ギロロ「なら大丈夫か…」
ケロロ「何かよくわかんないけど、ガディウスを止めるために先に進むであります!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:45
コロニア上層
クロノア「あれは? 」
へべ「誰か倒れてるでぷ!」
ケロロ「プルルちゃん!」
プルル「ええ。大丈夫ですか!?」
「う、うーん………」
「かたじけない……不意をつかれてな」
クロノア「あなたは?」
モ・エール「私は大神官モ・エール。この奥の聖域を司るもの」
リコ「モエルーワ?」
コワルスキー「それはレシラムだ」
ヒューポー「そ、それよりも…」
クロノア「そ、そうだ。ガディウスは?」
モ・エール「もう遅い…月の扉はひらかれてしまった。やがて伝説の国がよみがえる」
クロノア「そんな!」
ココ「やっぱり、ガディウスは月の国を復活させようとしているのね」
クルル「下にいた神官たちは悪夢がどーたらこーたら言ってたが、ありゃどういう意味だ?」
モ・エール「月の国クレスは夢見る力を集めてこの世界を造っている、いわば全ての創造の地…」
ネンガ「この世界が、そのような仕組みでできていたとは…」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:45
モ・エール「ガディウスは夢を悪夢と変え、世界を邪悪に染めようとしているのだ」
プリニー「じゃあ、俺たちプリニーの魂を回収したのは、その計画の一部ッスか!?」
ぢぇにふぁー「スケールのでかい復讐だなー」
おーちゃん「人事みたいに言ってる場合ではありませんわ!」
ヒューポー「あきらめちゃダメだよ! 月の国が現れても、ガディウスを止めればいいんだ!」
クロノア「そうさ! きっと間に合うよ!」
モ・エール「……」
モ・エール「わかった。おまえたちに任せよう。聖域に行くが良い」
クロノア「うん!」
モ・エール「日食は奴らに力を与える。明るくなった時を狙うのだ」
クロノア「明るくなった時、か…」
ツネ次郎「どういう意味だ?」
タヌ太郎「行ってみればわかるだろ」
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:46
祭殿までの道
クルル「つまり、ムゥたち幻獣は、日食が起きているあいだだけ、『エクリプス』と呼ばれる無敵モードになれるわけだ」
ギロロ「」チーン
ケロロ「体を張って教えてくれるとは……ギロロ伍長、やはり君はかませ犬の鑑であります」ウンウン
ドロロ「日食が起きていない内に、敵を倒すなり、通り抜けるなりしなければいけないでござるな」
隊長「コワルスキー、今現在ここコロニアでは、短い間隔で日食が繰り返されているようだ。どれくらいの時間か計算してくれ」
コワルスキー「了解です。えーと…」
タヌ太郎「ネンガ様、日食を起きなくなる術って無いんですか?」
ネンガ「そんな都合のいいものがあるわけなかろう」
コワルスキー「隊長、計算終了しました!」
隊長「よし。各自、タイミングを見計らって進撃だ!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:49
祭壇
クロノア「ここは…」
クラッシュ「どうやら、最上階みたいだな」
ココ「ということは、ここが祭壇…?」
ガディウス「NPKα…」
クロノア「ガディウス!」
ヒューポー「闇なる王!」
ガディウス「…失態だな、ジョーカー」
ジョーカー「ハイーっ! それがその、このお子様たちったら 意外と強いの強くないのって…」アワアワ
ガディウス「まあよい」
ジョーカー「ふいー…」
クロノア「ガディウス! おまえ一体何を企んでいるんだ!」
ガディウス「企む? フフフ……これはただの復讐だよ」
クロノア「復讐?」
ガディウス「そう。かつて私を闇へと封じ込め、そしていまだ、くだらぬ夢をむさぼる愚かな者共よ……おまえらをこの世界ごと悪夢の海に沈めてくれる!」
おーちゃん「そんな!」
助左衛門「そのようなことが可能なものか!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:50
ガディウス「……」バッ
まん丸「ガディウスさんのマントの中に、誰かいるよ!」
クロノア「あの子が歌姫レフィスだよ!」
ガディウス「歌姫は我が手にある。月の国は破壊の卵をいだきやがてこの地にその姿を現すだろう」
へべ「破壊の卵? それがうにょーんの言っていた最後の敵なのかぴょー!?」
ガディウス「時は満ちた…」シュンッ
クロノア「ガディウス!」
ヒューポー「追わなきゃ!」
ジョーカー「その必要はございません」
クロノア「え?」
ジョーカー「おわかりいただけませんか?」
ジョーカー「ここいらで決着をつけない事には……私のメンツがたたぬのですよ!!」
クロ「上等だ! 先にてめえからぶっ潰してやる!」
ジョーカー「思い知るがいいでしょう。闇の力を得た私の強さを!!」グググッ!
ぢぇにふぁー「巨大化した!」
ケロロ「総攻撃であります!」ビシッ!
ドドドドド!
ジョーカー「あれぇーーーっ!!」ボガーン!
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/12/17/08:50
ケロロ「ゲーロゲロゲロ! 『追い込まれたから巨大化してガー!』なんて、死亡フラグでしかないであります!」
ジョーカー「うぐ…」ヨロッ
ジョーカー「キ、キシシシ…。実は私、種族は幻獣なのですよ」ニヤリ
ケロロ「…ウィ?」
隊長「コワルスキー、次の日食はいつだ!?」
コワルスキー「もう始まりましたあ!」
フォンフォンフォン…
ビーストジョーカー「イッツショータイム♪」
タヌ太郎「亀とトカゲ混ぜたみたいな姿になったー!」
ネンガ「いかん! 日食が終わるまで逃げるんだ!」
ピコッ
まん丸「…あれ?」
ツネ次郎「何やってるんだまん丸、早く逃げるぞ!」
まん丸「う、うん!」
ナレーション「しかし、何分経っても日食は終わりませんでした」
アクアク「なぜじゃ!? もうとっくに日食は終わっておるはず!」
ビーストジョーカー「キシシシ。この日食はある手順を踏まないと終わらないんですよね〜」
プリニー「その手順ってなんスか!?」
ビーストジョーカー「ロンゴランゴちゃんの時と同じ失敗は繰り返しませんよ!」ドゴォ!
プリニー「ですよねー!」ヒュー
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2017/12/17/08:51
ガキィン!
マタタビ「ちぃっ! 拙者の“すてるすブーメラン”でも斬れないか!」
ミーくん「くそっ! なんとかして日食を終わらせる手順を見つけないと、このままじゃジリ貧だ!」
新人「でもヒントも無しにどうやって見つけるんスか!?」
リコ「ツンダ?」
まん丸「ねえ、みんな!」
クロノア「まん丸?」
ヒューポー「どうしたの?」
まん丸「この足場、緑は一回、青は二回、紫は三回踏むと黄色に変わるよ! 何かの仕掛けじゃないかな?」
タヌ太郎「それだ!」
ツネ次郎「でかしたぞ、まん丸!」
ケロロ「各員、床を全部黄色にするであります!」
クルル「ククッ、俺様色にしてやるぜぇ〜!」
ピロッピロッピロリン♪
ジョーカー「ああっ、しまったぁぁぁぁ!!」
隊長「元の姿に戻ったぞ! 今度こそ確実に仕留めろー!」
『『了解!』』ドドドドド!
ジョーカー「ギャアアアアアア!!!」ボガーン!
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2017/12/17/08:52
ジョーカー「ウグ…ググググ……」ヨロヨロ
ジョーカー「わ、私はここでおしまいのようですね……情けない、みっともない、あられもない…」
ジョーカー「ですが…クク…時は満ちたようです。お聞きなさい。月の国がよみがえる音を…」
ジョーカー「あなた方もいずれは闇に、悪夢に…なにもないほろびの世界に……」
ジョーカー「ああっ、ガディウス様ーっ!!」ドッガァァァァン!
クラッシュ「派手に散ったな」
ゴゴゴゴゴ…!
ココ「何の音?」
プルル「ねえ、下を見て!」
ドロロ「ブリーガルとフォーロックとジャグポッドを結んだ中心地点から、何か出てくるでござる!」
ヒューポー「あれが…、月の国クレス…!」
クロノア「地面の中に埋まってたの!?」
コオ…
ヒューポー「月の国から、悪夢のエネルギーが世界に放出されている!!」
クロノア「ガディウスめ!」
ケロロ「おのれぇ! 総員、小隊船に乗り込むであります! 目標、月の国クレス!」
隊長「今度こそガディウスに引導を渡すぞ!」
第15話『もう冗談は終わり』完
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