†怖い話G†
今日:1/昨日:10/累計:4469
[
1
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2022/11/22 21:22
怖い話を貼って行きます
※全て自己責任でお読み下さい※
編集
削除
コピー
✏書く
🔃更新
🔎検索
↓
返信数:200件
[
201
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/09 21:44
【出ると噂の共同住宅】
私の実家は、築30年以上の共同住宅です。
母子家庭ではありましたが、私と弟は既に結婚して実家を離れ、今は母が1人で住んでいます。
私が2人目の子を出産するため、当時3歳だった娘を連れて里帰りした時の事でした。
母は仕事に出かけたので、2人で留守番をしていると娘が言います。
「ママ、おじさんがいるよ。」
えっ?と思って家の中を探しましたが…私達以外の人は誰も居ません。
「おじさんがいるの?ごめん、ママには見えない。」
と言うと、娘は
「そこにいるよ。2人だよ。」
と普通に答え、背筋がゾッとしました。
幸いにも娘は人見知りだったため、そのおじさん達と接触する気はないようでした。
母が帰ってきてその事を伝えると、怖がりの母は
「やだぁ!この前も怖いことがあったのに!」
と身をすくめます。
母はつい先日、同じ共同住宅に住む知り合いの家を訪ねたのですが、肝心の相手が不在で娘さんが対応してくれたのだそうです。
その後先方から電話があり、改めて要件を話していると、その人が変な事を言ってきました。
「さっきうちに来てくれた時、一緒に来た人って誰だったの?娘が、知らない人と2人で来た、って言ってたけど。」
母は間違いなく1人で訪ねて、連れなどいません。
「え?私1人で行ったのよ?」
「あれ?娘が横にもう1人知らない人がいたって言ってたけど?」
母はもうそれきり怖くて、深く詮索しないようにしていたそうです。
実はその共同住宅は、他にも「出る」と言う住人が複数人いる所なのです。
見えない人にはわからないのですが、そういった声が多く聞こえると気味が悪く感じてしまいます。
この話をある時、弟にもしてみました。
すると弟まで
「実は俺もあるんだよ…。」
と話し始めるのです。
まだ弟が実家に住んでいた頃、真夜中まで起きていた時の事です。
私達の部屋は3階にあり、弟の部屋は窓の真下が棟の入り口になっていました。
古い建物ですし、周りの音はいろいろと聞こえてくるのですが、真夜中となると静かなものです。
弟が言うには、少し遠くから自転車が走る音が聞こえてきたのだそうです。
生活サイクルは人それぞれですから、それは夜まで仕事をしている人もいれば、遅くまで遊んで帰ってくる若い人もいます。
その音自体には、特に違和感はなかったのです。
自転車はどうやら古い物のようで、キィキィと音を立てながら走ります。
他に雑音がありませんから尚更良く聞こえて、共同住宅の門からその自転車が入り、何棟かある建物の間を通り、弟の部屋の窓下の入り口付近まで来た事が分かったと弟は振り返ります。
(誰か帰ったのかな?)
弟は軽い気持ちでカーテンをめくって窓から真下を見たのですが…そこに自転車の姿がありません。
(あれ?おかしいな。確かここら辺まで来たと思ったのに。)
辺りも見回してみましたが、自転車などどこにも見つかりません。
すると次の瞬間、弟のすぐ後ろで
キィ…
さっきまで聞いていた自転車の音が、ハッキリと聞こえたそうです。
「やだ!それでどうしたの?」
「いやぁ俺も、もう全身がゾゾゾーってしてさ。怖くて振り返る事も出来なくて。敷いてあった布団に後ろ向きのまま、頭から突入して、朝までそのまま。」
その場所で悪い出来事があったとは特に聞いた事がありませんが、そういった曰くが無くとも、日常と非日常が溶け込んでいる場所なのかもしれません。
編集
削除
コピー
[
200
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/09 21:43
【あの幽霊に伝えたい】
去年の暮れ真夜中に目を覚ましたら、
部屋の隅に髪が長く白いワンピースを着て俯いてる女性が
立っていました。
最初は寝ぼけてるだけかと思いましたが
体が動かないことに気づき
そして出している雰囲気に圧倒され本能的にヤバイ!と思いました。
今まで下に向けていた顔をこちらにあげた時
それは地獄の底から這い出て来た鬼のような形相でした。
女はこちらにゆっくりと近づいて来ました。
そんな女を止める術などあるはずもなく
僕は必死で南無阿弥陀仏と唱えましたが
とうとう目の前に来てしまいました。
自分はもうここで死ぬのかと思い
駄目元で「僕はホモです」と心の底から唱えたら
女は鬼の様な顔から一転、
ドン引きした顔で消えていきました。
そこからはもう何も覚えていません。
多分失神したんだと思います。
以上が自分の幽霊初体験でした
長文失礼しました。
あと自分はホモではありません。
これだけははっきりと伝えたかった
編集
削除
コピー
[
199
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/09 21:42
【あの車両にいたら、どうなっていたんだろう】
大学時代の友人から聞いた話。
当時友人(仮にAとします)は、新大塚で一人暮らしをしていました。
本当は大学のそばに住みたかったらしく、春日・本郷などを色々探した結果
条件に合うものがなくやむなく大塚にしたそうです。
彼はよく有楽町・銀座・新橋などで遊び歩き、
終電で帰ってくることも少なくなかったようです。
Aはその日も有楽町で遊び歩いて、終電で帰ることにしました。
普段なら、有楽町線で帰るところですが、なぜかその日に限って
銀座駅まで歩いて丸の内線で帰ることにしたそうです。
まあ、護国寺駅よりは新大塚駅のほうが
アパートから近かったこともあるのでしょう。
その日は、終電であるのに関わらず電車はがら空きでした。
1番後部車両に乗り込み、Aはシートに座って寝ることにしました。
彼はいつも電車の最後部の車両に乗ります。彼曰く
「人身事故を見ないで済むし、車両が脱線して反対側の
車両に接触するような事故があっても安心できる」
だそうで…
しばらくウトウトしていると、急に寒気がして目が覚めたそうです。
ひどく爆睡していたらしく「周りの視線が気になり」ふと辺りを見回すと、
ひどく暗い顔つきのOLやリーマンたちが何人か乗車しているだけでした。
生気がないといった感じだったそうです。
目が覚めてしばらくしても、なぜかひんやりと冷気のようなものに包まれたような
状態は解消されず「冷房の調子が悪いのか?」と思い、
一つ前の車両に移動したのです。
まあ、ヨダレ垂らして大口開けて寝てるのを、
周りに見られた恥ずかしさもあったのでしょう。
最後部の一つ前の車両は、ぼちぼち乗客がいたらしく
なんとか空席を見つけると再びAはウトウトしました。
今度は降車駅に近いこともあり、本格的には寝込まなかったそうです。
しばらく目を瞑っていると、新大塚駅に到着する旨のアナウンスが流れました。
何気なく後部車両の方に目をやるA。
しかしそこには、本来あるべき「最後部の車両」はなかったのです。
確かに銀座では、最後部の車両に乗りました。
それから一つ前の車両に移動したのですから、
後ろにはもう一つ車両があるはずです。
しかし新大塚駅に到着したとき、Aは最後部の車両に乗っていました。
もちろん後ろの車両に戻ったわけではありませんよ。
乗り込んだときから、おかしな雰囲気がした。Aはそういっていました。
目が覚めたときも、周囲の乗客からして不自然だった、とも。
夏であるのに寒気がした等。
しかしあのときに、前の車両に移らなかったらAはどうなっていたのか。
あの車両は何だったのか、何者をのせていたのか。
もっと言ってしまえば、なぜAがその車両に出会ってしまったのか、
考えるだけでゾっとします。
それ以来、彼は丸の内線は使用していないそうです。
車両も真ん中しか乗れないそうです。
編集
削除
コピー
[
198
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/08 22:57
【友人に電話したのは…】
今年のお正月に地元に里帰りした時のこと。
久し振りに会う友人四人で夜中にドライブ、変なテンションに。
いつもはドライブと言えば海に行くところを滅多に行かない山に変更となった。
しかし夜中だったこともあって、いつの間にか真っ暗な山道に迷い混んでしまっていた。
その辺りから私は気持ち悪くて軽い目眩がしてきた。
最初は車酔いかなー?と思って、窓を開けたり遠くを見たりしてた。
でもますます気持ち悪くなるばかり。
あ、もしやあんまり良くない土地に立ち入ったのでは…と思い、
帰る事を提案しようとしたその時
運転していた友人の携帯が鳴り出した。
「あー電話?こんな時間に誰だよ…(この時夜中二時過ぎ位)
誰から掛かって来たか見てやー」
と友人が言うので「はいはい」と友人の携帯のディスプレイを見ると
「…私から…」
車内はシーンとなり、携帯の着信音だけが響く。
「ちょ、お前脅かすなよー!」
「怖がらせるためにわざとやってんでしょー?」
と友人達は微妙に引きつった笑顔で言う
この時私は自分の携帯を鞄に入れてて一切触っていないし、
その鞄も誤動作が起きるような状態に無かった。
結局友人を怖がらせるのも何なので
「多分誤動作だよね」で済ませたけど怖かった。
だって着信来てから大体一定の間隔で
道の左側に人影が視界を掠めるんだもん。
三が日の夜中の山奥に人がそんな沢山いるとも思えないし…
山を抜けた時は心底ほっとした。
という実話。
編集
削除
コピー
[
197
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/08 22:56
【寒くなったらご用心】
ほんとうに怖いのは寒い時。
当時、警備員をしていた俺は夜十時半頃に、中学校に行った。
センサーが壊れてるから見てくれって内容だった。
その日は十月始め頃のわりに蒸し暑く、じんわり汗かくような夜だったよ。
暑いなーだるいなーって感じでダラダラ依頼された教室のある校舎に歩いていった。
その校舎が視界に入って、あーあれかーとか思いながら普段通りに近づいていく。
んで、玄関前について鍵開けようとした瞬間に
『絶対イヤだ!入りたくない!』
って直感で感じた。
普段は、深夜二時すぎの学校とかでも、平気で電気も懐中電灯もつけないで
入っていってたんだよ。(怖い話の本読んだ直後とかに)
なのに、鍵開けるのが怖い。鍵穴に鍵を差した状態から動けない。
本能が拒否してる感じ?変な汗いっぱいかきながら、玄関で動けない。
でも仕事だし、まだ新人扱いだったから意を決して鍵開けた。
勢いだけで玄関開けたら寒い。
夏に外からクーラーガンガンにきかした部屋に入った時の感じ。
古い公立の学校の廊下にクーラーがついてるわけもなく、ひたすらヤバい!って
感覚に襲われながら、ダッシュで廊下の電気のスイッチを探した。
かなりテンパりながらも電気をつける。
その瞬間にイヤな気配は薄らいだ気はした。
かわりに右後ろに人がたっている濃厚な気配。
後にも先にも人の気配をあれだけ強烈に感じたのはこれ一回。
気配を無理矢理無視して、空元気をだしながら依頼のあった教室へ向かう。
その教室はできすぎな話だが理科室。しかも第三理科室。
第三だけあって、薬品だの模型だの一切置いてなかったが救いだなーと
思いながら、壊れているセンサーを探して修理。
修理まで玄関入ってから五分もかからなかったので、
いささか拍子抜けするも、安堵感からか余裕がでてきた。
余裕になった所で、改めて教室を見回すと
どうやら文化祭で使ったらしい展示物が置いてあった。
その中に、ファービーみたいなのがあって、それを眺めていた。
その時、黒板を背中にして見てたんだが、
左後ろからおばちゃん三人くらいの話し声。
え?って思って教室を見渡すけどなんにもない。
外の声が聞こえてきたんかな?と思い、窓から外をみたら、
道路まで結構距離がある。
しかも窓はしまってるから左後ろから声がするのもおかしい。(窓は右側だった)
急に寒気が復活してきたので慌てて電気消して校舎から脱出。
やっぱり廊下は寒かった。
結局、声の正体はわからず、怖かった記憶だけが残った。
後日、その手の体験が豊富な兄に話を聞いた所、
玄関についた時点で霊がいたんだろう。
もしかしたら玄関挟んで目の前にいたかもなーとの事。
兄自身の経験からも、良くない霊がいると悪寒がする事があるらしい。
寒いはずのないところで悪寒を感じたら少し注意したほうが良さげ。
編集
削除
コピー
[
196
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/08 22:55
【いとこが体験した話。】
いとこは岡山県の海沿いに住んでて家が高台にあって海が見渡せる。
屋上はだだっ広くてチャリの練習が出来るくらい。
で屋上の横にいとこの部屋があって夜中受験勉強してたんだと。
机の前に窓があって、疲れたら波の音聞いたり海見ながら勉強してたら窓の上に足があるのに気付いたんだって。裸足の子供の足。
徹夜続きだったから幻覚?と思ったらしいけど、確かにある。
窓の上に座って足ブラブラさせてる感じ。
もちろん、田舎だし夜中だし人が座れるスペースはないしでいとこ大パニック。
とりあえずこの部屋から抜け出して両親叩き起こそうと椅子から立ち上がろうとした瞬間、男の子が顔を逆さにしていとこに笑いかけてきたんだって。
そのままいとこは椅子ごと転倒。
その音で駆けつけた両親に話した時にはもちろんいなかった…
編集
削除
コピー
[
195
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/06 23:16
【誰かが部屋に入ってくる夢を見て】
去年の話
ヘトヘトで仕事から帰って来て、テレビも電気もつけっぱなし着替えもしないで
帰ってきたままの格好でソファーの上で寝ちゃったんだわ
ハッと目が覚めたら、部屋が真っ暗でちゃんとパジャマを着て布団に入ってるの
「あれ〜いつの間に??」と思いつつ時間を確認するため
携帯を取ろうと体を動かそうとするも、何故かビクとも動かない
金縛りとかそういうことは全然頭に無くてただひたすら「??」状態
すると玄関のドアノブをガチャガチャ回す音が
狭小ワンルームなので今いる場所から玄関までは見渡せるので、
体は動かせなくても玄関の様子は視界に入る状態
すると誰かが入ってきた
強盗とかそういう感じではなく、靴をポイポイっと脱ぎ捨て
自分のうちに帰ってきたかのような堂々とした雰囲気
私も
「隣の人が間違えて入ってきた!ギャー部屋汚いのに恥ずかしい!!
こっち来る前に間違えてることに気づいてー!!」
なんて思ってた
私の願いも虚しくその人物は短い廊下をツカツカと渡りきり、
部屋の電気のスイッチを押した
電気ってすぐパッと付くわけじゃなくて、何回か点滅するじゃない
そのチカッチカッチカッの間に、
黒のフルフェイスのヘルメット、黒のライダースジャケット、黒のパンツ、
左手に灯油なんかを入れるような青いポリタンクを持った男が見えた
そこで目が覚めた
電気もテレビもつけっぱなしで、帰ってきたままの格好でソファーに寝転がってた
「なんだ夢かー!」と時間を確認したら、
帰ってきてから35分くらいしか経ってなかった
私はエントランスのオートロックを過信してドアの鍵をしめない癖があり、
その日も案の定しめてなくて、でも変な夢を見たあとだったから
一応鍵をかけに行った
そしたら、鍵をガチャンとしめたと同時くらいに
向こうからドアノブをガチャガチャッと回された
本当に同時くらい
すごいタイミング
私はびっくりして動けなかったんだけど、その間もノブは忙しなく回ってた
ドアの向こうのやつに部屋にいることを悟られてはいけないような気がして、
息を殺してジッとしてた
ノブのガチャガチャが止んでしばらくして、
ドアスコープから外を覗いたけど誰もいなかった
あの変な夢は予知夢だったのか、
もし鍵をかけるのがあと一歩遅かったら誰が入ってきたのか、
と思うとゾーッとする
編集
削除
コピー
[
194
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/06 23:15
【生首】
昔から霊感の強かった叔母は、その日もイヤなものに出会ったという。
前から自転車を一生懸命こいでるおばちゃんが目に入った。
坂道でもない平坦な道なのに、そのおばちゃんは汗をかきながら苦しそうに自転車をこいでいる。
はて?
そう思った叔母が遠目ながらその自転車のカゴを見ると、なんと生首が乗っかっているではないか。
眼球が無くぽっかり空いた空洞が、そのおばちゃんをにらんでいた。
「あれはとんでもなく悪い霊だ、あの人に教えてあげなきゃ…。でも、まともに相手してくれないだろうけど…」
と、叔母はそのおばちゃんに話しかけようか迷っていたが、やはりこのままでは良くないと伝える決意をした。
そして、いよいよそのおばちゃんとすれ違うとき。
「あの」
と言い掛けたその瞬間、おばちゃんがポツリと言った。
「知ってます」
編集
削除
コピー
[
193
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/06 23:14
【俺はタイムスリップしたのだろうか】
その日は残業で終電で最寄り駅に着いた
駅からの帰り道には地元で一番古い小学校がある、そこで異変が起きた
その小学校の脇を通った時に校庭で子供達がはしゃいでる?声が聞こえてきた
何を言ってるのかは聞き取れなかったけど数十人くらいの子供が
ワーワー騒いでるようだった
空耳かな?と思ったけど妙にハッキリ聞こえたので自転車を止めて様子を伺った
それでも子供達の騒ぐ声が10秒くらい続いたので空耳とは思えない
なんで深夜1時に子供達が集団で騒いでるんだろう?
疑問に思ってその小学校の裏口から校庭を覗いた
校庭は真っ暗でこの暗闇の中で子供達が騒いでるのは不自然というかありえない
校庭じゃなくて校舎か体育館に居るのか?と思い
薄っすらと街灯で照らされた校舎と体育館を見たが真っ暗で人が居る気配は無い
その時は恐怖心は全く無く何故かこの声の方へ行きたくなり
裏口の門をよじ登って校庭内に入いった
(今にして思えば何故校庭内に入ったのか不思議でならない)
校庭内に入りさらに声の方へ近づくとその声はさらに大きく鮮明になっていった
さらに歩いていくと声は前後左右から聞こえてきた、
子供達の集団の真ん中くらいに居るのだろうか?
その時、それが子供達がはしゃいでいる声ではない事に気付いた
「助けてえぇ、苦しい・・・」
それはもがき苦しんでいる人達(女性と子供のようだった)の絶叫と悲鳴だった
その途端体中が火傷しそうなくらい熱くなり焦げるような異臭とともに
煙で目に激痛が走り呼吸困難になる
同時に何人もの人達?が俺の体にしがみ付いてきたが
人の姿は見えない(正確には真っ暗闇なので見えなかった)
俺は必死でその人達?を振り払いながら外の街灯を頼りに裏口を目指した
なんとか裏口までたどり着くと必死で門をよじ登り
外へ脱出したがその途端悲鳴が止み、熱と煙も消えていた
翌日爺ちゃんにこの話をしたら
爺ちゃんからその小学校は戦時中には防空壕があったのだけど
大空襲でその防空壕が爆破されて
中に居た数百人がほぼ全員犠牲になった事を教えられた
俺はタイムスリップしたのだろうか・・・
もしあの時しがみ付いてきた手を振り払う事が出来なくて
校庭から出られなかったらどうなっていたんだろう?
編集
削除
コピー
[
192
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/04 18:48
【事故物件じゃない】
幼い頃から不思議な体験をしてきた私は、空室掃除の仕事を手伝う羽目になりました。
家業なのである程度の裁量があるものですから、特に嫌な気配がする部屋はパートさんやアルバイトに割り振ります。
申し訳ないな、とは思うのですが、見えてしまったら面倒なんです。
これはそんな私が行き当たった、とあるマンションの一室の話です。
「事故物件じゃないけど、住人がよく変わる部屋。」
予め不動産屋から、そう説明がありました。
5階建の3階部分。
予定通りの時間に作業を終え、いつものように最終点検をしていると「夕焼け小焼け」のメロディーが外から聞こえました。
17時の合図でしょうか。
掃除完了の電話をしているとガタゴトと微振動があり、カンカンと遮断機が降りる音もします。
冬なので外は既に暗く、暖房がない部屋は底冷えがします。
清掃道具を通路に出し、廊下で夫の迎えを待ちました。
師走は忙しいので、1人で1部屋の清掃を任される事もあります。
しばらくすると、不動産屋と夫が2人で来て引渡し完了です。
「何か異常はありませんでしたか?」
不動産屋の問いに何も無いと答えると、世間話が続きます。
「この部屋の住人は、過去3人鉄道事故で亡くなっています。まぁ事故物件ではないんですけどね…そういう部屋なんです。」
夫が怪訝な顔で問います。
「ほぉ、鉄道事故というと…自殺ですか?どこで?近くに鉄道ないですもんね。」
そう、このマンションからはバスに乗らないと駅に行けない。
でも私は部屋で電車特有の細かい振動を感じたし、さらには遮断機の警報音も聞いた。
「それが、原因不明なんですよ。人目の多い明るい時間だったり、買い物帰りだったりで。」
私には検討がついた。
ふとした瞬間に、発作的に背中を押す者が棲む部屋。
過去に3人。でも、誰に言う?
事故物件ではないから、私は「引継ぎ事項無し」へチェックを入れたんです。
事故物件ではないから…。
編集
削除
コピー
[
191
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/04 18:47
【じいちゃんの親友】
子供のころの夏休みの過ごし方といえば
田舎のじいちゃん家に行っていろんなことをするのが楽しみだった。
じいちゃんは元々その土地の人だから、山菜を一緒にとりに出掛けたり、
綺麗な川で釣りしたりといろんな遊びがあったわけだが。
ある日、俺とじいちゃんが川で遊んでいると、
「うう・・・うう・・・」っとうめき声みたいなのが聞こえる。
じいちゃんが「またか・・・」って言ったので、何だ?っと思い
じいちゃんが見ているところを見た。
足が片方ひきちぎられた感じで、体中血だらけの坊主頭の男の子がそこにいた。
死ぬほどびっくりしてじいちゃんに泣きながら抱きついたんだけど、じいちゃんは
「大丈夫。大丈夫。あれはわしらに害はない。
さぁもう遊びは終わりにして家に帰ろう。」
号泣状態の俺を腰が悪いのにおんぶして家に連れて行ってくれた。
それから中学生になって、さすがに部活や何やらで
夏休みをじいちゃん家で過ごす機会がなく、
じいちゃん家に行けたのは高校受験前の冬休みだった。
じいちゃんといろんな話をしてるときに小さい頃の話をされたので、
トラウマになった坊主頭の子のことについていろいろ聞いたんだ。
そしたらじいちゃん
「あー…あれはわしの子供のころの親友でな、
戦争中に死んだんだが自分が死んだことに気づいてないんだろうな。
辛いがわしもどういう対処をしたらいいのか分からない。
線香やいろいろ試したが、今もなおああやって姿を現すんじゃよ。」
霊感0の俺が体験した話。
じいちゃんは今年で92歳になるんだが、
いよいよ自分自身の墓の準備をしようとすると、
いつまでも苦しむ友達さんを残して
自分だけ天国に行ってしまうのは嫌だそうだ。
編集
削除
コピー
[
190
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/04 18:45
【ゴミ箱の生(きている)首】
一昨日の夜中、パニックして電話してきた女友達の話。
友達は夜勤の仕事帰りで、駅から家までの帰路を
紙パックジュースを飲みながら歩いていた。
近所の小さい公園そばに来た頃ジュースが無くなったので、
持って歩くのも嫌だからと公園内のゴミ箱へ捨てに入った。
その公園のゴミ箱は金網で出来てる蓋とかないシンプルなやつ。
友達が紙パックを捨てようとゴミ箱を見ると…、
ゴミに埋もれるようにして男の生首があった。
固まる友達。
するとその顔が目を剥いてはぁぁ〜って感じに息吐きながら
大きく口を開いて笑い顔を作った。
悲鳴も出ず心臓が止まりそうになる友達。
途端、スボッと勢いよく生首が立ち上がった!
竦む友達を尻目にその生首、もとい人間はゴミ箱から這い出し
一目散に走り去った。
何が起こったのかわからない友達、でもようやく硬直が解け
「死体や幽霊じゃなかった…生きてる…人間…っ」と頭で理解しつつ
やっぱり怖いので足早にそこを去ろうとした、その時。
「きぃぃぃぃぃえええぇぇぇぇぇ!」
遠くの方で金属を掻くような雄たけびがした。
瞬間鳥肌が総毛だった友達は猛ダッシュ!
自宅の玄関に飛び込んで鍵を閉めて
初めて足が震えまくってるのに気づいて座り込んだ。
後は怖くて怖くて半泣きで私の携帯に
「人間!人間だったけど変質者ぁ!」と、パニック電話してきた…と。
最近春も近づいて暖かくなってきたからね…。
ゴミ箱に人間くらい入っているかもしれないよ…ね。
編集
削除
コピー
[
189
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/03 21:48
【このドア開けてくれよ】
これは、私が大学に入学して一人暮らしをした時に遭遇した出来事です。
当時住んでいたアパートは単身者向けの部屋が並んだ、2階建てのよくある造りをした学生向け賃貸アパートでした。
築年数は古め。正直言うと不動産屋の案内時からあまり良い印象はなかったのですが、部屋を探した時期が遅く入学まで時間が無かった事もあって、内見に付き添ってくれた父と相談しながら仕方なくその物件に決めました。
私が入居したのは2階の道路に面した角部屋でした。
部屋を決めてからは慌ただしく引越しを済ませ、直ぐに入学式。
しばらくは慣れない大学と都会での一人暮らしで精一杯になりましたが、引越しから1ヶ月も経つと生活に余裕も生まれてきます。
ある日、自転車で帰宅して敷地の裏から共用廊下へ戻った時でした。
ドンッ
突然、廊下の端にあった部屋から大きな音が聞こえました。
1階の道路とは逆側にある、私の部屋から正反対に位置する部屋です。
何だろうと思ってその部屋に近づくと、今度は内側から全力でドアに体当たりでもしているかのような音が「ドンッ、ドンッ」と連続して響き渡り、ドアノブがガチャガチャと乱暴に動きました。
何してるんだろう…と不審に思いながら私が眺めていると、部屋の中から人の声が聞こえてきました。
「おい、誰かそこにいるんだろ!?部屋のドアが開かないんだ。外からドアを開けてくれよ!」
焦った感じでイラついている、低い男の人の声が聞こえました。
今考えれば放っておけば良かったのですが、私はつい声をかけてしまいました。
「どうしたんですか?」
「部屋のドアが開かないんだ。そっちからどうにか出来ないか?」
「どうにかと言われても…。」
そう言われてドアを見渡しましたが、特にドアが開くのを邪魔しているような異常は見つかりません。
ドアノブも普通ですし、そもそも内側からドアが開かないというのもおかしな話です。
「あの、こちらには特におかしなことはありませんよ?」
「そんなはずはない、ドアが開かないんだ!ドアを開けてくれよ!」
男はドアノブをガチャガチャと揺すり、会話の最中にも扉をバンバンと叩きます。
実は、私はこの部屋に誰も住んでいない事を知っていました。
アパートを紹介された時、不動産屋にどの部屋が空いているのか訊くとこの部屋が空室だったんです。
位置的に悪いのか薄暗い印象がありましたから、この部屋は嫌だなと思ったので覚えていたんですよね。
それについさっき敷地の裏を通った際に、窓から部屋の中が空だったことを実際にこの目で見ていました。
カーテンが無い窓からは室内が丸見え。家具1つない空き部屋で、出入りを妨げるような物など何もありませんでした。
「おい、開けてくれよ!そこにいるんだろ!?なぁ、このドア開けてくれよ!」
その後も続く声とドアを叩き続ける音に総毛立った私は、その場から逃げ出しました。
自室に戻る気すら起きず、その日は24時間営業のファミレスで夜を明かしました。
結局、父親に無理を言って引越し費用を出してもらった私は、入居からわずか2ヶ月でそのアパートを引き払う事にしたのです。
あの部屋の中に居たのは何だったのでしょうか。
泥棒が空室に侵入なんてしませんよね…。
あの時、扉を開けたら私はどうなっていたのか…。
もしかしたら何か謂れのある部屋だったのかもしれませんが、今更調べる勇気もありません。
別に良いのです。知りたくもないし、関わりたくもありませんから。
編集
削除
コピー
[
188
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/03 21:47
【助手席の人】
八年ほど前に、私の友人が体験した話です。
その友人は、霊だとかオカルトだとかの類を全く信じてない人でした。
その年の夏、何かの雑誌でたまたま私たちの地元のトンネルが
心霊スポットとして掲載されたのですが、彼は盛り上がる友人たちを馬鹿馬鹿しい、
そんな事あるはずない、いつも通ってるけど何もないと笑っていました。
確かに彼の言い分ももっともで、そのいわくつきのトンネルは、
山にあった火葬場を潰して作られたのですが、そんな空気は微塵もなく、
きれいに舗装された交通量の多いものだったのです。
そんなある日、彼は車で買い物をした帰りにそこを通りがかったのですが、
渋滞に巻き込まれ、そのトンネルの中で立往生してしまったそうです。
暑い盛りでしたから、窓は全開。
しかし、トンネル内の籠もった空気に耐え切れず、窓を閉めようとしました。
なのに何故か、助手席側の窓だけが20センチくらい開いたまま、
どうしても閉まらない。
故障かな、と思っていたら後ろの車にクラクション、
そしてハイビームを続け様に食らい、
さらに後ろの車の運転席の人が、血相を変えて彼の元へ来て一言。
「ちょっと!あなた、助手席の人の首、窓に挟んでますよ!」
…もちろん彼は、助手席に誰も乗せてなどいませんでした……。
最近になって、ようやく話してくれた友人の体験談です。
編集
削除
コピー
[
187
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/03 21:46
【源平合戦の地に建つ学校】
自分が体験した話。
私の通っていた高校は有名ではないけれど
源平合戦の所縁の土地にあった高校でまだ築20年ほどだった。
何故か学校の鬼門と裏鬼門に向かい合うように神社があって、
二つの神社の間に学校があったんだ。
その高校に通っていた頃の話なのだけれども。
校舎は新しくて綺麗な建物だったんだけど、
入学してから一か月くらいしてから妙な事が起こり始めた。
部活の休憩時間に飲み物を買いに自販機の前に行くと、
小さな男の子の笑い声が聞こえてくる。
一人の声じゃなくて複数いるみたいで、
楽しそうにはしゃいでいる声が自販機のそばから聞こえてくるんだ。
最初は空耳かと思って気にも留めなかったんだけど、
不意に制服を引っ張られて、つられてそっちを見たら
小学校1年生くらいの青いシャツを着た男の子がにっこりと笑ってたんだ。
別にそれだけなら学校の先生の誰かの子供が遊びに来たのかと思ったんだけど
笑ってきた男の子から視線を外して買った飲み物を取ってまた視線を戻したら
男の子は居なくなっててまた笑い声が聞こえるんだ。
不思議に思いつつも部活の仲間のもとに戻って
「先生子供連れてきた?」と聞いたら、誰も知らないという。
その時はそれで終わったけれども、
その後も部活で学校に残っていると変なことが起こったんだ。
文芸部にも兼部で入っていて、
当時の文芸部の部室は茶道部と兼用の礼法室だった。
礼法室は大きく分けて二つの部屋があって、襖でその間を仕切っていた。
一つの部屋は大きな畳部屋でそこで主に茶会をしていたらしく、
文芸部として使う際には大きな机を出してそれを囲んで作業をしていた。
もう一つの部屋は4畳程度の部屋で押入れがあり、
主に茶器を洗ったり道具を片づけたりする際に使う部屋だったらしい。
文芸部として活動する時はその部屋は関係が無かったので
ほとんど使わなかったのだが
ある日、文芸部の活動をしているともう一つの部屋の方から視線を感じる。
視線をやると、白い着物を着た髪の長い女の人が正座しているのが見えた。
顔は髪の毛に隠れていて見えない。
文芸部の他の人は気付いていないらしく、
いつものように談笑をしながら創作活動に勤しんでいた。
誰も気づいていないようだったから気に留めずに談笑を続けていると、
視界の端にいた着物の女性がいなくなっている。
どうやら自分の見間違いだったのだろう、と談笑に華を咲かせていると、
不意に視界に影がさした。
え、と思う間もなく、身体から力が抜け、気付けば畳に倒れていた。
倒れた身体は金縛りにあったようでピクリとも動かず、
かろうじて動かせる目で視線を上げると
白い着物の女性が私に覆いかぶさろうと
大きな机に身を乗り出しているのが目に入った。
顔はよく覚えておらず、覚えているのは逆の合わせ目の白い着物と大きな影だけ。
しばらくの間身体を動かせずそのままでいる私の異変に気づいた友人が
声をかけてくれて、やっと声を出すことができるようになり、
友人に頼んで鞄の中に常に入れている数珠を取ってもらいました。
数珠を手にして必死に祈ると、やがて白い着物を着た女性は居なくなり、
身体を動かせるようになりました。
数珠といっても祖母の遺品の中にあったアメジストを数珠繋ぎにしたものなので、
そこまで強い効力を持っているものではありませんが
母が、念のため、といって持たせてくれていたものでした。
数珠を渡してくれた友人曰く、談笑している最中にいきなり私が倒れたとのこと。
着物の女性については見えていなかったらしいです。
その後も、在学中は部活中やその他の時に色々な事がありました。
部室に居た白い着物の女性については、あの後もそのままその場にいるようで
その時は見えなかった友人も後日見たと聞きました。
その後、文芸部の部室が変わったこともあり、
着物の女性を見ることはありませんでしたが
学校で起こる様々な事は変わりませんでした。
起こる出来事は些細なものなのですが
(声が聞こえる、いきなり金縛りに遭う、突き飛ばされる等)
まだ新しい学校だというのに、どうしてこんな事が度々起こるのだろうかと思い
昔から居るきさくで話しやすい先生に、笑い話ついでに
うちの学校って幽霊多いですよねと言って見た。
すると、先生も軽い調子で
「たしかに多いらしいな。俺は見たことないんだけど、
去年転勤した先生がそういうの分かる先生で一度お祓いしたらしいよ。」と。
その先生と話したことをまとめると
・学校の○○棟がある所は、鳥居と鳥居の間にあるところで、霊道になっている。
・学校自体は新しいけれども、土地が源平合戦最後の地だったり
藩の城があったりしたところだから色々と所縁が深い。
・霊道な上に学校(人が集まって賑やか)だからはしゃぐ霊の溜まり場になっている
・過去幾度かお祓いをやっている。
ということを聞いた。
その後卒業したのでどうなっているのか詳しくは分からないが、
たまに挨拶に行くと同じような気配を感じるので今もまだ居るのだろう。
(ちなみにその学校は現在創立26年である。)
編集
削除
コピー
[
186
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/02 23:16
【廃病院への肝試し】
バイト先の社員さんから聞いた話です。
私は当時、四国のある県でアルバイトをしていました。そのアルバイト先に、入社したてでまだ若い男性の社員さんがいました。
歳が近い為か、仲良くしてくれて面白い話も沢山聞かせてくれたのですが、ひとつだけとても怖い話をされました。
その社員さんが大学生の頃、県内の有名な心霊スポットである廃病院に、友達3人と一緒に肝試しをしに車で出掛けた時の話だそうです。
時刻は深夜、懐中電灯を2本だけ持って、廃病院の中を一通り探検して回りました。
廃病院とはいってもまだそれほどボロボロではなくて、肝試しに来た人たちの落書きはあったけれど思っていたよりも中は整理されていたそうです。
その様子が逆に「まだここに患者が残っているのでは」と思えてとても怖かったそうです。
病院の中では怖さを紛らわせるため、お互いを脅かし合ったりしてわぁわぁ騒ぎながら歩いていました。
これといって心霊現象らしいことは起きず、無事に4人で病院を出たそうです。
4人全員が車に乗り込んだのを確認してから発進。肝試しの感想を語りながら車を走らせていました。
そして少し大きな道に出たところで、後ろから来たパトカーがサイレンを鳴らしながら猛スピードで追いかけてきました。
「そこの車、止まりなさい!」
それは凄い剣幕で言われたそうです。
まっすぐな道でしたが、スピード違反はしていないし何だろう?と驚いてすぐに車を止めました。
すると、パトカーから降りてきた警官が顔を真っ赤にしながら叫んだそうです。
「何やってんだ!屋根に人を乗せて走っちゃダメだろう!」
編集
削除
コピー
[
185
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/02 23:15
【その顔を、エアガンで撃った】
俺はべつに霊感とかない人間なんだが、一度だけ恐かった思い出がある。
5年前の夏、たしか7月の話。
当時、俺はいい年をしてサバイバルゲームにはまってた。
知らない方のために解説すると、おもちゃの空気銃を撃ち合う
陣取り合戦みたいなもんなのね。
夏場は(昼間は暑いこともあり)もっぱら夜戦が専門で、その週末も、
北関東T木県のK怒川の河原に十数人が集合して、夜戦に興じていた。
時計を合わせた覚えがあるから、深夜1時少し前だったと思う。
何回目かのゲームで、俺はフラッグのディフェンスになり、
(相手の陣地のフラッグを取った方が勝ちになる)
フラッグの後方で藪に身を潜めて待ち伏せをかけてた。
今回俺のいたチームは優勢で、はるか彼方の敵陣地深くから
エアガンの銃声が聞こえてくる。
まわりに全く人の気配はなし。
はっきり言ってヒマなんだが、フィールドを回りこんで
奇襲をかけてくる奴もいるから気は抜けない。
河原ということで月明かり以外に照明もなく、
あたりはマジで鼻をつままれてもわからないほど真っ暗。
ゆっくりと首を巡らせて(キョロキョロすると頭の動きで居場所がばれるので)
あたりを警戒していると、50mほど先の藪から
人の上半身が出ているのに気がついた。
白っぽい半袖の服を着た、
肩ぐらいまでの髪の女性っぽい人影が俺の方を見てた。
エアガンはおもちゃだけどそれなりに威力があり、
まともに顔や眼に当たれば大怪我をすることもある。
だから、ゲーム中に部外者が入ってきた場合には
すぐにゲームをストップすることになってた。
俺はすぐに大声で「人がいまーす!中止!中止でーす!!」と叫んだ。
前線のあたりでも「中止ー」「中止だってよ」と叫び声がする。
俺はその人にお詫びを言おうと思い、藪の方へ駆け出した。
女の人はじっとこっちを見てた。
「すいません」と声をかけようとしたとき、
人影はすーっと動いて、森の中に入ってしまった。
やべ、恐がらせちゃったよ、と思い、
(なにしろこちらは迷彩服で顔を黒く塗っておまけに銃を持ってる)
その人を追って森のほうへ向かったんだが、
ライトをつけて探しても見当たらない。
そのうちに他のメンバーも集まってきた。
事情を話し、みんなで声をかけながら10分以上も探したんだが、
どうしても見つからないんだよ。
森の中もくまなく捜したのに。
俺は自分が見たものがだんだん恐くなってきてた。
なんで夜中の12時過ぎに女がこんな所を歩いてるんだ。
第一、俺がその人を見た場所にはフィールドを横切って来るしかない。
そんなの誰も気づかないわけがない。
だがなんぼ探しても見つからないので、
結局、俺の見間違いだということになり、ゲームは再開になった。
俺はまたディフェンス。
今回は左右から進んでくる敵が優勢で、
開始から10分後には銃声がかなり近くなっていた。
俺は地面に伏せたまま銃をしっかり構え、
いつでも撃てるように照準器ごしに人のいるあたりを睨んでた。
そしたら、なんか視線を感じる。気のせいではすまないくらいに視線を感じる。
首をゆっくり左に振って、眼だけで自分の左横を見る。
真っ暗闇の中、3メートルくらい先の地面に、女の人の首が生えてた。
さっきの人だとわかった。
色白の顔に、なんか普通じゃ考えられないぐらい
口ががばーっと開いてて凄い笑い顔。
声は聞こえないけど顔をひくひくさせて笑ってた。
確かに笑ってた。そんで俺をじっと見てた。
その首が潜望鏡みたいに地面の上をざ、ざ、ざーって動いて
俺の正面に回ってゆっくり近づいてきたんだよ。
俺はもうパニック状態だったんだが、なんか伏せたまま体が動かない。
ああいう時って逆に悲鳴とか出ないもんなんだね。
たぶん30秒ぐらい俺はその女と見つめあうというか
にらみ合ってたと思う。
女の顔が俺の顔から50cm位まで近づいてきたところで、
俺はやっと体を起こせたが、足に力が入らない。腰が抜けて立てない。
座り込んだままケツであとずさって、今でも馬鹿なことをしたと思うけど、
その顔をエアガンで撃った。
そしたら女の顔が凄い恐い顔になって上目遣いに俺を睨んで、すーっと消えた。
その後はゲームどころじゃなく、俺は体調が悪いと言って
休憩所のターフでライトとラジオをつけてじっとしてた。
みんな楽しんでるのに水を差しちゃ悪いと思ったから、
俺が見たもののことは誰にも言わなかった。
翌朝解散になって、帰り道、車に乗せてくれた友人にだけそのことを話した。
その友人は意外なことに「・・・お前も?」と聞いてきた。
そいつの場合は、エアガンにつけたスコープを覗くたびに、
視界いっぱいに女の顔が見えていたらしい。
それからあのフィールドでのゲームにはどうしても参加できなかった。
ああくそ、今思い出してもだめだ。
編集
削除
コピー
[
184
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/02/02 23:14
【車内の首吊り女】
三年前、大学の夏休みを使って友達と男二人で広島旅行に行ったんです。
特に目的も期間も決めないでダラダラ過ごそう、っていう旅行でした。
何で広島にしたかっていうのも特に理由はありませんでした。
でも、行ってはみたものの1日で飽きちゃって、
その日泊まったビジネスホテルでダラーっとしながら
「明日帰ろうか」なんて話してました。
結局、せっかく来たんだしもう少しいよう、という事になって、
次の日レンタカーで車を借りて(広島へは新幹線で行きました)
ドライブをすることにしました。
で、次の日なんですが。
まぁ、本当に目的も何もなかったんで、だらだらと走って
(運転は友人がしました。僕は免許を持っていないので)
途中の不味い定食屋で御飯食べたり、
川でぼんやりしたりと、どうしようもないドライブでした。
さらには帰りに道に迷ってしまって、辺りは暗くなるし
人気のない田舎に出ちゃうしで、もう最悪でした。
お互い機嫌が悪くなってきて、口喧嘩が始まりそうになった時、
友人が急に悲鳴をあげて急ブレーキをかけたんです。
びっくりした僕は何があったか聞きました。
友人は、ふるえながら
「バックミラーを見たら後部座席に首を吊った女がいた」
って言うんです。
その女は、首にヒモが巻かれていて(かなりくい込んでたらしいです)、
さらにそのヒモは手すり(っていうんですかね?窓の上ら辺に付いてる把手)
に結び付けられていた、らしいんです。
ドアノブで首吊り、みたいな感じだそうです。
もうそれからはパニックになってしまってあんまり憶えてないんですが、
なんとか帰る事が出来ました。
散々な思い出です。
去年、なんかの本で読んだんですが、
友人が見たっていう車内で首吊りの女は、
実際に広島で起きた事件にあるそうです。
首を吊ったわけではなくて、
首をしめて殺したと思った女がまだ生きていたら困る、
と念を押して犯人が女を首吊り状にしたそうです。
それでしばらくの間、そのままの状態で車を走らせていたそうです。
まぁ、友人が見たのがこれに関係してるのか分かりませんが。
(僕が見たわけではないので)
という体験でした。
編集
削除
コピー
[
183
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/01/31 22:34
【降り続く雨】
同じ大学に通っていたAとBとCの3人は、よく夜になるとAの家に集まって遊んでいた。
しかしそのうち遊ぶネタもなくなり、暇を持て余した3人は近くにある「心霊スポット」へ行こうということになった。
その心霊スポットというのはトンネルで、かなり有名なところらしい。雨が降って視界が悪い中、Aの運転する車はトンネルの入り口に到着した。
A「やっぱり雰囲気あるな…」
B「なんだ、ビビッてるのか?w」
A「ビビッてなんかねぇよ!」
C「まぁまぁ、とりあえず入ってみましょ」
3人は車に乗ったまま、ゆっくりとしたスピードでトンネルへ入っていった。
トンネルの中はかなり不気味だったが、何事もなく通過していった。何か起きるのではないかと期待していた3人は拍子抜けていた。
A「なんだ、何も起きねぇな」
B「ま、そんなもんでしょ」
トンネルの真ん中ほどに来た時だろうか。急に雨が強くなってきた。
「急に強く降ってきたな〜」なんて話をしていると、Cが突然
C「おい!A!速攻でトンネルの外へ出ろ!!!」
と叫んだ。
B「どうした?急に怖くなったか?w」
C「いいから早く出ろ!ぶっ殺されたいのか!!」
Cのあまりの剣幕に普通じゃないものを感じたAは、あわてて車を走らせた。
帰り道では3人とも無言だった。Cはまだ青ざめた顔で震えている。
A「一体どうしたってんだよ?なんか見たのか?」
するとCは答えた
「トンネルの中にいるのに、なんで車に雨降ってるんだよ?!」
編集
削除
コピー
[
182
]
はっしー◆FA//69upcU
🕐2023/01/31 22:34
【いつもこうだ…】
いきつけの居酒屋であった話。
5年ほど前、ある変わった常連客がいた。
身なりのきれいな中年の男で、
いつも焼き鳥数本と瓶ビールを頼み、小一時間で帰る。
何度もカウンターで隣になったが、話しかけても無視される。
マスターとも注文以外の会話はなく、無口な男だな、くらいの印象しかなかった。
しかしある日、後から入ってきた他の常連客に向かって男が突然怒鳴った。
今すぐ家に帰れ!女房を病院に連れていけ!と。
常連客は取り合わず、しかし男は訴えかける。
段々口論気味になってきたところで、マスターが制止した。
常連客が家に電話すると、女房は早々に寝てしまったとのこと。
俺たちはなんだか嫌な感じがして、常連客を説得し帰らせた。
俺が男にどういうことか訪ねると、
いつもこうだ、、みたいな愚痴っぽいことをぶつぶつといい、
お代を払い帰ってしまった。
後日、先の常連客から聞いたところによると、
女房は軽い目眩を感じ、大事をとって横になっていたという。
店での一件もあり、なにか不気味に感じた常連客は女房を病院に運んだ。
病院で症状を話すと、すぐに様々な検査が行われ、
なんと緊急手術となってしまった。
くも膜下出血だった。
手術は成功し、目立った後遺症もなく、女房は無事回復したが、
医師はこの状態でよく気がついた、大概もう少し進んでから来るものだ。
しかし、それでは手遅れなのだが。
というようなことを語っていたという。
男はその夜以来店には来なくなったらしい。
マスターが言うには、
・多分男には予知能力みたいなものがある
・しかし、それのせいでなにか損をしてきた過去があり、塞ぎこんでいたんだろう
・どういう訳でうちの店に通ってくれてたのかはわからないが、
会話しないとはいえ、よく顔をあわせる同じ常連客の不幸を
黙ってみてはいられなかったのだろう
・なにか詮索されるのを嫌がり、来なくなってしまったのだろう
考え過ぎだとは思うが、そう思うとなんとなく筋道が通るような気もする。
もちろん、こういった場でしか話せない、とりとめもない話なのだが。
男は嫌がるだろうが、出来れば詳しい話を聞いてみたかった。
編集
削除
コピー
ノーマルレンタル掲示板
前のページ
次のページ
/10
✏書く
🔃更新
🔎検索
↑
🔙 スレッド一覧
日間
週間
月間
※全て自己責任でお読み下さい※