10日間、オーガニック食品だけで生活! その結果生じた変化とは?
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アセム雨宮◆UD16NvPYxY
2019/09/11 16:11
実際に10日間すべての食品をオーガニックにしたら、どんな変化が生じるのでしょうか。
一般の人にはなかなかできないこの生活が、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンの調査によって試みられました。
調査には、子どものいるふたつの家族が参加しました。普段、給食を食べている子どもたちを考慮して、昨年の夏休みに、10日間、オーガニック食材のみで暮らす生活を実践。
とにかくオーガニック食品はおいしい
ヒルカワさんは、小学校4年生と幼稚園に通う女の子のお母さん。パートナーの方も含めた4人家族で、都内にお住まいです。
今回の調査では、野菜や果物だけでなく、全ての食材をオーガニックにします。そこで、ヒルカワさんら調査参加者が事前に希望の食材リストを提出し、グリーンピースのスタッフがそれをもとにオーガニックの食材を調達しました。届けられたさまざまな食材を目にし、その目新しさに蛭川さんはワクワクしたそうです。
今回の取材で、ヒルカワさんから繰り返し出た言葉が「おいしかった」です。何となく体によさそうなイメージがあるオーガニックですが、味がおいしいことが何よりも強く印象に残ったというのです。ヒルカワさんはもちろん、ふたりのお子さんも味の違いにすぐに気づいたといいます。
体の中ではさらに大きな変化が起きていた
調査では、参加したふたつの家族の尿(調査初日、6日目、16日目)をドイツの研究所に送り、6系統の農薬の中に含まれる31の成分を調べました。日本は、EUなどの欧米諸国にくらべ、農薬の規制の緩い国と言われています。その日本で、普段食べている食材によって、体がどれだけ農薬にさらされているかを調べるために、尿から検出される農薬の数値を調べたのです。
この研究によって、食べ物から体内に取り入れられた農薬が、どの程度尿から検出されるか、オーガニック食材の影響を明らかにできました。結果を見てみましょう。
https://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2017/03/graph.jpg
(オーガニックを食べる前と食べた後で、顕著に違いが見られることがわかる。)
石原さん 農薬の種類によって差はありますが、たとえばグリホサートという発がん性などのリスクが指摘されている農薬(除草剤)は、オーガニック食材のみで生活した後では、機械で計れる限界以下まで量が減ったんですね。つまり普通の食生活では、それだけグリホサートが体内に残っている可能性があるということなんです。
中には数値が減らなかったものもあるので、それについては今後、専門機関がさらにこの分野の調査を進めることを期待しますが、多くの成分の排出量が減るという結果が得られました。
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一般の人にはなかなかできないこの生活が、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンの調査によって試みられました。
調査には、子どものいるふたつの家族が参加しました。普段、給食を食べている子どもたちを考慮して、昨年の夏休みに、10日間、オーガニック食材のみで暮らす生活を実践。
とにかくオーガニック食品はおいしい
ヒルカワさんは、小学校4年生と幼稚園に通う女の子のお母さん。パートナーの方も含めた4人家族で、都内にお住まいです。
今回の調査では、野菜や果物だけでなく、全ての食材をオーガニックにします。そこで、ヒルカワさんら調査参加者が事前に希望の食材リストを提出し、グリーンピースのスタッフがそれをもとにオーガニックの食材を調達しました。届けられたさまざまな食材を目にし、その目新しさに蛭川さんはワクワクしたそうです。
今回の取材で、ヒルカワさんから繰り返し出た言葉が「おいしかった」です。何となく体によさそうなイメージがあるオーガニックですが、味がおいしいことが何よりも強く印象に残ったというのです。ヒルカワさんはもちろん、ふたりのお子さんも味の違いにすぐに気づいたといいます。
体の中ではさらに大きな変化が起きていた
調査では、参加したふたつの家族の尿(調査初日、6日目、16日目)をドイツの研究所に送り、6系統の農薬の中に含まれる31の成分を調べました。日本は、EUなどの欧米諸国にくらべ、農薬の規制の緩い国と言われています。その日本で、普段食べている食材によって、体がどれだけ農薬にさらされているかを調べるために、尿から検出される農薬の数値を調べたのです。
この研究によって、食べ物から体内に取り入れられた農薬が、どの程度尿から検出されるか、オーガニック食材の影響を明らかにできました。結果を見てみましょう。
https://greenz.jp/main/wp-content/uploads/2017/03/graph.jpg
(オーガニックを食べる前と食べた後で、顕著に違いが見られることがわかる。)
石原さん 農薬の種類によって差はありますが、たとえばグリホサートという発がん性などのリスクが指摘されている農薬(除草剤)は、オーガニック食材のみで生活した後では、機械で計れる限界以下まで量が減ったんですね。つまり普通の食生活では、それだけグリホサートが体内に残っている可能性があるということなんです。
中には数値が減らなかったものもあるので、それについては今後、専門機関がさらにこの分野の調査を進めることを期待しますが、多くの成分の排出量が減るという結果が得られました。