コミカルヒーローズ
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2017/09/06/22:58
…そこは、我々が住む場所とは少し違う地球。人間と同じ、あるいはそれ以上の知能を持った動物が、複数存在する世界。
これは、そんな世界の平和を守るために戦った人外たちの物語である…。
□参戦作品
■へべれけシリーズ
■忍ペンまん丸
■クラッシュ・バンディクーシリーズ(3まで)
■サイボーグクロちゃん
■風のクロノア door to phantomile
■ケロロ軍曹(アニメ第4シーズン)
■プリニー〜オレが主人公でイイんスか?〜
■ザ・ペンギンズ from マダガスカル
もくじ
プロローグ1
>>2-13
プロローグ2
>>14-34
プロローグ3
>>35-62
プロローグ4
>>63-76
1話
>>77-91
2話
>>92-105
3話
>>106-131
4話
>>132-163
5話A
>>164-189
6話A
>>190-213
5話B
>>214-235
6話B
>>236-251
7話
>>252-272
8話
>>273-294
9話A
>>295-310
9話B
>>311-345
10話
>>346-385
11話
>>386-420
12話
>>421-459
13話
>>460-483
14話
>>484-529
15話
>>530-552
16話
>>553-577
最終話
>>578-598
エピローグ
>>599-606
#以前雑談の方で他サイトでの活動を宣伝するようなことをしてしまったので、件の作品をこっちに転載したいと思います。
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:06
第2話『よみがえる森』
木の村フォーロック
ナレーション「いやー、水の流れが戻ったおかげで、森の植物がどんどん復活していきますねー」
ケロロ「全くでありますな〜」
ナレーション「って軍曹!? 何でここにいんの!?」
ケロロ「それが、本州への道を間違えた上に、燃料切れで墜落したであります…」
ナレーション「えぇ…」
ミーくん「どーすんだよ! このままじゃ何時まで経っても剛くんを助けられねーよ!」
クロ「燃料が足りなかったのは、ミーくんが戦闘機を撃ち落とすために暴れたせいだろ」
タママ「そもそも、あの戦闘機はどこの組織が飛ばしたんですかね?」
ギロロ「少なくとも、運転していたのはペコポン人だったが…」
クルル「何にせよ、燃料を補給しないことには、日向家の地下基地には帰れないぜェ」
ケロロ「燃料を補給っつったって、ここフォーロックっしょ? からくり仕掛けが主流の村に、飛行機に使える燃料があるかどうか…」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:07
キーン…
タママ「あっ、飛行機ですぅ!」
ギロロ「向こうの方に、着陸するようだな」
ミーくん「燃料を分けて貰おう!」ダッ
クロ「あ、おい。待てよミーくん!」
◆
オババのからくり屋敷、入り口前
クラッシュ「リパー・ルー、ここまでありがとな」
リパー・ルー「どういたしまして。武運と健闘を祈っているよ」
隊長「諸君、我々はこれからオババの屋敷に入る。既に敵の襲撃を受けている可能性もあるから注意するように!」
隊員たち『了解!』
< オーイ…
クラッシュ「ん? 何だ?」
ココ「猫……と、ケロン人!?」
隊長「シュララ軍団か!? 総員、配置につけ!」
ギロロ「! おいケロロ、やつら、軍事訓練を受けているようだぞ!」
ケロロ「え?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:08
隊長「我々は精鋭部隊ペンギンズ! およびその協力者たちによって構成された混成部隊である!」
隊長「我々はおまえたちと同じケロン人の組織・シュララ軍団によって攻撃を受けた! そちらの返答次第によっては、我々は即座に攻撃体勢に入る!」
タママ「シュララ軍団? あいつらどうしてあのペンギンたちにもちょっかい出してるですか?」
クルル「それより、まずは誤解を解く方が先決だぜ。隊長」
ケロロ「わかっているであります!」
ケロロ「我輩は、ガマ星雲第58番惑星宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊隊長・ケロロ軍曹であります!」
ケロロ「ここにいるのはすべて我輩の部下と、同盟を結んだドクター剛博士の縁者!」
クロ「オイラはちょっと違うけどな」
ミーくん「ややこしくなるから喋るな」
ケロロ「我々はシュララ軍団と敵対する勢力。隊員一名とドクター剛を、さらわれてしまったのであります!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:09
コワルスキー「隊長、ああ言ってますけど、どうします?」
リコ「ドカン?」
隊長「…グレーゾーンだな。完全に黒とは言えないが、白とも言えない」
隊長「このまま会話を続けよう。嘘をついているのなら、ボロを出すはずだ」
クロノア「そんなことしてるあいだに、オババ様に何かあったらどうするの!?」
隊長「む。そうだな…」
隊長「ではこうしよう。軍曹!」
ケロロ「何でありますか?」
隊長「我々はシュララ軍団が、世界征服を企むドクターシオフキーの一味、そして邪悪な精霊ウカウカと手を結んでいるという情報を入手した」
ケロロ「世界征服ですとー!?」
ギロロ「あいつら、そいつらに協力して俺たちの侵略を邪魔するつもりか!」
隊長「…今ちょっと聞き捨てならない台詞を聞いた気もするが、続けよう」
隊長「我々はこのままシオフキーに協力するシュララ軍団と敵対する姿勢を通す所存である」
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2017/09/24/08:11
隊長「もし本当におまえたちがシュララ軍団と敵対しているというのなら、我々に協力してもらいたい」
ケロロ「…断ったら、どうするでありますか?」
隊長「おまえたちを即刻、こちらの全戦力によって叩き潰す。シュララ軍団の手の者と判断した上でな」
ケロロ「ちょ、ちょっと! 聞いてみただけなのに、怖いこと言わないでよ、もう!」
ケロロ「それでは、我輩たちはこれより、ペンギンズと同盟を結ぶであります!」
隊長「そうか。よろしくな、軍曹」
ケロロ「それでは早速、お願いしたいことがあるであります」
隊長「何だ?」
ケロロ「我輩たちが移動に使っていた飛行機が、燃料切れで動かなくなったのであります。そちらの方の燃料を分けていただきたいのでありますが…」
隊長「いいだろう。ただし、フォーロックのオババの無事を確認するのが先だ」
ケロロ「オババ?」
クロノア「移動中に説明するよ。ついてきて!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:12
からくり屋敷の屋上
ジョーカー「あーもォさっさと白状なさーいっ!」
ジョーカー「いいかげんにしないと痛い思いをしてもらっちゃいますよ!」
オババ「……おまえに話すコト、ない」
ジョーカー「ウッキー!」
ジョーカー「いーでしょう。ええ、いーですとも。御老体とはいえ手かげんいたしませんよ」
クロノア「待てェ! ジョーカー!」
ジョーカー「待てェといわれましても……って、あの時の子供!? ここにいるということは、シードフ王は敗れたのですか!」
ジョーカー「ジャグポットの王様ともあろう者が、こんなお子様にやられていかがします! ふがいない! たよりない!やるせない!」
ジュリアン「大人もおるぞ!」
モーリス「中身はクソガキですけどね」ボソッ
ジュリアン「ん?」
ジョーカー「ウヌヌ……こーなれば…!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:16
「貴殿がジョーカーか?」
ジョーカー「はい!?」
クラッシュ「おまえは、エヌ・ジン!」
隊長「知り合いか?」
ココ「コルテックスの参謀よ!」
エヌ・ジン「その通り。拙者の名はエヌ・ジン」
エヌ・ジン「ジョーカー、貴殿の主であるガディウス殿は、我々の同志となった。ここは我々に任せて、貴殿はオババを連れてガディウス殿の元へ帰還せよ」
ジョーカー「なるほどわかりました! それではア〜ディオ〜ス!」バッ
オババ「た、助けて…!」
クロノア「オババ様ー!」ダッ
うつーじん「“うつーれーざー”!」ビィィィィッ!
クロノア「うわわわっ!?」
ヒューポー「クロノア!」
プリニー「別の宇宙人ッスか!?」
クルル「見たことねぇ種族だな。どこの星の住人だ…?」
うつーじん「私の名はうつーじん。うにょーん様に仕える宇宙人でヒ」
エヌ・ジン「今は拙者たちの同志の一人だ」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:19
エヌ・ジン「ジョーカーは逃げおおせたか…。ならば」
エヌ・ジン「ミーくんという名前の猫!」
ミーくん「え、俺!?」
エヌ・ジン「貴殿がここにいたのは予想外であったが…」
エヌ・ジン「拙者とともに来い。さすれば、ドクター剛に会わせてやろう」
エヌ・ジン「そうすれば、彼もコルテックス殿に協力するようになるだろうからな」
ミーくん「…!」
ケロロ「み、ミー殿!」
クロ「……」
ミーくん「断る! 俺は剛くんの世界征服しか手伝わない!」
ミーくん「俺は、自分の手で剛くんを取り戻す!」
クロ「へっ…」
エヌ・ジン「…そうか」
エヌ・ジン「ならば、力付くで連れ去るのみ! 研究員部隊、出撃!」
円盤研究員's『了解!』ズラッ
ギロロ「オーサムを攻撃したのと同じペコポン人たち!? おまえたちの勢力の部下だったのか!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:19
エヌ・ジン「クラッシュ・バンディクー! コルテックス殿のために、貴様をここで討つ!」
クラッシュ「けっ! だったらもっとマシなメカ用意してきな! コルテックスがオイラを騙して利用してた時に乗ってたのと同じじゃねーか!」
クラッシュ「また撃墜してやるよ! “リンゴバズーカ”!」ドーン!
ミーくん「おまえを捕まえて剛くんの居場所を聞き出してやる! “ガトリングガン”!」ダダダダダッ!
エヌ・ジン「たわけどもめが! “ミサイル発射”!」ドシュドシュドシュウ!
隊長「我々は雑魚を片づけるぞ。突撃ー!」
ケロロ「我輩たちも続くであります!」
隊員たち『了解!』
うつーじん「私を無視するなー!」ビィィィィッ!
ジュリアン「おおっと!? コラ、キングを狙うでない!」
モーリス「キング、だったらさがりましょう!」
モート「モート、キングとキングの足守る!」フンス!
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:21
クロ「おらぁ!」ガウン!
うつーじん「ぬわぁ!?」
クロ「うつーじん、つったか? エヌ・ジンはミーくんとクラッシュが仕留めるみてーだから、オイラの獲物になってもらうぜ」ニヤリ
うつーじん「なにおう! 行け、“こうつー”!」
クロ「へぇ、子機を出せるのか。面白ぇ!」ドドドドドッ!
アクアク(わし、空気じゃなぁ…)
タママ「“タママ・インパクト”!」ゴォッ!
リコ「ドカンドカンドカンドカンドッカーン!」
ギロロ「狙い撃つ!」ビシュッ! ビシュッ!
プリニー「スイーツの材料を集めさせろッスー! “プリニー連射”!」シュバババババッ!
円盤研究員A「ギャアアアアア!」
円盤研究員B「あーれー!」
エヌ・ジン「くそ…、部下の消耗が激しい!」
うつーじん「どうするヒ!? ジョーカーを逃がす作戦は成功したヒ!」
エヌ・ジン「逃げるも兵法の内か…。だが!」ガチッ
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:22
エヌ・ジン「行けっ!」バシュッ!
ケロロ「飛ばせ鉄拳!?」
ミーくん「うわぁ!?」ガシッ!
クロ「ミーくんが捕まった!」
クラッシュ「あんな機能、前は無かったぞ!?」
エヌ・ジン「同じ武装で勝てるとは思っておらんからな」
エヌ・ジン「ミーくん、拙者と来てもらうぞ!」
ミーくん「バカめ、俺の機能を知らないのか!」シュルッ
エヌ・ジン「知っているとも。くらえ!」ポチッ!
バリバリバリ!
ミーくん「グアアアア!」
コワルスキー「電気ショックか!」
ミーくん「あ…ぁ…」ガクッ
クロ「ミーくん!」
エヌ・ジン「それでは、さらばだ!」
クロ「させるか! “しっぽミサイル”!」プシュウ!
ボガーン!
エヌ・ジン「なぁ!?」
ケロロ「ミー殿がバラバラにー!?」
エヌ・ジン「クロ、貴様…!」
クロ「何だよ、文句あっか? 喧嘩なら買うぞ!」ジャキン!
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:23
エヌ・ジン「く…、撤退だ!」
うつーじん「撤退でヒー!」
ゴォォォォ…
クロ「……」
ケロロ「クロ殿、なんということを!」
クルル「英断だったと思うぜェ? ミーくんが連れて行かれて、ドクター剛まで敵に回られたら困るからな」
ケロロ「ぐぬぬ!」
ミーくん「そうだよ。今回ばっかりは、クロが正しい」
タママ「え!?」
新人「ミーくんの声!? 幽霊ッスか!?」
コワルスキー「まさか、非科学的だ!」
ミーくん「うわぁ!? ちょ、クロ! 助けてくれ! 踏まれる!」
クロ「えー、どうしよっかなー」ニヤニヤ
ミーくん「おいぃぃぃぃぃ!」
クロ「冗談だよ、っと」ヒョイッ
ココ「マイクロチップ?」
クロ「ミーくんの本体だ。これさえ残ってれば、ミーくんは死ぬことはないのさ」
隊長「そうか。だからためらわずに攻撃できたのか」
クロ「そういうこった。クルル、コワルスキー、ココ、修理するから手伝ってくれ」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:27
数十分後
ミーくん「あーっ、死ぬかと思った」コキコキ
クラッシュ「もう大丈夫なのか?」
ミーくん「ああ」
タママ「機械の体って便利ですねぇ」
ケロロ「人は誰でも、幸せ探す旅人のようなもの〜♪」←メーテルのコスプレ
隊長「歌ってる場合か。それよりも、これからどうするかを考えよう」
隊長「オババをさらわれ、敵の本拠地もわからず終いである今、私は一度、軍曹たちの基地へ向かうべきだと思う」
クロノア「オババ様…」シュン…
ヒューポー「クロノア…」
コワルスキー「た、隊長? 我々の基地には戻らなくていいんですか?」
隊長「向こうは悪の科学者が何人もいる上に、宇宙人とも手を組んでるんだぞ? だったら、こちらも宇宙人の優れた技術を頼る方がいい」
コワルスキー「私だってすごい科学者なのに…」
リコ「ドンマイ」
クルル「ク〜ックックックックッ」
コワルスキー「おまえ、今私を笑ったな!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2017/09/24/08:28
隊長「軍曹、そちらはどうするべきだと考える?」
ケロロ「我輩も同意見であります。敵はあまりにも強大。しっかりと戦力を整えなければ、勝機は無い!」
ケロロ「全員を日向家地下基地に案内するであります! それでは出っぱ(ry」
ケロボール < ケローン ケローン
ケロロ「えっ、通信? 誰から?」ポチッ
ドロロ『隊長殿! こちらドロロでござる!』
ケロロ「ドロロ兵長!?」
プリニー「誰ッスか?」
ギロロ「俺たちケロロ小隊の隊員の一人だ。暗殺兵(アサシン)をやっている」
タママ(完全に忘れてたですぅ…)
ケロロ「ドロロ兵長、何事でありますか?」
ドロロ『シュララ軍団と繋がりを持つ羅門衆という忍軍と交戦することになったでござる! 至急、応援に来てほしいでござるよ!』
ケロロ「ななな、何ですとー!?」
第2話『よみがえる森』完
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