ひたすらカオスですけど、一応勧善懲悪物語です。
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2022/05/01/22:49
ボーボボのナレーション「前回のあらすじ! 大地震によって出現した時空の歪みに飲み込まれ、原始時代にタイムスリップしてしまったケンとリカは、そこで宇宙人と出会い――!」
ケロロのナレーション「ちょっと待てー! これこのスレが始まりだから、前回とか無いよ!」
ボーボボのナレーション「えっ!? お、おい、なんか違うみたいだぞ。どうなってんだよ…何?こっちが本物!?」
参戦作品
○ボボボーボ・ボーボボ
○トラウマイスタ
○魔法陣グルグル
○ファントム・キングダム(小説版)
○ケロロ軍曹
グルグルのメッセージウィンドウ【ろくなコラボじゃなかった!】
#毎週日曜更新予定。
#もくじ
>>2-9
プロローグ
>>10-20
第1話
>>21-36
第2話
>>37-65
第3話
>>66-86
第4話A
>>109-128
第4話B
>>87-97
第5話A
>>129-184
第5話B
>>98-108
第6話A
>>185-205
第6話B
>>206-227
第7話
>>228-252
第8話
>>253-291
第9話
>>292-317
第10話
>>318-336
第11話A
>>337-379
第11話B
>>380-415
第12話
>>416-456
第13話
>>457-489
第14話
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/08/11/22:51
第15話『這い上がるくらいでちょうど良い』
ザン大陸、ギリの城
ギリ「そうか、シエナの回収に失敗したか」
アサギ「ごめんなさいね」
ギリ「構わん。アートマンを産み出した者の顔を、見てみたかっただけだ」
ギリ「それよりもだ」
ギリ「ピカソ、といったか。既にこの大陸で暴れているようだ。対応を頼もう」
アサギ「了解。お給料分の仕事はしないとね」スタスタ
ギリ「…………」
ギリ「歴史は繰り返すとは、よく言ったものだ…」
◆
新ゼタ魔界、ケロロ小隊基地
ケロロ「ボーボボ殿、大丈夫でありますか?」
ボーボボ「酒! 飲まずにはいられない!」
ビュティ「飲んどる場合かー!」
ファーブル「早くザン大陸に行かないと、ピカソ先輩とゲルニカだでギリ軍とチャンドラの相手しちゃうよ!」
ゼタ本「今のピカソとゲルニカならば、大抵の魔物は瞬殺できるだろう。だがギリ、レイド、アサギ、二千恵、ダヴィンチが残っているからな。間違いなく途中でガス欠を起こしてお陀仏だろう」
ゼタ本「ザン大陸にて、ギリ軍とチャンドラ、両方に決着をつける! 準備が終わり次第、出撃だ!」
味方一同「「了解!」」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/08/18/22:17
トマ「というわけで、持っていくアイテムのセレクトを…」ゴソゴソ
ニケ「回復アイテムだけでいいんじゃね? 旧毛狩り隊が協力してくれるんだし、戦力は十分だろ」
ケロロ「クルル曹長、我輩たちがチャンドラ・カンパニー本社に突入した件、後処理できたでありますか?」
クルル「ああ。ついでに反魂香やアートマンについての実験記録や、魔王ギリとの繋がり、全部暴露してやったぜぇ」
クルル「おかげでネットは大炎上。こりゃあ俺たちに勝たないとこっちに戻ってこれねぇなぁ」クーックックックッ
ケロロ「おぉ……さすがはクルル曹長」
キタキタおやじ「さて……ザン大陸は遠いのですかな?」
ケロロ「ご心配なく。小隊船でひとっ飛びであります!」
ククリ「えっ。キタキタおやじさん、来るの?」
キタキタおやじ「」ガーン!
ククリ「ご、ごめんなさい…」
キタキタおやじ「いえいえ、当然の疑問です。私の旅の目的はキタキタ踊りの後継者を探すこと…」ピクピク
キタキタおやじ「しかし私はここまで来て重大な使命に目覚めました!」
ニケ「へえ、どんな?」
キタキタおやじ「魔王ギリと二千恵とダヴィンチを説得して、キタキタ踊りの後継者にします!! これで世界が平和に!」バーン!
味方一同「「だぁあ!」」ドンガラガッシャーン!
【そんなラストは嫌だった!】
ジュジュ「それより……船なんかダメ! 鳥じゃないと!!」ズッ!
ソフトン「ルナー?」
ジュジュ「今こそ鳥! そのために来たのよ!」
トマ「とり、ですか…?」
ニケ「最後には相応しいけど難しいな……ゲルニカはピカソと一緒に行っちゃったし」
ククリ(プラトー教の巫女だったジュジュちゃんが旅立ったのは、確か自由な鳥に憧れたから…)
ボーボボ「よし、ここは俺たちの自慢の翼で飛んでいこうじゃないか!」バサッ!
パチ&天「「ピーチクパーチク!」」バサバサ!
ビュティ「なんかわいて出た!」
ジュジュ「『こんなハリボテで飛べるかー!』なんてオチじゃないでしょうね?」
三馬鹿「「( ゚д゚)」」
ボーボボ「ダメだ……ハジケられねぇ…」ort
首領パッチ「こんなんじゃ、ダヴィンチに勝てねえよ…」ort
天の助「やっぱり俺って生ゴミなんだ…」ort
ビュティ「ジュジュちゃん、手加減してあげて……ダヴィンチに負けたの、すごくショックだったみたいだから」
ジュジュ「リベンジする前に折れてどうするのよ」
ビュティ「追い討ちやめて!?」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/08/18/22:19
ボウン!
ククリ「ジュジュちゃん! ほんものの鳥じゃないけど、ヨンヨンでダメ?」
ヨンヨン「ヨンヨンヨン」フワフワ
ビュティ「UFOみたいなの出てきた!」
ククリ「ちょっとかっこわるいけど、ククリの鳥だよ!」ニッコリ
ジュジュ「…うん!」ニコ
ニケ「おいククリ、大丈夫か? かなり遠いけど…」
ククリ「大丈夫大丈夫!」
ケロロ「えーっと、じゃあ勇者ご一行はそのヨンヨンとかいうのに乗って、残りは小隊船で移動っつーことで」
ククリ「ザン大陸へ出発ーっ!!」
ニケ「──ま、いっか」フゥ
ジュジュ(クーちゃん)
ジュジュ(鳥に憧れて旅に出たけど、クーちゃんの自由な気持ち、自由か魔法が、私にとっての「鳥」だったよ)
ジュジュ(ありがとう、クーちゃん)
ナレーション(ケロロ)「それから、それから」
タママ「軍曹さーん、ヨンヨンが海に沈みそうになってるですぅ」
ケロロ「知ってた」
【ヨンヨンは力尽きた!】
ニケ「ありがとう途中下車の旅」
ククリ「わ〜ん、ごめんなさい〜っ!」
ニケ「やっぱりザン大陸までは無理だったか!」
ククリ「どうしよう沈んじゃう!」
トマ「軍曹さーん! 救助をお願いしまーす!」
ケロロ「了解であります! タママ二等、船底からはしごを!」
タママ「はいですぅ!」ポチッ
そうめん < ニュッ
トマ「ありえないものが出てきた!」ガーン!
首領パッチ「えっ、そうめんって縄ばしごの類いじゃなかったの!?」
ビュティ「おまえが犯人かー!!」
キタキタおやじ「はぁぁぁぁ…!」
【キタキタおやじは力をためている!】
ニケ「何やってんだこんな時に!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/08/18/22:21
ジュジュ「大丈夫よ、沈ませないわ」
ククリ「えっ」
ジュジュ(私の鳥だもの!!)
ジュジュ「神よ、鳥に力を与えたまえ!」ピカーッ!
バサッ!
ソフトン「おおっ! ヨンヨンに翼が!」
ゼタ本「まったく異なる系統同士の魔法を組み合わせただと? あの若さで高度なことを…」
ビュティ「すごい……やっと巫女らしい神秘的なことしたよ…」
ジュジュ「クーちゃんとの共同作業よ」
ククリ「ありがとう! これでひとつの夢になったね!」
キタキタおやじ「なんという奇跡!! これこそが最後の旅立ちに用意された奇跡だったのじゃ〜!」
ジ「クーちゃんの夢はわたしの鳥よ」
ク「これでひとつの夢になったね!」
ド「四つの山がひとつになる」
ニケ「「ド」って誰なんだよ!」
ケロロ「ドロロでしょ?」
ドロロ「えっ!?」
ククリ「よーしっ、すすめザン大陸へーっ!!」
ヨンヨン「ヨンヨンヨンヨン」フワフワ
ケロロ「こっちも全速前進であります!」
ギロロ「了解!」ガチャッ
ゴォォォ…
シエナ「……」
シエナ「いつもこんな感じ?」
ファーブル「はい、だいたい…」
ゼタ本「大丈夫だ。すぐに慣れる」
ゼタ本「それより、本当についてきて良かったのか? 自分の身は自分で守らなきゃならんのだぞ」
シエナ「…ええ、二千恵の言う通りだから。私には、全て見届ける義務がある」
ゼタ本「そうか。なら、好きにしろ」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/08/18/22:23
【ついに勇者たちは、その地に降り立った】
【ザン大陸、魔王ギリの地!!】
キタキタおやじ「この大陸にいるのですな。キタキタ踊りに説得される男が!」
味方一同「「だぁあ!」」ドンガラガッシャーン!
【珍妙なムードになった!】
ニケ「じゃ、そういうことで帰ろうか!」クルッ
ククリ「勇者様!!」
ニケ「この雰囲気はヤバイぞ、とても無事には済みそうにない!」
ククリ「だって最後の大陸だし…」
トマ(勇者さん、心はあまり成長しなかったなぁ…)
トマ(でもククリさんはこの旅で、心は大成長しましたよね)
ククリ「トマくん帰るよー!」ノシ
トマ「説得されないでくださいよ!!」ガーン!
トマ(ククリさんも同じ!?)
3世「何をやっているんだ、おまえら…」
ククリ「あっ、ツル・ツルリーナ3世さん! 旧毛狩り隊の皆さんも!」
ニケ「よく俺たちがザン大陸のこの辺りに来るってわかりましたね」
ルブバ「俺っちが事前に報せてたんだよ」
3世「その通り。ルブバ、ご苦労であった」
ルブバ「ありがたきお言葉でございます」ペコッ
3世「ピカソという人間のことも聞いている」
ファーブル「先輩は今どこに!?」
3世「それはわからん。だが、この先に進めばいずれ遭遇するだろう」
ゼタ本「この先はどうなっている?」
3世「ギリの城まで一本道だ。谷の向こう、大陸の中心にやつの城はある」
3世「もちろん多くの魔物が襲ってくるだろうが……我々の敵ではあるまい」
ニケ「いわゆるファイナルファイト系か…」
ククリ(勇者様、ときどき変な用語を使う…)
ハガーボーボボ「ダブルラリアット!」ボカボカ!
天の助「何でー!?」グチャア
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/08/18/22:24
3世「勇者ニケ」
ニケ「は、はい?」
3世「出発する前に、ブルースがおまえに渡したいものがあるそうだ」
ブルース「君はキラキラのおかげで攻撃力はあるが、防御に難がある。ギリとの決戦に向けて、選りすぐりの防具を用意した。受け取ってくれ」
ニケ「えっ!?」
【勇者のかぶと】
トマ「うわぁ、すごい精巧にできた金細工ですね!」
ブルース「魔力を防御する伝説のアイテムだ。これを勇者に、こう」ジャコーン
ニケ「……」
ビュティ「絶望的に似合わねー!!」ガビーン!
ニケ「いらない……いらないよ、こんなの」
ブルース「そうか? 残念だ。それではこっちはどうだ!」
【勇者のパンツ】
ブルース「あらゆる魔力を防ぎ、防御力も上がる、ちょっとエッチなアイテムだ!」
ニケ「「ちょっとエッチ」が余計なんだよ!!」
ブルース「「伝説の遊び心」がわからんのかーっ!」
ニケ「そんなもんわかるか!!」
キタキタおやじ「ではわしが」スパーン!
ニケ「に、似合ってる!」
トマ「防御力も上がるし言うことなし!?」
キタキタおやじ「まるでわしのために作られたようなフィット感!!」
キタキタおやじ(もしかして実は本当にわしが勇者…!?)ピーヒャララー
【高揚のキタキタおどり】
キタキタおやじ(いや、それはまずい! ここはグッと身を引かなければ)グッ
ニケ「あれっ、脱ぐの?」
ブルース「脱げないぞ。呪われた装備だからな」シレッ
キタキタおやじ「フィット感は呪いのせい!?」ガーン!
ニケ(付けなくてよかった…)
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/08/25/22:11
ギリの城、城門
推奨BGM『ブラックサレナ』
ブラックゲルニカ「ヴォオオオオオオ!!」
ドッゴォォォォン!!
魔物軍団「「ぎゃあああああああ!!」」
キーガ「ようこそ、わたしの名はキーガ。ギリ様の偉大なるペットだ!!」
ズバババババッ!!
キーガ「ムオオオオオ!?」バラバラ
復讐鬼ピカソ「どこだ、ダヴィンチ」ブンッ
レイド「タテジワやクロコはともかく、キーガですら足止めにならないのか…!」
アサギ「あ〜あ。勇者ご一行が来る前に、だいぶ減っちゃったわね」
チクリ魔「レイド様、どうするでし!? あいつ、このままじゃギリ様のところにたどり着くでし!」
レイド「どうするって…!」
レイド(くそっ! 俺はラッキスターと決着をつけなくちゃならないのに!)
レイド「やつの目的はダヴィンチなんだろ!? 今すぐ連れてこい!」
チクリ魔「それが……どこにもいないでし…」
レイド「何ぃ!? 二千恵と一緒にザン大陸に来たんだろ!?」
アサギ「そういう話にはなっているわね。実際には見てないけど」ヤレヤレ
レイド「ちゃんと確認しろぉ!!」
ズドン!
レイド「!」ハッ
復讐鬼ピカソ「……」
ブラックゲルニカ「……」
レイド「…!」
クロコ「まずい、レイド様が狙われた!」
タテジワネズミ「お助けせねば!」
復讐鬼ピカソ「ダヴィンチはどこだ」ゴゴゴゴ…
レイド「〜〜〜!」ギリッ
レイド「知るかぁ!」バッ!
ドン!
復讐鬼ピカソ「!」
レイド「!?」
グシャア!
復讐鬼ピカソ「……」
復讐鬼ピカソ(今のは、ゲルニカの嘔吐カノン。なぜ俺を狙って──)
二千恵「ヒュウー」スタッ
二千恵「さすが我が幹部たちを、一網打尽にしただけのことはあります」ニコニコ
復讐鬼ピカソ(チャンドラ・カンパニー社長 二千恵。後ろにいるのはやつのアートマンか)
二千恵「テロリスト君、自分自身に滅ぼされてみるかい?」
復讐鬼ピカソ(自分自身──ゲルニカのことか? 他人のアートマンを操るアートマン…)
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/08/25/22:12
復讐鬼ピカソ「…ダヴィンチはどこだ」
二千恵「教えてあーげない♪」
ダン!
二千恵のアートマン・ツァラトゥストラに操られたゲルニカがピカソを襲う。
だがピカソはそれを軽く回避し、そのままツァラトゥストラに突撃。勇気の剣でツァラトゥストラを一瞬でバラバラに斬り捨てた。
そして更に二千恵にも切り込む。
パシッ
レイド「え!?」
二千恵「アートマンは破壊できても、私は難しいですか? ふふふふ」
二千恵は片手で勇気の剣を受け止めると、三股の最後の1本をそのままへし折り、勢い余ってピカソを投げ飛ばした。
二千恵「完成した超反魂香を使おうと思っていましたが、愚民に使うのはもったいない」
二千恵「楽しみは、妨げを排除してから」
二千恵「神よ。あなたの慈しみに感謝します。業深き子羊に、とこしえの安息を」
二千恵「アーメン」
そう言って二千恵が取り出したのは、1本のワインボトル。これが彼の勇気の剣である。
ドゴォォォォン!!
レイド「さっきまで無双してた人間を圧倒してる……あいつ、あんなに強かったのか…!」
チクリ魔「最初からあいつ一人でよかったでしね」
アサギ「──そうでもないみたいよ」
レイド「え?」
ニケ「あっ、レイド!」
ククリ「ええっ!?」
レイド「うっ、ピンクボム&ラッキースター!」
ケロロ「ついに、魔王ギリの本拠地にたどりついたであります!」
ゼタ本「何だ、ギリはずいぶんと辛気臭い城に住んでいるのだな」
メルサ「たぶん、形から入るタイプなのでしょう」
ボーボボ「突撃となりの晩御飯!」
パチ美「いやー! コンビニ弁当を一人寂しく食べてるところを全国に放送されちゃうー!」
ビュティ「どうでもいいよ!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/09/01/22:19
レイド「…よく来たな、ピンクボム&ラッキースター! だがおまえたちを(ry」
ファーブル「見て! ピカソ先輩よ!」
ライムライト「ゲルニカもいるライ!」
センゴ「戦っている相手は二千恵か!? すぐに助けに行かないと!」
レイド「人の話を最後まで聞け〜っ!!」
チャップリン「うるせぇ! テメーみてえな雑魚に構ってる暇はねーんだよ!」
レイド「闇魔法"地獄の張り手"!!」ドゴーン!!
チャップリン「ぎゃあああああああ!?」キラーン
【チャップリンは遠い世界へと旅立った】
ライムライト「チャップリーン!!」
レイド「どっちが雑魚だ…」
レイド「おまえたちをギリ様の元へと進ませるわけにはいかない! どうしても先に進みたいのなら、俺を倒してからにしてもらう!」
ゼタ本「はっ! 元よりそのつもりよ!」
レイド「それと!」
レイド「ラッキースター……おまえ、前に言ったよな」
『ククリは俺と旅をしてんだ。連れて行くなら俺を倒せ!』
ニケ「えっ」
ビュティ「えっ、そんなこと言ってたの!?」
三馬鹿「「くっさー!!」」
ヘッポコ丸(こいつ実は度胸あるな!?)
ナレーション(ボーボボ)「ヘッポコ丸は、ちょっと羨ましかった」
ニケ「あ、ああ、言ったさ! それがどうした!」
田楽マン「ニケ、顔真っ赤だ」
ルブバ「触れてやるな」
レイド「男に二言は無いな? なら決着をつけるぞラッキースター! そして、俺が勝ったらピンクボムを魔族の一員にさせてもらう!」
ニケ&ククリ「「ええ〜っ!?」」
レイド「もっちゃらほげほげ! はい!」ピシャーン!
【レイドは闇の剣を取り出した!】
【シリアス度が、20下がった!】
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/09/08/22:23
レイド「チクリ魔、アサギ! 俺とラッキースターの一騎討ちの邪魔をさせるんじゃないぞ!」
チクリ魔「はいでし! モンスターたち、他の敵をレイド様に近づけさせるなでし!」
魔物軍団「「おーっ!!」」
ブルース「どうします3世様、私ならこのままレイドの額を撃ち抜けますが」ジャコン
3世「いや、よせ」
3世「2人の男子が1人の女子を奪いあう……ククリが"恋するハート"を完成させる上で、いい刺激になるだろう」
ブルース「了解」
ゼタ本「理屈がよくわからんが、勝率が上がるのであれば我も異論は無い」
ゼタ本「者共! レイドはニケに任せて、他の敵を蹴散らせ!」
下僕たち「「了解!」」
チャップリン「ゼェ…ゼェ……やっと戻ってこれたぜ…!」ゼーハー
ファーブル「何やってるんですかチャップリンさん、ピカソ先輩を助けに行きますよ!」
センゴ「俺と村正で突破口を開く。後についてこい!」
チャップリン「ああ!? 俺が一番乗りに決まってんだろうが! んでもってピカソをぶん殴る!」
ヘッポコ丸「そんなこと言ってる場合か!」
ドロロ「センゴ殿、拙者とヘッポコ丸殿も動向いたす! 背中は任されよ!」
センゴ「ああ、ありがとう! ゲッコウガ兵長!」
ドロロ「ドロロなんだけど!?」ガーン!
ヘッポコ丸「1文字もかすってねー! いや、どっちも青いカエルの忍者だけども!」
ボーボボ「え〜、本日は魔王ギリさんのお宅へとやってまいりました!」
首領パッチ「それではさっそく──」
ボー&パチ「「ところてん食えやぁーー!!!」」ブンッ!
奥義"突撃こちらの晩御飯"!!
天の助「うおおおお行ったらぁーー!!!」
カセギ「食うかーっシュー!!」ドゴーン!
天の助「ぎゃあああ! 何故じゃー! 何が不満じゃー!」
カセギ「賞味期限が切れてるから」キッパリ
天の助「( ゚д゚)」
ビュティ「あれ、何で敵が天の助くんが賞味期限切れてるって知ってるの?」
チクリ魔「このワタシにつかめない情報はないでし」キラーン
ククリ「チクリ魔ちゃん!」
ビュティ「うわ〜、名前からして口が軽そう…」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/09/08/22:24
推奨BGM『MAGIC OF LOVE』
レイド「行くぞラッキースター!」ダッ!
ニケ「くっ、"火の剣"!」ボッ!
ガキン!
ニケ「レイド、おまえ……ククリを魔族にするって、なに勝手にとんでもないこと決めてんだ!」
レイド「うるさい! 俺がギリ様からピンクボムを守る方法は、これしかないんだよ!」
ニケ「!? レイド、おまえ…!」
レイド「ピンクボムが魔族にされるのが嫌なら、俺より強いって、ちゃんと守れるって証明してみせろぉ!」
ギィン!
ニケ「うわっ!」
レイド「幻惑(ヨスデン)と恐れ(ゲカイイ)の神(レコ)よ──そして嘲笑(ウトキテ)と侮辱(パッヤモ)の神(レコ)よ──」
ニケ「! その詠唱は!」
レイド「出でよ、俺の巨大石像!」ドーン!
ニケ「出たー! ナルシズム炸裂の魔法!」
レイド「そして行けー!」ビシッ!
巨大石像軍団 < ギギギギ…
ニケ「へっ?」
ドシーン ドシーン!
ニケ「動かせるようになったのか!? だったら!」スッ
ニケ「オッポレオッポレ! "地の剣"!」ドンドコドンドコ ボコッ!
ビュティ「ねぇ、何で太鼓叩いたの? あとオッポレって何?」
ククリ「そうしないと出てこないの。あとオッポレは地の王様の名前」
ニケ「てやーっ!」ズバンッ!
レイド「くっ、さすが何でも斬る剣! ならばこちらは!」
レイド「エイヤハー! エイヤハー! 闇魔法"漢の龍"!!」ボウン!
ビュティ「ドラゴンになったー!!」
三馬鹿「「神龍だーっ!」」
ボ空「歯についた青のり取ってくれ!」
天コロ大魔王「ポテトチップスのところてん味を発売するのだ!」
パチーザ「私の……自転車の補助輪、取れるようにしなさい!」
ビュティ「神龍じゃないよ! ってか願い事ショボッ!」
レイド「これならば地の剣は届くまい!」バサバサ
ニケ「くっ!」
トマ「まずいですよ! 勇者さんには対空攻撃がありません!」
ジュジュ「しょうがないわね。私がレイドのドラゴン化を解くわ」つ 聖書バラッ
アサギ「おーっと、ダメですよルナー。これは一騎討ちなんですから」ジャキッ
ジュジュ「げっ」
ソフトン「ルナー、俺の後ろへ!」
ゼタ本「アサギ、おまえともそろそろ決着つけんとなぁ?」
アサギ「私はまだ先でもいいけど?」
ゼタ本「ぬかせ! 下僕たちよ、ここでやつを討ち取るのだ!」
下僕たち「「了解!」」
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灰色ねこ◇4aH6a11ZwA
2024/09/15/22:28
ニケ「──ふっ、甘いなレイド」
レイド「何!?」
ニケ「光魔法"かっこいいポーズ"!!」ビシッ
ボウン!
レイド「へっ? う、うわー!!」ドスーン!
トマ「そうか! レイドの性格上、相手にかっこつけられたら自分もかっこつけずにはいられない! でもドラゴンの姿のままでは人間のポーズが取れないから無意識に元に戻ろうと考えてしまったんだ!」
ビュティ「えぇ…」
三馬鹿「「バカジャネーノ」」
レイド「く……やはりおまえとは、剣で決着をつけるしかないようだな!」ジャキン!
ニケ「……」
ニケ「これは、ギリとの戦いまでとっておきたかったんだけどな」シュルッ
レイド「今度は"風の剣"か?」
風の剣「はぁ〜っ」
ビュティ「ハズレが出たー!!」ガビーン!
レイド「何だそれは? ふざけているのか!」
ニケ「こっからが本番だ! "火の剣"!」
レイド「何っ、二刀流だと!?」
ニケ「行くぞレイド!」バッ!
ガキガキガキン!
ニケ「レイド、シードル先輩とピカソには悪いが、俺はああなるつもりはない」
ニケ「おまえにククリは渡さん!!」
ククリ「…!」ドキッ
ニケ「レイド、これで最後だ!」ジャキッ!
見よう見まね"無明返し"!!
レイド「うわーっ!!」ドゴォォッ!
◆
新ゼタ魔界
サロメ「ちょっと待って、今のって…!」
シードル「くっくっくっ…」
シードル「あっはっはっはっ! さすが盗賊の勇者! 俺の技を盗みやがった!!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/09/15/22:30
ニケ「俺の勝ちだ、レイド」
レイド「く、くそ…!」ギリッ
ニケ「男に二言は無い、だったな?」
レイド「…わかった、ここを通してやる。ギリ様のもとへ行くがいい!」
レイド「全軍に告ぐ! ただちに戦闘を止めろ!」
チクリ魔「戦闘終了! 戦闘終了でし〜!」
タテジワネズミ「ぎょ、御意…」
クロコ「俺たち、負けたの?」
カセギ「悔しいけど、そうみたいッシュ…」
3世「ランバダ、ルブバ、一応動けないようにしておけ」
ランバダ&ルブバ「「了解」」
ゼタ本「100年前に世界を暴力で支配した帝王が、ずいぶんと優しい措置を取るのだな」
3世「ミグミグ族の前で、無用な血を流さないようにしているだけだ」
ゼタ本「ふん。だが、我は甘くはない! アサギ、貴様は八つ裂き──」
メルサ「逃げられました」キッパリ
ゼタ本「何ぃぃぃぃ!!?」ガビーン!
3世「ブルース、戦果報告!」
ブルース「はっ! 勇者ニケが早々に敵将レイドに勝利したことで、こちらへの被害は最小限に抑えられました」
ブルース「ただ……ピカソへの応援に向かったチームが、ピカソと二千恵を追って一足先に城内へ進入してしまった模様です」
3世「ふむ、誘い込まれたか? どうする、ゼタ」
ゼタ本「ど、どうするも何も、このまま進むに決まっているだろうが! 全軍、ギリの城に突入ー!!」
味方一同「「おー!!」」
レイド「……」
ククリ「レイド」
レイド「! な、何だピンクボム、さっさと先に行けよ!」
ククリ「私のこと、心配してくれてありがとう」ニコッ
レイド「──」
ククリ「それが言いたかったの。じゃ!」
タッタッタッタッタッ…。
レイド「…チクリ魔」
チクリ魔「なんでし?」
レイド「男って、つらいよな…」ジワ…
チクリ魔「私は女でし…」ナデナデ
【レイド&魔物軍団(一部):降伏】
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2024/09/22/21:58
魔王ギリの城、城内
ヘッポコ丸「先に城に入っちゃったけど、大丈夫だったのかな?」
ドロロ「今は隊長たちを信じるしかあるまい!」
ドゴーン ドゴーン ドゴーン!
ファーブル「先輩、大丈夫かな…?」
チャップリン「なんか、戦いって感じじゃねぇな。ピカソが一方的に食い下がって、遊ばれてやがる! 笑えねぇぜ!」
センゴ「二千恵、あれほどの力を持っていたのか」
センゴ「だが……親父の仇は取らせて貰うぞ!」
復讐鬼ピカソ「どこだ、ダヴィンチ」
二千恵「ふ、ふふ」
ゴゴゴゴゴ…!
センゴ「ん?」ピクッ
ドロロ「これは、城が崩れていく!?」
チャップリン「なにぃぃぃぃ!!?」ガビーン!
ライムライト「何がどーなってるライ!?」
センゴ「と、とにかく避難しないと!」
チャップリン「避難ってどこにだよ!? ここ7階だぞ!」
ファーブル「それに、ピカソ先輩はどうするのよ!」
ヘッポコ丸「もうゲルニカに乗って避難したぞ」
ファーブル「えー!?」ガビーン!
センゴ「完全に俺たちのことが見えてないんだな…」
ドロロ「わかるよ、無視される気持ち…」
チャップリン「おーい、落ち込んでる場合じゃねーって! マジで崩れんぞコラァ!!」
トラップ真拳奥義"緊急脱出通路"!
ブルース「兵長、こっちだ!」ガチャ
ドロロ「ブルース殿、かたじけない!」
ヘッポコ丸「おまえそんな便利な技持ってたのか!」
センゴ「ツッコミいれてる場合か! 脱出するぞ!」
ガラガラガラガラ!!
チャップリン「はぁ……間一髪だったぜ」
ボーボボ「ヘッポコ丸」
ヘッポコ丸「ボーボボさん! すみません俺、ピカソを止められなくて…」
ボーボボ「天の助が、瓦礫の下敷きになって死にました」
ヘッポコ丸「ええーーー!!!!」ガビーン!
天の助の残骸 < グチャア
首領パッチ「うう、天の助…」シクシク
ヘッポコ丸「?」
「ドッキリ大成功」と書かれたパネル < やぁ。
ヘッポコ丸(うわー!! 見えてるーーー!!!)ガビーン
首領パッチ「チラッチラッ」
天の助「チラッチラッ」
ヘッポコ丸(うわ〜こっちの反応見てる……しょうがない、騙されてやるか)
ヘッポコ丸「そっか、天の助死んじゃったのか…」シュン…
天の助「バカめ、騙されたな!」ガバッ!
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2024/09/22/22:00
天の助「ドッキリ大成功(ry」
首領パッチ「と見せかけて現実!!!!!」ナイフドスッ!
天の助「ごばぁ!!!!」
ヘッポコ丸「わあああ!!!!」
首領パッチ「現実なんだよ!!! 全部現実なんだよ!!!」
ジュジュ「そんな寸劇より、なんか城の中からでかいボールみたいなのが出てきたんだけど?」
ニケ「これが……城の本体か!?」
謎の声「よく来たな。勇者とグルグル使い!」
謎の声「我は魔王ギリだ。おまえたちに会えるこの日を、楽しみに待っていたぞ!!」
ニケ「魔王ギリ……ついに来たな、この日が。俺たちも会いたかったよ!」
ケロロ「ペコポンの侵略者は、我輩たちだけで十分! おまえは消えるであります!」
ゼタ本「我はゼタ、宇宙最強の魔王なり! 貴様の身に魔王としての格の違いを教えてくれるわ!!」
ボーボボ「ギリ、テメーは俺がぶっ倒す! ──って、天の助が言ってました〜!!」ビシッ
天の助「言ってねーよ!!」ガーン!
プシュー…ゴゴッ
トマ「あ、開く!」
ククリ「魔王ギリの姿が…!」
ニケ「ついに……ついに!」
キタキタおやじ巨人「」ぬば〜ん
味方一同「「( ゚д゚)」」
ニケ「………………」
ククリ「そ、それだけはイヤ〜ッ!!」
ニケ「ぎ、ギリが……魔王ギリがキタキタおやじだなんて!!」
ジュジュ「そんな結末なら世界滅亡のほうがいいわ!!」
キタキタおやじ「えっ」ガーン
トマ「なんかの間違いですよね、これは!!」
キタキタおやじ巨人「」クルッ
ビィィィィィッ!!
ビュティ「目からビーム撃ってきたー!!」
ゼタ本「おまえもかよ!!」
ニケ「勝っても情けないが、こんなのにやられたらもっと情けねえ! どうする!?」
3世「ククリ、心を落ち着けるのだ!」
ククリ「えっ、私!?」
3世「あれはグルグル使いの魔力を映し出して、はね返してしまう鏡! おまえの心情風景を次々と出してくるぞ!」
破天荒「なんつー鏡を用意してんだよ!」
ソフトン「対策はバッチリというわけか!」
ククリ「そんなこと急に言われても…」チラッ
キタキタおやじ巨人「」ビィィィィィッ!!
ククリ「この絵面で落ち着くなんて無理〜っ!!」
ビュティ(ですよねー…)
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/09/22/22:02
ジュジュ「ニケくん! こんな時こそアレよ!」
ニケ「あれ…? そ、そうか!」
ニケ「なんで!」
ニケ「魔王が!」
ニケ「キタキタおやじなんだよ!!」バゴーン!!
【勇者のツッコミ!】
シュウウウ…
トマ「やった!」
ジュジュ「「確かにそうでした」って感じで閉じていくわ!」
ククリ「ふぅ……ありがとう、勇者様」
ニケ「おう、これで一安心だな」
トマ「それにしても……これからどうしますか? これが鏡だとすると、本当の魔王ギリはどこに?」
3世「魔王ギリは光に対する闇の存在──光があれば必ず影ができる。それが魔王ギリだ」
ニケ「そうか! 魔王ギリはあの鏡の影の中か!」
3世「その通りだ」
ゼタ本「だが、どうやって影の中に入るのだ?」
3世「勇者が、キラキラ"勇者の剣"で影を切り裂く」
ニケ「"勇者の剣"!?」
3世「火、地、水、風、4つの剣を一つにするのだ。今のおまえならできる」
ニケ「……」
アルタ「ニケ、やるなら早くしてくれぬか?」
ルミネ「敵の増援が来たよ!」
ソフトン「人獣アグロム……タテジワネズミやカセギとは比べ物にならない強さを持つモンスターだ!」
破天荒「要するに「ちょっと強い雑魚」だろ」
ミロード「でも数が多いですよ〜!」
アグロムA「勇者を倒せ!!」
アグロムB「ギリ様の世界を築くのだ!!」
アグロムC「全員戦え!!」
3世「旧毛狩り隊よ、敵を食い止めよ!」
ゼタ本「ニケ、我々が時間を稼ぐ。おまえはさっさと"勇者の剣"を完成させろ!」
ニケ「よ、よ〜し!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/09/22/22:03
ニケ「火よ、大地よ、水よ、風よ!」
ニケ「自然界の王たちよ!」
ニケ「その力──我に託さん!!」クワッ
しーーーん
ニケ「…あ、あれ?」
トマ「失敗……みたいですね」
ジュジュ「プーッ。「我」だって。13歳の子どもが急に「我」」
ニケ「そういうツッコミありなの!?」顔真っ赤
首領パッチ「「託さん」だって」
天の助「「ん」って何」
ニケ「おまえらまで……ひどいっすよ」ズーン…
ジュジュ「もっと自分の言葉で言わなきゃダメじゃないの?」
ニケ「そうか、自分の言葉で…」
ニケ「自然界の王たちよ!」
ニケ「な ん で キ モ い 男 ば っ か り な ん だ ぁ ぁ ぁ ぁ !!!」ドーン!
ビュティ「ええ〜っ!?」ガビーン!
ゴロゴロゴロ…!
ニケ「!?」
火の王「なにをーっ!」
地の王「なにをーっ!」
水の王「なにをーっ!」
風の王「なにをーっ!」
ニケ「うわぁ〜っ!!」
ボーボボ「自然界の王の力がひとつになったぞ!」
ククリ「今よ勇者様、"光魔法キラキラ"で剣に変えて!!」
ニケ「そ、そうかっ!! 勇者のっ、剣〜ッ!!」ドンッ!
勇者の剣 < シャキーン!
ククリ「やったぁ!」
ニケ「こ、これが"勇者のけ(ry」
ずーん!
ビュティ「仰向けに倒れたー!」ガビーン!
ククリ「大丈夫、勇者様!?」
ニケ「お、重い…」
3世「その剣を使えば、ギリのいる闇への入り口を作れる!」
ジュジュ「でも、剣を持てないんじゃあ…」
ククリ「ククリも持つわ! 一緒に持てば大丈夫!」
ニケ「そ、そうか?」
3世「そうだ、二人の力を合わせろ」
ニケ「じゃ、じゃあ行くぞ!」
ククリ「はい!」
トマ「なんか結婚式のケーキ入刀って感じになってますけど。魔王なのに…」
ボーボボ「さあ、お二人の共同作業よ!」
首領パッチ「ニュッ、ニュッ、入刀♪ ニュー入刀♪」クネクネ
ニケ&ククリ「「──それっ!」」ズバッ!
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/09/29/22:09
ゴゴゴゴゴ…
ニケ「うわ〜っ! こ、これは!?」
トマ「影が……闇が波打っています!!」
ゼタ本「膨大な魔力……来るぞ!」
ゴゴゴゴゴ!
ピカッ!
ギリ「……」シュウウウ…
ギリ「ようこそ。勇者。グルグル使い」
ニケ「ま、魔王ギリ!?」
ギリ「いかにも。私が魔王ギリ…」
キタキタおやじ「あなたが魔王ギリですか。こんなところで会えるとは奇遇ですなぁ! 世界征服なんてそんなことよりキタキタ踊りを!!」
ギリ「……」
ピポッ ヴゥゥゥゥン…
ソフトン「! アドバーグ殿、逃げろ!」
ポーヒー!
キタキタおやじ「おわぁ〜〜〜っ!!」デデーン!
ジュジュ「なにこれ、すごい破壊力…!」
ミロード「魔王を名乗るだけのことはありますね〜」ゾゾゾ
トマ「ソフトンさん、おやじさんは…!?」
ソフトン「……」つ 壊れた勇者のかぶと
トマ「えっ!?」
ソフトン「安心しろ、彼は無事だ」
キタキタおやじ「最強の防具が壊れてしまいましたな」ムクッ
ビュティ「あんたはノーダメなんかい!!」
ジュジュ(本当にギリに教えに行くとは。悔しいけどあんた男だよ…)(汗)
ギリ「グルグル使い、ここまで来たら止めても無駄であろう。"対決"といこうではないか」
ククリ「……」ゴクリ
シエナ「待って!」
ククリ「シエナさん!?」
ギリ「シエナ? 反魂香の発明者か」
シエナ「戦う前に教えて。どうしてチャンドラに……二千恵に協力したの!?」
ギリ「……」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/09/29/22:10
ギリ「同じだからだ」
シエナ「えっ?」
ギリ「私も、アートマンも、ミグミグ族が生み出した"心の中の怪物"。故に、興味を持った」
シエナ「──」
ファーブル「えっ……それじゃあ、シエナさんってミグミグ族なの!?」
勇者一行「「え〜〜〜っ!?」」ガビーン!
ククリ「そ、そんな……どこで差がついた…!」ドサッ
ニケ「ククリ!」
ジュジュ「大変! 胸の小さい悩みが盛大に刺激されたのよ!」
シエナ「あなたがミグミグ族によって作られた…? そんな、嘘よ!!」
ケロロ「あれ? ギリがグルグルだって、誰もシエナ殿に教えてなかったの!?」
ギロロ「ゴタゴタしてたからな……そんな暇なかった!」
3世「漆原シエナ、残念ながら真実だ。ミグミグ族が迫害から免れたいと願った結果、生み出されたのが魔王ギリなのだ」
シエナ「そんな……じゃあ私は、一族の過ちを繰り返しただけ…!?」ガクッ
ギリ「心の中のものを引き出すというグルグルの性質を、別のかたちで活かそうとした発想はよかった」
ギリ「だが、見通しが甘かったな。二千恵と超反魂香によって、私以上の災厄『ブラフマン』が生まれようとしている」
シエナ「…!!」
ヒュンッ…
ガキィン!
ギリ「ん…?」
センゴ「ピカソ!」
復讐鬼ピカソ「ダヴィンチはどこだ」グググッ
ギリ「……」
ガァン!
ギリは不可視の力でピカソを吹き飛ばすと、無言である一点を指差した。
そこには──二千恵が立っていた。
二千恵「……」
センゴ「二千恵…?」
二千恵「美しい」
ファーブル「!?」
二千恵「穢れなき少年少女の友情、げに美しき作品だ」
二千恵「君はやはり人を魅了し、夢中にさせる魂の持ち主だ」
ピカソは違和感を覚えた。この男とは初対面のはず…。
二千恵「おお、神よ。許し賜え。美しきものを破壊する行為を。愚劣なる神よ。糞っ垂れの神よ。バカで、マヌケで、ああ…」
神よ神よ神よ神よ神よ神よ神よ神よ神よ神よ神よ神よ神よ神よ神よ
ビリッ
ダヴィンチ「 ク ソ ア ァ ー メ ン ン !!!!!」
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灰色ねこ◆4aH6a11ZwA
2024/09/29/22:14
ダヴィンチ「さぁ、はじめよう。少年と吾輩、どちらか命尽きるまで!」
復讐鬼ピカソ「 ダ ヴィ ン チ !!!」
邪悪な笑顔を浮かべるピカソとダヴィンチ。だが、大半の者は驚きのあまりあんぐりと口を開けている。
シエナ「…え!? あいつは…? まさか…」
ギリ「二千恵は死んだ。その男が殺した。超反魂香も今はその男が持っている」
シエナ「そうか。アートマン「最後の晩餐」の能力は複製(レプリカント)……それを使って二千恵のアートマンをも…」
ドロロ「拙者の目を持ってしても見抜けぬ変装とは…!」
ダヴィンチ「うっ、うれっ、嬉しい誤算だびん……これほどまでに美しく……あああ……こんな……こんな素敵なことに立ち会えるなんて…」ガタガタ
ダヴィンチ「もう吾輩、嬉しくって…」プルプル
ダヴィンチ「直立することも、ままならない…」ジワァ…
ビュティ「漏らした!」
三馬鹿「「きたねぇ!!」」
ヘッポコ丸「おまえらもOVER戦で漏らしてただろ」
ダヴィンチ「…モナ、モナ、おいで」
モナ「……」もてーん
ダヴィンチ「ついにこの日がきたんだね。あとはモナ……かわいいモナを飲み込めば、「晩餐」の食欲は完全に満たされる…」ナデナデ
ダヴィンチ「出でよ……「最後の晩餐」」バサッ
チャップリン「な、何だあれ!? 背中になんかくっついてんぞ!」
シエナ「アートマンと……一体化!!?」
ファーブル「キャアアアアアアアアアアアア!!!!」
バクン!
ダヴィンチは超反魂香の入ったカプセルを、最後の晩餐はモナ・リザを飲み込んだ。
すると、最後の晩餐はどんどん巨大化していき──
ダヴィンチ「「最後の晩餐」は、主にとって最も望む姿に成長、変化を遂げる」
ダヴィンチ「吾輩にとっての、望みとは……少年の、苦痛」
復讐鬼ピカソ「──」
たすけて。ピカソ君。
ブラフマン・スジャータ「イ゛ヤ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」
【『トラウマイスタ』ラスボス、ブラフマン・スジャータ降臨】
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