雪卯 〜伊勢谷記〜
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1
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土師
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02/28 20:58
卯の絵の描かれた、紺地の和綴じの帳面。
書き手⇒伊勢谷及びその他サブC
日々の思いや覚え書きなど。
時には伊勢谷の詠んだ歌や句なども。
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返信数:6件
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7
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伊勢谷萩衣
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05/08 01:24
港で変な男と出会う。
かなりふざけた物言いで、俺には分からん珍妙な話をするオヤジだったが、中身は案外まともなようだ。
どうやら身を固めているらしいが、豪胆な女もいたものだ。
しかし奈緒の執着は想定外だった。
否、そうでもないか。
あれでなかなかの腕前とみた。
恐らく武藤並みの筋力の持ち主だろう。
一度やりあってみてえな。
奈緒の好きなオムライスを練習していたら、酒匂から俺には似合わんと言われた。
大きなお世話だ。
蓮は喜んで食ってるし、美作も文句ひとつ言わねえってのに、ただ飯食いにきて何が似合わんだ。
まったく失礼な男だ。
今度そんな失礼な口を利いたら、アイツの分にタバスコでも入れてやるとしよう。
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6
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伊勢谷萩衣
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05/02 15:12
家族総出で蛸漁に出掛ける。
ずっと以前に、神夜とどこぞの野郎が港で蛸を釣ろうとしているところに出会わせた。
どうやらあの場にて蛸が獲れるらしい。
だが、その事を美作に言っても腹が立つことに信じやしねえ。
仕方ねえから釣り道具持って港に出掛ける。
端的に言えば蛸は釣れんかったが、天気はよかったし弁当は旨かったし、蓮のヤツは喜んでたし。
妙な野郎どもは居たが、それはそれで面白かった。
たまには釣りもいい。
今度奈緒や歌仙を誘ってやるか。
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5
]
伊勢谷萩衣
PC
04/24 10:41
刀の届け先を、うっかり忘れる。
お陰で歌仙に会えたが、有堂とかいう外人もどきにも会っちまった。
あの野郎、奈緒に手を出そうとしやがったただけでなく、歌仙にまで…。
惚れただ何だと浮かれ騒ぐ前に、本命の尻尾をガッと掴んどきやがれってんだ。
それと、どうやら俺は歌仙に惚れているらしい。
アイツがどこの馬の骨とも知れんヤツに持ってかれんのは、どうにも我慢ならん。
もしかして俺はアレか、面食いってヤツか?
何ともしまらん話だが、惚れたもんは仕方がない。
何だ、認めちまえば案外すっきりするもんだ。
正親さんは、いったい何を考えているのか。
御堂を俺から引き離し、俺の手で葬らせ、いったい何がしたかったのか。
美作らに言わせりゃ、俺を縛り付けときたかったらしいが、結果里から出ることになった。
俺にはもうあの人が分からん。
最近、蓮のヤツがイジメを受けんようになったらしい。
やはり原因はあのガキだったようだ。
自分の不幸を何かのせいにしたいのは分かるが、それで周りに当たり散らしても解決にはならんだろうに。
男ならぐだぐだやってねえで、打開策を考える努力をしろ。
ガキだろうと何だろうと、男が甘えてられんのは、親の乳が飲めるうちだけだ。
巫女姫から呼び出しがくる。
今回長くかかるらしい。
蓮の面倒は美作に任せてあるし、何かあれば歌仙が何とかしてくれるだろう。
俺の居ん間、奈緒と歌仙が危ない目に遭わなけりゃいいが。
想いを残したまま、離れたかねえな。
まったく、らしくねえ感傷だ。
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4
]
伊勢谷萩衣
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04/03 08:39
歌仙が忍び込んできた。
まったく、どこまでも猫の子のようなヤツだ、よもや奈緒の部屋で寝てるとは呆れてものも言えん。
しかも蓮と一緒に寝るとは。
まあ訪ねてくる分には構わんが、と言うか却って歓迎なのだが、奈緒の部屋を使わせる訳にはいかん。
可哀想だが仕方がない。
いずれ歌仙が潜り込み安いよう、中心から離れた部屋を作っておいてやろう。
俺の部屋では辛かろうからな。
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[
3
]
伊勢谷萩衣
PC
03/01 13:38
十の剣を打ち終える。
銘を『天香国色』と付ける。
櫛状峰造短刀、まあ有り体にいやソードブレイカーってこった。
刃渡り40cm、持ち手にゃあ象眼で紅玉を模した紅い立方晶ジルコニアをはめ込み、内側を削って透かせば牡丹の紋様が浮き出るようにしてある。
本当なら本物の紅玉を使ってやりたかったが、流石に高価すぎて諦めた。
美作の髪が、これ以上禿げてもな。
蓮を隣の保育所に通わせることにした。
俺のように学舎も知らんで育つのは、教育上良くないと酒匂がうるさいのでな。
それ自体は構わないのだが、いらん事を聞きかじってくるのは頂けん。
先日など『うちは男夫婦だから、女手がなくて大変』などと言われたらしいが、
誰が男夫婦か!
抗議してやろうと思ったが、火に油を注ぐだけだとか美作が言いやがるものだから仕方なく堪えてやったが、今度下らねえこと言いやがったらただじゃおかねえ。
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[
2
]
伊勢谷萩衣
Android
02/28 21:14
先日酒場で歌仙に会う。
蓮の事を伝えたが、俺が生んだと思いこんでるらしい。
斎藤といい歌仙といい、何故もこう思い込みが激しいのか。
まったくもって理解しがたい。
蓮の部屋を子供らしい部屋に改装する。
奈緒の部屋が海を主題としているから、蓮の部屋は空を主題とするのがいいだろうと、大工や業者と話し合い仕上げた。
室内を見た蓮の喜びようが、何とも微笑ましいものだった。
店舗も出来たし、そろそろ真面目に働いて美作の負担を減らすとするか。
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